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爺放談


 ■ 2009/10/18 (日) 愛と青春の旅立ち・・・・・21


「それでだ・・・・・」


男はタバコに火を点け、話を彼の目的の方に戻しました。


「君に話したと思うがあのお店は私の店だがそれだけではない」

「はい?」

「彼女の持っている物全てが私によるものだ!」

「えっ?」

「彼女の持っている物、例えば家もそうだ!」

「えっ!あのマンションもですか?」

「そうだ!あのマンションもマンションの中にある全ての物、それ以外にもあるぞ!彼女の着る服、靴、歯ブラシに至るまで私が用意したものだ!」

「そ・それはどうして・・・・」

「当たり前だ!彼女が前の男と手を切った時、彼女は無一文だった!それを私が現在までになるまで面倒を見たのだ!」

「そ・そこまでして・・・・・」

「私は彼女がいずれ夜の世界で金を生むと踏んだからだ!それまではある程度は投資せねばならん!」

「失礼ですがそれ以外の意図は無かったのですか?」

「それ以外とは?」

「い・いや・・・ママを・・・・・」

「バカか?私がママを女として見ているか?と言う事か?」

「はい・・・・」

「私は今までその様な感情にとらわれた事は一切無い!私が見る女も男も、人間全てが金だ!そんな甘っちょろい感情はこの業界では命取りになる!常に相手の隙を伺っているのがこの業界だ!そこで生きてこれるのは甘い感情をすてた者だけだ!」

「・・・・・・」

「君が言っていた、私が彼女を縛っていると言うのは間違いではない、確かに縛り付けている!しかしそれは彼女も望んだ事だ!前の男からの一件で彼女をもう誰も助ける者など居ない!だから彼女は私に近づくしかなかったのだ!」

「・・・・・・」

「それも全ては金のためだ!金が無くては彼女も生きてはいけん!私は彼女の可能性に出資し、彼女はそれに応じただけだ!」

「・・・・・・」

「さーどうする?ここまで聴いてそれでも君は彼女を私から奪う事ができるのかね?」

「・・・・・・」

「どうした?なんか言ってみろ!これぐらいで言葉を無くしたのかね?」

「違う!」

「うん?」

「なんかが違う!」

「何が違うのかね?」

「ママの人生がこのままだとおかしくなる!こんなのがママの人生じゃない!」

「人生???ふふ!またなんかおかしいことを言い出す!ふふ!まー良い!聞いてやる!話してみろ!」

「こんなんじゃママが寂しすぎる!これじゃ奴隷じゃないか!」

「奴隷?」

「そうだ!これじゃ奴隷だ!ママは貴方の奴隷でしかないじゃないか!そんな事は今の常識ではおかしすぎます!ママも一人の人間なんです!自由に生きる権利がある!恋愛もする権利がある!それを束縛する権利は誰にもありません!」

「ふふふ!いかにも君が言いそうな主張だな!」

「何がおかしいのですか?」

「おかしいから笑っただけだよ!」

「なら理由を言ってください!僕が言った事がおかしい理由を!」

「君は何のために生きているのかね?」

「またさっきの質問みたいですね!そして貴方はそれも金と言いたいのでしょ?」

「そうだ!君も彼女も・・・・そして私も結局は金の為に生きているんだ!その意味では世の中全ての人々は金の奴隷なんだ!」

「そんなに金が重要なんですか?」

「重要だ!そんな奴隷も金で開放される!金が有れば一時の時間が買える!その買った時間の中で人は自由を手に入れるのだ!唯一その時間だけが自分を奴隷から開放してくれるのだ!」

「もうそんな事は聞き飽きました!僕はそうは思わない!僕は自由に恋愛もしているし自由を謳歌しているつもりです!そしてママにも僕のように生きて欲しい!それだけなんです!」

「それでどうしたのだ?私はもう既に彼女に相当出資している!まだまだ彼女は私の出資した金額を回収するには程遠い働きしかしておらん!そんな彼女を私が手放すと思うかね?」

