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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2011/12/27 (火) 厚労省は労働者をどうしたいのでしょう?


現在10:00です。

今朝の新聞に、パートでも5年働いたら正規雇用すべしといった厚労省の発表があったのだけども、これはどういうことなのだろう? しかも、労働者が希望しなければ6か月のクーリング期間を置いて、また元通りの非正規雇用で働けるというザル方式。

さっぱりわからない。

おおかた、雇用保険と社会保険、年金を整備して、財源確保といきたいというのだろうと思う。

今時期、TPPで雇用が増えるだの、第一次産業が打撃を受けるだのいうのだけども、個人的にはアメリカの言うことはアメリカの国益ありきなので、交渉のテーブルにつくのはいいけど、OKばかりではだめだろうと思う。韓国はえらい目にあったというし。

日本の人件費が高いということを言われて久しい。安くていい商品という評価は韓国や中国、インド、ベトナムに移っているし、これから日本がどうしていくかというのは現役世代には大きな問題だ。

社会保険の財源を求めるには、自分は消費税増税だと思うのだけど、ダメみたいだし。では、公務員が掛けている共済を一般化ではどうだってんのもダメなんでしょう。もう国債発行し過ぎでないと予算組めないってのを政府はもっとアピールすべきだろう。それと、日本が買っている他国の国債の収支とかをちゃんとわかるように発表してほしい。それを盾にアメリカと交渉できると思うのですがだめなんすか?


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 ■ 2011/12/26 (月) 因果論ですべては説明できない


現在9:40です。

この3連休は、ラジオ勤務があったので、昼間は休みだが、夜は仕事という3日間だった。昨日は、家族が出かけたので、家に1日中居た。ラジオ勤務まで。

新聞の集金が来た。

キリスト教系の新興宗教が冊子を持ってやってきた。「今年は大変な年でしたね。災害は天罰だと思いますか?」てなことを言われて、2009年に家を流されかけたこの地区で言うのかと思ったが「いいえ」と答えた。

「そうですよね」とか言いながら、その人は聖書を開き、「政府は他の政府と争い、人は他人と争う」という意味の一節を示した。せっかくのクリスマスなので、今回は「はぁ。そうですね」と答えておいたが、その後、冊子を読むと「災害は神の怒り」と書いてある。

就職を含む、あらゆる社会現象というのは、「こうしたからこうなった」という因果論では片付けられない。リストラだって、そうだろうと思う。ただ、原因がないと不安になる場合もあるので、その原因探しをしたりする心理ってものもある。
 だけど、災害にあって、家族知人が死んだ人に、それが天罰だなんて、外野が言うことほど思い上がりで不遜なことはない。

因果論ではすべては片付けられないし、片付けてはいけないと思う。


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 ■ 2011/12/22 (木) ライフライン


現在10:13です。

退職して20日が過ぎたのだが。気が付いたら離職票が来ていない。こっちは自営業の事務所に戻っただけなので、雇用保険を受給しようとは思わないが、もしものときに備えて、もっておきたい書類だ。

以前のサラリーマン退職時の健康保険の失敗から。今回は早めに国保と社保の任意継続の金額をしらべて、任意継続の手筈を整えたのだが、勤め先から書類が出ていないので、そこから先に進まない。
 間の悪いときは悪いもので、娘がメガネを新調するのに、眼科医に行かねばならなかったり、時節柄、子どもが風邪をひくことも考えられるため、早い入手が望まれる。もちろん、いまの時期、全額負担で、あとで帰ってくるってことも知っての話だ。現金出るのを抑えたい。

一緒に任期満了で退職した人は、独身で実家暮らしだからなのか、そういうライフラインに対する危機感がない。もらった健康保険証もなくしたほどだ。(む? もしかして、これで手続き止まっている?) 「いやあ、医者に行ってないですから」って、自慢するように言うんだが、そういう問題ではないだろうに。

退職時の手続きは、各企業で人事とか総務が説明するんだろうけども、小さい会社ではそんなことがなく、いわんや喧嘩別れだったら、ほっぽりだされるのがオチなのかもしれない。ハロワに行けば、教えてくれるけど、こういうことは退職前によくよく知っておかねばならない、と思う。

ネットで見ればわかりますって話なんだけど、若くて実家住まいだったら、たぶんそういう危機感ないと思う。


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 ■ 2011/12/11 (日) 格差社会について


現在19:26です。

ここんとこ、町山智浩氏のコラムや映画の本を読んでいる。アメリカの実情ってやつのコラム。これを読んでいると多民族社会で歴史が浅い国ってのは大変なんだなと思わされる。

