Transparent lie

新しいバイト先で働き始めたんだ。今日。初日。

同じようなミスを五回ぐらい繰り返して
テンぱりまくって、ドモって　キョドって正直、死にたくなった。

教えてくれた人は、とても優しい人で怒らず丁寧に教えてくれたが、
その優しさに、全く答えられていなくて、もう…なんか消えたい。

慣れない場所では、いつも頭真っ白になる。
全然、頭が働かない。無能だ。この上なく無能だよ。俺。

せめて元気にやれればいいのに、↑みたいな状態だから
まともに言葉も出てこない!!　ボソボソしてしまった!!

キモい!!　俺キモい!!!!



あーーーーーーーーーーーーーーーっ　もう!!!

　

先日、チェーン展開している某居酒屋で
一人酒していたんだが、

斜め前の席の集団で

男1「いっぱいの『い』を『お』に変えて言ってみて〜」
女1「や〜だもう!!馬鹿ぁ!!鈴木君」
男2「あははは!!頑張れ〜まおちゃん」
女2「出たも〜このエロ男ぉ!!」

というやり取りをしていた

……鈴木君とやら、君に一言言いたい。

女性に無理やり恥ずかしい言葉を言わせようというのは許されざる行為だ!!
俺レベルの紳士からすれば「ゲス野郎」としか言いようがない。


……あと、それだと「おっぱお」になるがそれでもいいのか？
それはそれでエロいか？　エロイのか？　

突然ですが次の８単語の中から
一つ自由に選んでみてください

＜消費税　収穫　葬式　アルミ　筆　お箸　数珠　半紙＞


選びましたか？
では今度は、その単語と関係あると思うものを
次の８単語の中から選んでください。


＜体育館　一円玉　グラタン　米　牛乳パック　墨汁　砂漠　喪服＞


はい。ありがとうございます。
選んだそれを強くイメージしながら次に進みましょう。
そのものの特徴を、次の８つの中から選んでください。


＜赤い　長い　小さい　明るい　広い　黒い　鋭い　早い＞


それでは最後に、その特徴に当てはまるものを次の8つの中から選んでください。


＜シマウマ　錦鯉　ヒマワリ　アリ　イルカ　柴犬　モミの木　カマキリ＞



選びましたか？
あなたが何を選んだのか俺にはわからないけれど、


…この日記の右上を見てみてください。

グリコ　SQUEEZE のCM。
http://www.glico.co.jp/squeeze/09_cm2b.htm


コレ見るたびに、気が気じゃないんだが
………痔持ちの俺としては。

そこんとこどうなんだ。浅野忠信。

全裸で。パソコンの前　正座。
髪もまだ濡れてる。

あれ？　画面の前で
俺のセクシーショットを想像して鼻血吹いた人、挙手。


　ハイ。どーぞ使って。　（ﾟ∀ﾟ　）つ　【ｽｺｯﾃｨ】　



……一体、何を書いているんだ。俺よ。
しかも滅多に使わない顔文字まで使って。

うっかりココ開けた人ドン引きだよ。
待って！待って！ブラウザ閉じないで。そこの人。
違うよ。変態じゃないよ。仮に変態だとしても　変態という名の紳士だよ。

……週末に向けて、着々と溜まってきているようです。
栄人です。

別に何したわけでもないんだけどな。
いろいろ溜まってんだよ。いろいろ。何がとは言わないけどな。

部屋の掃除もしなくちゃだよ。コレ。
あーもう何この部屋？誰がこんなにしたの？
まるでゴミ溜めじゃねーか。オイ。

頼むから誰か掃除しに来てやって。ホント。

…いやカーちゃんと姉ちゃん以外で。
あいつらはいい。ホントいい。拒否。

見つけられたくないもんだけ見事に見つけるから。
ほんとあいつら名探偵だから。真実見つけてきちゃうから。

見つけるだけじゃ飽き足らず
あまつさえ、机の上に置いてくから。
やめてほんと。それだけは勘弁。

ちなみに姉ちゃんに関しては、断固拒否。
これ以上ねーってぐらい散らかってる俺の部屋を
改善どころか悪化させるっていう神業持ってるから。

この前なんか掃除してやるっつってうちに来といて、