「・・・・・・・」

「君のような青二才が偉そうな美辞麗句をどれほど並べた所で現実は何も変わらんぞ!」

「払います・・・・・」

「うん?聞こえんかった、もう一度言ってくれ」

「払います!」

「払う?何を?」

「僕が一生掛けてママに費やした金を全部払います!」

「は!?」

「僕が全部返します!だからお願いします!ママを・・・・ママを解放してやってください!お願いします!」

「本当に君って男はおめでたい奴だね!私がそれを聞いてハイよろしく!とでも言うと思うかね?」

「思いません!しかし・・・しかし僕にはそれぐらいしか思いつきません!なんとか!何とかお願いします!」

「こりゃ病気だ!あのね、あんまりこの業界で生きている人をなめちゃいけないよ!」

「なめてなんかおりません!しかしこれしか思いつかないんです!お願いします!どうか・・・どうか分ってください!」

「私は慈善事業をやっているのではない!そんな話は市井の人間相手にやってくれ!この業界ではどんな事も現金取引だ!そこの所は肝に銘じろ!君はそんな人間を相手にしているんだぞ!もっと真剣になれ!」

「でも・・・・真剣です!本当です!真剣なんです!」

「それより仮に私が君の申し入れに首を縦に振っても当の彼女はそれで本当に喜ぶかね?」

「えっ?」

「なんか君の話は全て彼女もそれを望んでいることが前提の話なんだが君の意思は彼女に伝わっているのか?」

「そ・それは・・・・・」

「なんだ?どうした?」

「いや・・・・まだはっきりとは・・・・」

「なんだこりゃ?ひょっとするとお前の独り相撲か?」

「そんな事は絶対無い!ママも・・・・ママもそれを望んでいるはず・・・・」

「なんか頼りない話だな、ふふ!ひょっとするとお前は彼女に騙されているかも知れんぞ?」

「それはありません!絶対そんな事は無いです!」

「本当にそうか?怪しいぞ!なんせ彼女は銀座で働く夜の女なんだぞ!そんな女の戯言を信じちゃって良いのか?」

「僕も一応営業マンのはしくれです!人の心を読むのが仕事です!自分の直感を信じます!ママは嘘をついては居りません!」

「なんだ?彼女とはもうそんな仲になっているのか?」

「えっ?い・いや!そんな意味じゃ!」

「ふふふ!まー良い!私は最初にも言っているが自分の店の事は隅から隅まで何でも知っている!つまらん隠し事はせんで良い!」

「・・・・・・・」

「まー実を言うとこの件については私も困っていたのだ!」

「はい?」

「どうも彼女は本当に君の事を男として意識しているみたいなんだよ!」

「えっ!」

「これは私にとっては本当に困った問題なのだ!契約違反なのだ!」

「どう言う事・・・・・」

「夜の女に特定の男の影が客に知れたら客はしらける!それが店の顔であるママがそうなってしまえば致命的だ!」

「・・・・・・」

「銀座を生き抜くということは恋愛など御法度だ!しかし多くの女達はどうしてもその誘惑に負けて銀座を後にしていく」

「・・・・・・」

「銀座に集まる男達はそれなりの男が集まってくる、恋愛経験豊富な男達ばかりでおまけに金も持っている、そんな男共に次も金を落とさせるには役者以上の演技を求められる、しかし本当に好きな男が出来た場合女と言う生き物はどれだけ最高の演技をもってしても直ぐばれてしまうのだ!」

「・・・・・・」

「こうなってはどんな女であろうと限界は近い!ましてやそれが店を任されているママとあっては致命的なのだ!これは私に対して彼女の契約違反の何者でもない!背任行為だ!」

「そ・それでどうしようと?」

「さすがの私でも感情までコントロールするのは難しい、金を使えば出来なくは無いがせっかく金を回収する目的で出資してきたのにこれ以上彼女に使うのは何をやっているのか意味が分らん!」

「それで・・・・・・」

「そこでだ!実を言うと君にここへ来てもらったのは私にとっても好都合だったのだ!」

「えっ?」

「私は彼女に見切りを付けようと思うのだ!」

「えっ?見切り?ですか?」

「そうだ!見切りだ!」

「ではお店は?」

「店は存続させる!彼女にはもちろん辞めてもらう!代わりは他にも居る!このまま彼女で続けて行くよりよっぽど良い!これ以上損失を出してしまっては取りかえせんようになる!」

「それは僕にも責任が有るということですよね?」

「確かに私にとっては君の存在は目の上のたんこぶだ!しかしそれは君に責任は無い!店に来る客は君と同様ある程度はホステス達に同じ思いを抱いているしそれがなければ店は潰れてしまう!」