マイケル・ムーアの「シッコ」を見た時も衝撃だったけど、アメリカの格差の凄さは半端ない。サブプライムローンのエゲツさ。健康保険が機能しない社会。戦争という公共事業。ホワイトトラッシュ。貧困ゆえに、安いファストフードを食べる。だから太るという皮肉。

これがこの先の日本であるとも言われると、心が寒くなってしまう。


昨日、人と酒席をともにして、話していると、今年は日本人はよくがんばったよねという話題になった。東北の人は偉かった、と。

その人は、東北だから暴動も起きなかったという。関西だったら、どうなっていたか解らない、と。

俺はそれは違うんじゃないのか、と言った。関西人だって、ちゃんとするに違いない、と。



口論

狭い日本で、あの地域はどうで、この地域はどうだっていう論旨が気に食わない。それは、今住んでいる、狭い街でもあの地区はどうで、この地区はどうだって話になるからだ。差別を助長する考え方だとおもう。住んでる場所だって選べない場合が大半だろう。

アメリカの最低賃金は日本よりも安い。ウォルマートの店員は、社員でも福祉を受けなければ生活できないという。で、健康保険がないから、家族に病人が出たら破産だ。



話かわって。

俺の地域で深夜に求人誌のCMが流れる。そのCMのあと、その求人誌を作っている会社の系列の人材派遣会社のCMが流れる。「キャリアカウンセラーがあなたの適職を探します」っていう。そのCM見てると、とっても不快な気分になる。



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島ちゃん 地域による格差はや県民性は確実に存在しますよ。それがまぎれもない現実なんですから。 (11/12/21 23:22)


 ■ 2011/12/06 (火) 役所の仕事


現在9:13です

また自分の事務所に帰ってきたので、更新頻度は高くなるんじゃないかと思います。よろしくお付き合いください。

11/30で任期満了した行政関係の仕事は、いろいろ勉強になった。いままで、自分が扱っていた仕事の「言語」と違う「言語」による業務は、戸惑いっぱなしだった。社会法人というものは、民間でも行政でも、外に物を言うには、えらい手間のかかることなんだなと思った。外に向ける文書、プレスリリースはすべて、部内で検査され、印鑑たくさん押されて外に出る。これはすごいチェック機能だ。こうして、よく言えば、スマートな、悪く言えば小難しい文書が出来上がるのである。

また、部署にもよるんだろうが、とてもマスコミを意識している。広報に関して、敏感である。幼稚園児を集めて序幕したり、放流したり、掃除したり。すべて、マスコミ受けを狙ってのことだ。なので、プレスリリースにはえらい力の入れようだ。これでは、報道する社によっては、自分が権威者であるかのような錯覚を覚えるも無理はないと思った。

今回の仕事で、自分は、行政のキャラクターを使った商品を制作して、商売をさせてもらった。なにより、これによって、イベントの現場が増えて、それはつまりスタッフを使う機会が増え、スタッフの雇用もさることながら、自分の会社の錬度が上がった。加えて、顧客も喜んだ。だれもが、納得しての仕事が生まれた。他社も結構、商売になったようで、経済効果は高かった。

行政イベントの終了とともに、そのキャラクターの版権が切れた。正確には、同じキャラクターだが、管理課が変わった。
 こっちは馬鹿正直に新しい管理課に申請を出した。要項に記載はあったのだが、営利目的は禁止ということで不許可になった。使用料を取らない代わりに、商品化はNGだという。



??

なぜ、経済効果があったキャラクターを使用しないのか? まだ在庫を持っている企業は販売をしてはいけない、という。しかし、まだ市場に商品はあり、取り締まる気配もない。こっちだって、申請せずに商売しようと思えばできた、のである。
  地域ブランドの確立とか、地産地消を促進だとか、で税金を使っているのに。せっかく、行政の持ち出しなしで商売できそうなブランドが出来そうなのに、行政でその芽を摘んでいるのである。商品化手数料は微々たるものかもしれないが、それで企業が売り上げを立てれば、雇用も増えるし、税収だって増える。景気への影響もあるだろう。

それをすべて潰している。

 理由は、一つには、もうすぐ知事が勇退するから。そして、商品化手数料の徴収、管理と言った「現金」を扱うのを嫌っているからだと思う。知事が旗振りして始めたイベントなので、その知事がいなくなったら、あとは知らないということ。キャラクター使用料を有料にすると、その計算とか、徴収とか、それをいつまでやるんだとか、面倒なのだと思う。

これが役所の仕事。


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