人のスラムダンク読み漁ったからね。あの人。

『ねー栄人　26巻どこ？　みっちーと安西先生の名シーンがみたいの〜』

とか言うしね。（あと、あのシーン27巻だしね。）

結局、スラムダンク読み終えて今度バカボンド読み始めた姉
ほっといて自分で掃除したし。あげく夕飯まで二人分作らされたし。

もうね、正直どんな詐欺かと……。


あの時ばかりは諦めたよ。
あきらめざる負えなかったよ。安西先生。

アパートまでの帰り道。
桜の花びらが散っているのを見た。

…そういえばアンタは桜が嫌いだったね。

『桜が美しいだなんて誰が決めたんだよ。
「ハラハラと舞い落ちるその姿が潔い」なんていう人もいるけど
　…そうは思えない。どうしても。

　美しく舞い落ちたようにみえる白い花弁は、
　道行く人々の足に踏みにじられて…

　白かったころの面影もないほど薄汚れて…
　それでもなお、土に還ることもなくアスファルトにしがみついて
　…あんな無様な花はないよ』

って苦虫噛み潰したような顔でアンタが言うから

何か言い返したくなって、

『…潔いかどうかは分かんないけど
　どんなに踏みつぶされてもめげずに毎年咲くんだから、
　根性はあるんじゃない？』

って僕は言ってみた。

珍しい僕の反抗に驚いたのかなんなのか、
あんたは少し目を見張ってこっちを見て。

僕が振り返ると、すぐに目をそらして窓のほうに顔をそむけた。
でも赤い耳と窓に映った憮然としたアンタの顔は確認できたよ。

今思うと、アレ
ああ言えばこう言う理屈屋のアンタに、僕が唯一勝った瞬間だったね。




……あの冬の日から、僕に春は来ない。
アンタが僕の目の前からいなくなった日から、もう何年経ったんだろう。

この世界は、何ら変わりなく進んでいるけど
僕の人生の歯車だけが空回りし続けている。

何も見ても、何に触れても
思い出すのはアンタいたその頃のことばかりで

…自分のことながら馬鹿みたいだ。
過ぎた時間は帰ってこない。そんなこと僕が一番分かっている。


わかっているけど、願わずにはいられない。
僕は、やっぱり馬鹿なんだろうね。

……って嘘だとわかった先日の話。

ロッカーで帰り支度している俺に、話しかけてくる暇人がいた。

「…栄人さんってさぁ〜、好きな子いるぅ？」

『茶髪』（仮名）である。
このクソガ…もとい若者は、ホントに俺が疲れてる時に
より一層疲れる話題を提供してきやがる。

「…なんで？」
といった俺の声がものすごく低かったことを誰が責められようか。
いや誰も責められまい。（反語）

茶髪は俺の声のトーンなどお構いなしで続ける。
「いやぁ〜最近ちょっと気になる子とかできちゃったりしてですねぇ〜」

「そっか。それはよかったね。…じゃぁ!!」
と俺は話題をぶった切ってドアノブに手をかけようとしたが…

「つ〜め〜た〜い〜」と茶髪の呪詛が引き留める。

煩い!!何が悲しくてお前の甘酸っぱい話につきあわねばならんのだ。
そもそも、そんな相談を俺に持ちかけるのが間違いだ。

お前、俺が今から帰るのは誰もいないアパートだぞ。
つーかここ２〜３カ月ほど、俺以外の人間が入っていない部屋だぞ。
（…年末は確か姉ちゃんがきたからな。）

そこんとこ考慮した上でその話題をあえて俺に振ってきたのだとしたら
俺はお前に慰謝料を要求する。（心理的苦痛的な意味で）

と思ったが、当然ながら俺は大人なのでそんなことは言えるはずもなく
大人らしく笑ってやんわりとお茶を濁した。

俺：「相談されても困るよｗ俺、モテる人間じゃないもん。」
茶髪：「そ〜だけどぉ〜」

…オイ。肯定すんな。この野郎。

俺の額の青筋を知ってか知らずか茶髪はフォローだか
なんだかわかんないことを言い始める。

茶髪：「でもぉ〜栄人さんってぇ　割と人あたりイイッつーかぁ〜　
　　　　当たり障りないっつーかぁ〜　可もなく不可もないっつーかぁ〜
　　　　人から嫌われなそうな感じがするからぁ〜　
　　　　そういうのどうすりゃいいのかなぁ〜と思って」