「・・・・・・・」

「重要なのは彼女がもうそういう感情を抱いてしまったと言う事だ、そこで君に相談だが・・・・」

「はい?」

「彼女を買ってくれんか?」

「は?!」

「彼女を買って欲しいといっているんだ!」

「は!?ママを・・・・ママを買えって???」





つづく



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はいむるぶし にゃ〜ごっち と言う訳で我が愛しのアイドルにゃ〜ごっちはこれからも私宛にコメントヨロピク!^^これこそごり押し!^^ (09/10/24 18:32)
はいむるぶし 告発者っち いーーーや!幻想ではない!にゃ〜ごっちは私の永遠のアイドルである事は疑いの余地は無い! (09/10/24 18:31)
告発者 年老いたファンの為に日記再開したら・・・アイドルさん(≡゚∀゚≡) (09/10/20 23:09)
にゃ〜ご 私は元気に不細工ですよ〜♪いぃイメージ持ってくれてるんですにゃwありがとう^^ (09/10/20 18:49)
告発者 ダンナその永遠のアイドルは幻想だぜ( ̄ー ̄)  (09/10/19 18:53)
はいむるぶし 告発者っち 私ぐらいになると顔を見ずとも文面から分るのだ!おぬしもまだまだ若い!^^ (09/10/19 15:04)
告発者 顔を見てから言え^^ (09/10/19 02:48)
はいむるぶし おぉ〜〜〜〜!にゃ〜ごっち!おひさ!どうですか?元気にしておりますか?由良っちがいなくなってにゃ〜ご節が聞けないから寂しかったぞ!もっとコメントくださいな!・・・・何を言っておるのだ!私にとってはにゃ〜ごっちは永遠のアイドルだぜ!^^ (09/10/18 23:30)
にゃ〜ご それくらいいぃ女になってみたぃもんですにゃw (09/10/18 23:14)
はいむるぶし ビタミンFさん 初めてのコメント本当に有難うございます!そうですか!ワクワクしてくれますか!嬉しいですね!描き甲斐があります!そうなんです!私の友人の話なんです!細かい部分では私の想像も入り込んでおりますが大筋でノンフィクションであります!これからもよろしくお願い致します!^^ (09/10/18 23:01)
はいむるぶし ここへさん 銀座のホステスが男の影を背負っちゃあきまへんがな〜!そりゃ詐欺でっせ〜!って言うか銀座そのものが詐欺ですね!^^ (09/10/18 22:58)
はいむるぶし まりあさん いえいえ、まだもうちょっと続きますよ!今後も期待を裏切らない驚きと感動の超大作を乞うご期待!^^えっ?そこまでじゃない?すみません!言い過ぎました!^^ (09/10/18 22:55)
ビタミンF 毎回、読ませて頂いています。ワクワクさせてもらってます。え!これはノンフィクションだったんですか? (09/10/18 22:30)
ここへ ひさしぶりで随分まじめな話になってますね。ママがお客に恋愛感情を持ったぐらいで経営に支障がでるのでしょうか?これはノンフィクションですよね?社長はママを1億で買えというのかな? (09/10/18 21:11)
まりあ 飼うってどうなるんでしょう。。。いよいよラストですね(*^_^*) (09/10/18 20:54)


 ■ 2009/10/07 (水) 愛と青春の旅立ち・・・・・20


「お前はママの背中を見たことがあるか?」

「えっ?い・いえ・・・」


いきなり男は質問してきました。

しかもその質問はママの核心をいきなり突く様な質問で、彼は知ってはいましたがあえて知らないフリをとりました。

それはもし「知っている!」とした場合「どうして?なぜ?」と返って来るのは火を見るより明らかで、その返答如何では自分にももちろんママにも迷惑が及ぶ可能性が合ったからです。


「そうか!まだ知らないか」

「何か有るのでしょうか?」

「ママの背中には立派な彫り物があるんだ!」

「彫り物?」

「そうだ!立派な天女が背中を舞っている!」

「えっ?そ・そうなんですか?」

「その意味をお前は分るか?」

「えっ?そ・その意味って・・・・・」

「そうだ!ママは以前有る男と付き合っていてその時の物だ!」

「そうなんですか・・・・・」

「それはまだママが学生だった頃、お小遣い欲しさに夜の世界へ足を突っ込んだ時、ある男に夢中になり、その男にそそのかされて入れたんだ」

「・・・・・・・」

「ママも当時は世間のせと言う文字も知らないまだお嬢さんだった、そこをその男は着け込み、言葉巧みに背中に彫らしたんだろう・・・」

「それで?」

「惚れた弱みもあったかも知れん、その男は彼女を本当の夜の女に仕上げようとし、彼女はそんな男の企みなど微塵も気付かず、後に気付いてももう後の祭りさ・・・」

「その男とはいったい・・・・・」

「組の者さ!」

「組の?」

「ちんけな奴だ!女を専門にしているゴロツキだ!良い女を次から次へと引っ掛けちゃー店に入れてその店から相応の金をふんだくる、入れた女が人気が出れば店から毎月報酬を貰い、当然女の給料もピンはねする!」

「・・・・・・」

「最初は女も何の疑問も持たずに働くがしばらくすると疑問を持ってくる、そんな時は話で言いくるめるか、それでもダメなら完全にその女を売り飛ばす!そんな事を繰り返しているのだがママの場合は疑問を持たれる前に引導を渡す方法を取ったみたいだ!」

「それが・・・・」

「そう!それが彫り物さ!こんな物を入れちまうと堅気にはもう戻れない!ママも後で気付くがその時既に遅しで、もう友達も両親も身内全てに相談など出来やしない!」

「・・・・・・・」

「奴はそれ程ママを高く買っていたんだ!ママは夜でかなり稼ぐだろうと・・・・」

「そ・それで・・・・」


彼はある程度は想像していましたが、ママの過去のその後も続く男の話に釘付けになっていました。


「私がママの働く店に顔を出したのはそれからしばらくしての事だった」

「・・・・・・」

「初めはただのお客の一人として通っていたんだが、ある日を境にママが私によく相談事を持ちかけるようになった、そうして私とママは普段外でも会うようになった!」

「・・・・・・」

「そうしたある日、ママは私に助けを求めた!」

「助けを?」

「そうだ!ママに付きまとうあの男と切り離して欲しいと!」

「そ・それで?」

「ママもその時はもうすっかり夜の女だった、だから私にあの男と同じ匂いを嗅ぎつけたのだろう、私にしかこんな事は頼めんと・・・・」

「・・・・・・」

「しかしいくら私でもこれは難しかった」

「なぜですか?」

「お前この業界を知っているか?」

「い・いえ・・それほどは・・・」

「まあそうだろうな!この業界はやってはならん事がいくつか有る!一つは他人の縄張りで商売をする事、それともう一つは・・・・」

「もう一つは?」

「もう一つはこの業界に属している男の女を取る事だ!」

「女を?・・・・・」

「最初の方もヤバイが女の方はもっとヤバイ!なんせこれは男の恥も掛かっているんだ!同じ業界の人間に取られたとあっちゃー話は直ぐに広まってこの業界では生き難くなる!要するに「なめられる」訳だ!」

「なめられる・・・・・ですか?」

「そうだ!この業界はなめられちゃ終わりだ!だからこと女の事は下手に手を出せない!」

「・・・・・・」

「お前「小指を詰める」って事ぐらい聞いた事あるだろ?」

「はい!良くテレビや映画で・・・・」

「この「小指を詰める」ってやつはお前も知ってるが本来の意味まで知っている奴はあんまり居ない!」

「本来の意味?それは組員が不祥事を起こした時の罰として・・・・ではないのですか?」

「違う!本来の意味は女だ!」

「えっ?おんな?」

「そうだ!女の不祥事を起こした組員に向けた罰則だ!」

「どうしてですか?」

「昔、ヤクザ達の間で実しやかに噂されて来たものが有った、それは男の小指には性的な神経が集中していると・・・・それから組内で女癖が悪い者にそれを断ち切る意味で小指を詰めさせた!そしたら詰めさせられた男は性的に大人しくなった・・・というのが始まりだ!」

「へ〜そうなんですか!」

「だからこの罰則は女関係のみの罰則であってその他の不祥事についてはその都度組長の裁定によるものだ!しかしそれが何時の間にか色んな事での罰則に使われるようになったがそれはお前も言うようにTVや映画の影響は有るだろう!」