…………………よし。わかった。
お前、敬語とかもういいから死んでくれ。
お前が俺を嫌いじゃなくても俺はお前が嫌いだ。大嫌いだ。

一気にめんどくささが倍増したので
さらっととりあえずなんか言ってさっさと帰宅するのが一番だ。
と俺の精神衛生管理局が結論付けた。

よし適当なアドバイスをして帰ることするぞっと

俺：「わかんないけど、相手褒めれば？褒められて悪い気する人いないだろぉ？」

…っていうのは、ある人の受け売りなんだが。もうこの際何でもいい。帰る。
そんな俺の気持ちを察してくれない茶髪はまだ続ける。

茶髪：「たとえば〜？」

…自分で考えろ。頭を使え。頭を。ってよく俺も怒られたもんだが、
先生俺、今あなたの気持ちがやっとわかりました。

俺：「何でもいいよ。気がついたこと褒めれば。そのストラップいいですねとか
　　　その服似合いますねとか、髪の色いい色ですねとか・・・」

メガネ：「いい尻ですねとか？」

…さらにめんどくさいのがロッカー室に入ってきた。メガネ（仮名）だ。
コイツは頭の回転が速い。速いがどうしてその方向性が間違っている。
メガネのくせに不真面目で、メガネのくせにエロい。
黒縁メガネもこんな奴にかけられるのはさぞや不本意だろう。

というか、神様は俺をどうしても家に帰したくないのか？


スライムが仲間を呼び寄せたときの画面を見る目で俺はメガネを見つめたが
やはり、メガネにも俺の思いは届かなかったようだ。

…日本人はいつから『察する』という大切な文化を忘れてしまったんだろう。

俺：「…それはセクハラだろ。」

メガネ：「はい。男女兼用で使えるセクハラ発言です。」

茶髪：「一瞬でそーゆーの思いつくってすごいっすよねぇ〜」




…俺は、久方ぶりに会話というものを放棄して、家路に向かった。
そろそろ本気でここをやめよう。と心に誓いながら。

携帯電話のアドレスを変えてみたんだが
…正直、失敗した。

迷惑メールが来てしょうがない!!

『お待たせしました』
『フレアイパートナーを紹介します』
『今すぐホテルへ直行確実』
『今日わ安全日だよぉ〜』
『週末は主人が留守なのでお会いしたいのです』

一日にしてこの成果。
人妻から女子大生からもうやりたい放題。

一瞬、あれ？モテ期キタコレ？
って勘違いしそうになったわ。マジで。

特に最後の人妻なんか
「泊まり込みで仕事なのか浮気相手とバカンスなのか
分からないけれど、週末は主人が留守なんです。
いきなり帰ってくることは考えれないので、週末会えませんか」

…後者ならまだしも前者だった場合、かわいそじゃね？
企業戦士　乙ｗ　つか、前者帰ってくるだろJK。

「家が不安でしたら外で会ってもらっても全然平気です」

………なんというビッ…いや言うまい。
っていうか、どんな美人でも人妻と知ってたら
しょっぱなから自宅には行きたくないよ。怖いし。
お試し期間に相手のテリトリーに入るヘマはしちゃダメだと思うな。

「まずはご飯でも一緒に食べて楽しい時間を過ごしたいですね」

………奢れと？

「私の顔見てから…でしたらすぐ写真送りますので、
とにかく返事もらえますか？　待ってます。　由美」

どんだけビジュアル自信あんだｗアンタ。
正直、写真見てから決めてっつーのは（多分私のこと気に入るよ）
っていう見えない（）があっての言葉なんですよね。奥さん。

すげーなー。美しいってwww
俺の人生において言えそうもない言葉だよ。

でも最初低姿勢だった感じなのに、
最後のほうになると若干力技な感じになるのがいささか残念。

個人的には、強引でしたたかな人妻より
３歩下がって後ろ付いてくるような人妻の方が好みなんですけ…






………………新年度、早々なに書いてんだ。俺。