「・・・・・・」

「しかしこれでも分るように、昔から女の事はこの業界では御法度なんだ!」

「では、どうされたのですか?」

「しかし私もママの期待に応えたかった、ママもその時はもう限界の様だった、しかもあの男は使えなくなった女は直ぐ売り飛ばす奴だからな・・・・」

「それでは貴方も・・・・・」

「バカ言え!私は女に惚れたりはしない!」

「ではどうしてですか?」

「私の目には、ママの資質がこんな物ではないと思ったからだ!」

「えっ?」

「あの男の所ではママを引き出せん!あんな男ではママの資質には気付かんのだ!ママはまだまだこんな物じゃなくもっと夜の世界で活躍する!その意味で何とかしたかった!」

「それじゃ・・・・それじゃその男とそれ程変わりがないんじゃ・・・・」

「そうだ!それがどうした?私達の業界ではこれが当たり前だ!」

「それは・・・・」

「フフ!まー良い!・・・それで私はママを引き取る為にその男と会って話をしたんだ!」

「それで?」

「そしたらその男!やっぱりどうしようもない男で話は簡単だったよ!」

「簡単だった?」

「そう!簡単だった!金で話は済んだよ!」

「金で?」

「そうだ!金をよこせだと!ふふ!本当に助かったよ!奴は借金が相当あったみたいで、組でも自分の立場が相当やばかったみたいで俺の持ってきた話は奴にとっては渡りに船だったようだ!所詮女でしか生きて行けない男だから頭は悪かった!女には強いがビジネスやお金の事はからっきし素人でね、本当に助かったよ!」

「それで幾らほど?」

「たったの3千万さ!」

「3千万?」

「そうさ!たったの3千万さ!本人がそれで良いと言っているからこれでこの業界にも悪い噂も立たず、大手を振ってママを物に出来たのだからこんなに安い買い物は無いさ!」

「買い物?」

「そうだ!買い物だ!」

「それじゃ人身売買だ!」

「そうだ!それの何が悪い?」

「ママは人間だ!物なんかじゃない!それっておかしいでしょ?」

「お前バカか?それで皆が丸く収まったんだぞ!ママも男も私も、皆がそれぞれ目的を達したんだから何を文句をつけようがあるんだ?」

「なんかが違う!丸く収まれば良いってもんではないでしょう?」

「やはりお前は昼間の人間でおまけに相当何の苦労もしてないだろ?」

「そんな事は有りません!僕もそれなりに苦労はしてます!」

「では聞くが世の中で一番大事なのはなんだ?」

「世の中で一番大事な事?そ・それは・・・・」

「金だ!」

「金?」

「そうだ!世の中で一番大事なのは金だ!」

「ち・ちがう!それだけではない!金も大事ですがそれだけじゃありません!」

「じゃーなんだ?」

「まだ僕には分りませんがそれだけでは絶対無いと思います!」

「まだ分りませんがだと?何を言っているんだか・・・・では聞くがお前はどうしてママの事が好きになったんだ?」

「どうして好きになったか?・・・どうして?・・・そんな事に理由などありません!知らぬ間に好きになったんです!」

「知らぬ間に? ふふ! では聞くが、もしお前が好きになったママがその辺で汚い格好して座っていたらそれでも好きになったか?」

「言っている意味が分りません!」

「では逆に、おまえ自身が小汚い格好していたらママがお前に今までの様な態度で接してくれていると思うか?」

「そ・それは分りません・・・・」

「バカか!そんなお前に振り向く訳無いだろう!火を見るより明らかだ!良いか!所詮人はどんなに綺麗事を言ってても同じレベル同志でなければ付き合えんのだ!」

「それは分りません!そんなに決め付けないでも・・・・」

「では聞くがお前の交友関係はどうだ?お前とそれ程の差は無いだろう?」

「そんな事は有りません!僕の友人で何時も金が無いって言っている奴も居る!」

「そうか!で?そいつとどう言った付き合いをしているんだ?」

「他に友人達と何の差も有りませんよ!」

「本当にそうか?」

「はい!」

「そう思っているのはお前だけじゃないか?」

「えっ?」

「その友人はお前と居る時は何時も考えていると思うぞ!」

「なにを?」

「お前の様な年齢になるともう学生の時の様ではないのだから、何もせず、話だけで済む訳ではあるまい!やはりどこかに行って酒を飲むか、食事をするか?とにかく金が一切要らない訳ではない!」

「・・・・・・」

「そんな時、その友人に選択権が無い!お前は余裕があるからどこへも行けるが友人はそうではない!その立場ってお前は考えたことが有るか?」

「有ります!だからその友人と会うときは何時もお金が掛からない様に極力します!」

「で?時には奢ってやるとでも言いたいのかね?」

「そ・そんな・・・・」

「お前は分っていない!お前はその友人の前では常に立場が上なのだ!」

「・・・・・・」

「一度や二度なら誤魔化しも利くだろう!しかし毎回そんな事が続いたらどうだ?常にお前が場所も何も全てを決め、友人はそれに従うしかない!こんな関係を続けていけるかね?」

「・・・・・・」

「逆に考えたらどうだ?お前が友人の立場に立ったらどうかね?」


彼はつい、ママと最初のアフターの時を思い出しました・・・・・・


「お前は分っておらん!人間関係も社会生活も同レベルでなければ行き詰ると言うことを!」

「・・・・・・」

「お前の会社もそうだろ?お前の様な一流の会社がくだらん会社と取引して無いだろ?同レベルかそれとも上のレベルか?」

「・・・・・・」

「どちらにしても、そのレベルを維持しているのは金だ!」

「金・・・・・・」

「そうだ!金だ!金さえあればなんでも出来る!さっき言ったママの昔の話も、お前の会社でのいざこざも、全ては金で解決できない物は何一つ無い!」


「金か・・・・・・」




つづく


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告発者 寝たきり老人。。。あっ間違えた!ネタ切れ老爺(*^_^*)こら〜〜〜♪ロロロロシアンロシアンルーレット(*^_^*) (09/10/19 05:21)
はいむるぶし 告発者っち うるせ!^^ (09/10/18 20:07)
はいむるぶし まりあさん なるほど!今やジャンクフードにどっぷり犯されている私も貧しい食生活!^^ (09/10/18 20:06)
告発者 えっまだ続くの(*^_^*) (09/10/17 22:20)
まりあ う〜ん。料理の本に載っているようなメニューはあまり出ないですよ、日本と同じ一汁一菜、一肉一野菜。日本の良食材をふんだんに使われた料理が多く並んでいましたよ。日本製はいいとか。ところがっ!日本の食卓には海外の安くて安全性が微妙?火もしれない、なものが並ぶこともあるので、ある意味日本は他国に比べて貧しいのかもしれません。。。。 (09/10/16 23:26)
はいむるぶし まりあさん お帰りなさい!何時ものようにお元気そうでなによりです!ロシアはどうでしたか?美味しいものを一杯食べてきましたか?でも良く考えたらロシア料理ってあんまり知らないな〜!ボルシチとピロシキぐらい・・・・やべ!食生活が貧困なのがばれる!^^ (09/10/16 22:48)
はいむるぶし 告発者っち こら〜〜〜!勝手に終わらすな!まだまだ続くぞ!しかしこの所仕事が忙しくってゆっくり書けないんだ〜! (09/10/16 22:43)
告発者 エロシア人(*^_^*) (09/10/15 23:20)
??? フフ!ただいま帰りました^^ え゛っ!まさか、打ち切りなんて私は信じないわよ。。。 / お待たせ、お土産のゴーヤー味のチン*コウです。日本のお菓子がたくさん売られてました。良かったらどうぞ(*^_^*)つチン*コウ■ (09/10/15 22:54)
告発者 ◇編集後記◇作者の都合で今回で最終回となりました。短い間でしたが応援ありがとうございました。( ´ ▽ ` ) (09/10/14 02:59)
はいむるぶし お〜〜〜〜!由良っち!何をしとるんだ!どうしたのだ?早く帰って来い!寂しいぞ!由良っちの日記は楽しみだったんだぞ!こんな爺の楽しみを奪う権利は無い!だから早く帰って来い! (09/10/12 19:04)
由良 盛り上がってきたねw小指じゃなく、アレぶった切ればいいのにwwwああ、また恐い女ぶりを曝してしもたw拝金主義じゃないけど、不相応な付き合いは疲弊するねえ。由良も3000万で買っていただきたいw資質を買われたママはある意味幸せかも。対価が自由だっつーのなら3000万じゃ安いがのw (09/10/09 21:27)
はいむるぶし 名無しさん そうでっせ!銭でっせ!銭亀が居るって事とちゃいまっせ!銭形平次が本当に居たって話ですぜ!ほんまかいな!^^ (09/10/08 19:08)
はいむるぶし ここへさん ひと〜〜〜〜つ人世の生血を啜り!ふた〜〜〜〜〜つ不埒な悪行三昧!み〜〜〜〜〜っつ醜いハゲがある!よ〜〜〜〜っつ良い子に嫌われる!えっ?もういい?こりゃまた失礼しました!^^ (09/10/08 18:59)
はいむるぶし 軍神殿 今だ私は駒のように働いております!あ〜〜〜!何時これから開放されるんだ!?ゆっくりしたい〜〜〜! (09/10/08 18:55)
はいむるぶし サイコロさん オーー!その展開は想像も付きませんでした!流石深読みのサイコロさんですね!ふ〜〜む!言われてみれば確かにこれまで私が関わってきた女性軍らは豪傑な方が多かった様に思いますね!その中でも際立って豪傑はうちの嫁・・・・やべ!まずい!これ削除して良い?^^ (09/10/08 18:53)
名無し 「命より大事な銭や!」と、萬田はんも言うてはりましたで。 (09/10/08 09:53)
ここへ 資本主義は先立つものは金で、金のために悪事を犯す人間もいるけど、悪事を犯すと返ってくることが社長のような大悪人にはわからないのでしょう。 (09/10/08 06:17)
軍神 そう神は天を支配し、金は地上を支配するユダヤの名言、金こそ全てを支配する巨大な力なのだ!!戦争も世界金融も裏世界にいる財閥どもが、1日で数千億円もの大金をチェスの駒のように動かし一喜一憂しているのさ。 (09/10/08 00:51)
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 ■ 2009/10/02 (金) 愛と青春の旅立ち・・・・・19


彼は、何故その男が今日来た理由を知っているのか?を理解する事に苦しみました。

考えられる唯一の手掛かりはママしか考えられないからです。

多分ママが予めこの男に、「何時かこういう男が来るから・・・・」と、言っている他考えられないからです。


(ま・まさかママが・・・・・)

(なぜだ?なぜママはこの男に俺と言う男の存在を言ったんだろう?)

(訳分らん・・・・・)


色々と彼の頭が交錯していたその時・・・・


「ハハ!ママではないよ!ママが私に言ったのでは無い!」

「えっ?それではどうして?」

「フフ!私には何でも分るんだよ!特にあのお店のお客はね!」

「えっ?」

「ハハハ!そう不思議がらんでも、私のお店なのだからそれ位知っていても不思議なかろう?」

「えっ?え〜?」

「君は知らなかったのか?あのお店のオーナーはこの私だ!」

「えっ?そうだったんですか?」

「君はママから何も聞いてなかったのか?」

「はい!」

「そうか、それじゃその他の事もまだ何にもママから聞いていないのか?」

「はい、ママもあまり色んな事は口にしませんし自分も聞く事をしませんでしたから!」

「そうか・・・・ではママ自身の事も?」

「あまり聞きませんでした!」

「ふ〜〜〜む、では私とママの関係も詳しくは知らないって訳だ?」

「はい、それほどは・・・・」

「では知っているかぎり話してみたまえ!」

「本当にそんなに詳しく存じておりません!ただ・・・」

「ただ?」

「ただ、多分貴方に何か借りがあり、それを返すために今を頑張っているのでは?と・・・・・・」

「なんだそりゃ?そんな理由だけでここに来たのか?」

「すみません!・・・・・」

「は!そりゃとんだお笑いだな!はは!」

「・・・・・・・」

「それで?まー最後まで聞いてやる!せっかくここまで来てくれたんだ、おまけに貴方はうちのお店のお客様だ!一応話は聞いてやるから話してみろ!」


最初の印象はどこかのサラリーマンの様に思え、少し安心した彼でしたが今は二言三言話しただけで、なにか得も知れない恐怖感に包まれていく自分がいました。

その恐怖感に縛られていった彼は、初めの印象であったサラリーマン風の男の姿が、逆に普通の格好が余計に得も知れない恐怖感を倍増させたのでした。

そしてまた、彼は何の情報も持たず、ただ無鉄砲にここに来た事を後悔していました。


「どうした?ほら!何か言ってみろ!」


彼はその一言でどこか吹っ切れ、どうせもう引き返せないのだから思っている事全てをぶちまけようと思ったのでした。


「はい!すみません!失礼と重々分ってお話させて頂きます!自分は確かに何の確かな情報も持ってはおりません!しかし、しかし分るのです!多分ママは・・・・」

「ママは?ママがどうした?」

「多分ママは貴方に何かすごい借りが有り、否応無く貴方の傍に居ざるを得ない何かがあると思うのです!」

「ふ〜ん・・・・それで?」

「それで・・・自分は・・・・・・」

「お前がどうしたいと言うのだ?」

「自分は・・・・・・・・・・」

「なんだ?はっきりしろ!何が言いたいのだ!」

「自分が!自分がママを・・・・・ママと一緒になりたいのです!ママを自分の物にしたいのです!ですからママを自由にしてやってください!お願いします!」


彼はとうとう言ってしまいました。

なんの確たる証拠も無く、しかもママは本当はこの男の事を愛してて、別にこの男に縛られている訳でもなく、実はママの方から男に寄り添っているかもしれないのに、またそうではなく、実はママの方がこの男を利用しているかも知れません。

考えれば考えるほど色々な見方が出てきますが、しかし彼は、これまでの自分に対するママの対応が決して嘘ではなく、本当の姿だと確信していましたので、彼が言った事に疑問を持つ事すらありませんでした。


「何を言っとるんだ?私がママを縛っていると?」

「はい!そう思っております!」

「藪から棒に何を言い出すのかと思えば、私がママを縛っていてママが可哀相だから自由にしてやってくれだと?」

「はい!」

「何を根拠にそう言っているのだ?」

「すみません!何の根拠もありません!」

「何もないだと?何の根拠もなしに私にそんな無礼な事を言っているのか?」

「本当にすみません!ご無礼な事は重々分っております、しかし、しかし僕は確信しております!」

「ほう!大したもんだな、何の確信も無く、何のアポも取らないでいきなり手ぶらでやって来て、おまけに初対面の相手にこんな失礼な事を平然と言ってのけるってお前は大物だよ!本当に大したもんだ!」

「す・すみません・・・・・」

「確かお前は一流商社の営業マンだろう?お前の会社ってこんな教育をしているのか?」

「い・いえ・・・・・」

「これじゃお前の上司もヒヤヒヤものだな!命が幾つあっても足りやしないぞ!」

「はい・・・・・・・」


その男の言うとおり、確かに普通ならこの時点でもう話は終わり、早々に退散宣告を受けるべきなのですがその男は、全く腹を立てるそぶりなど一切見せず、それどころかまだ話を聞いてやる、と言う姿勢がありありと伺えたのでした・・・・・・


「お前は私のしている仕事を知っているのか?」

「いえ!よく存じておりません!」

「ママは本当にお前に何も言ってはおらん様だな!」

「はい・・・・・」

「私はさっきも言ったようにあの店は私のものだ、しかしそれだけじゃない!私は儲かる事なら何でもやっている!例えそれが違法だろうと何だろうとだ!」

「・・・・・・・・」

「多少はお前も気付いてはいるだろうがかなりヤバイ事やヤバイ連中とも付き合っておる!」

「はい・・・・・・・」

「そんな男を目の前にしてお前は言っておるのだから、それはどういう意味となるか?お前はある程度理解をしてここに来たのだな?」

「僕にはあまり分ってはいないかも知れません・・・・しかし、しかしじっとはしていられなかったんです!」

「ほう!それは何故かね?」

「僕はママを・・・・・・本当にママを・・・・ママを愛しているからです!」

「は!?」

「ママを心の底から本当に愛しているからです!」

「お前はバカか?」

「はい!自分でもそう思います!」

「こりゃ本当にバカだ!ハハ!私も舐められたもんだ!こんなバカの相手をさせられているんだからな!ハハ!」


男は本当に心から笑ったようでした。

しかし直ぐ真顔になって・・・・・・


「お前はどんな社会経験を積んで来たんだ?今時愛だの恋だのと、そんな事今の高校生でも言わんぞ!」

「すみません・・・・・」

「しかしお前って男は面白い、こんな事を言いにここに来た奴はお前が初めてだ!」

「はぁ・・・・・」

「それでなくても普通の奴はここに来る事すらビビル奴が多いってーのにお前はビビルどころか愛だの恋だのって!本当に面白い奴だ!」

「は・はぁ・・・・・」

「しかし私はそんな熱血野郎が大ッ嫌いでね!そんな奴を見ると寒気がするんだよ!」

「・・・・・」

「寒気がして、そんな奴を更正したくなって来るんだよ!」

「えっ?」

「だから教えてやるよ!」

「えっ?」

「お前に教えてやろう!世間というものを・・・」

「世間ですか?」

「それだけじゃない!お前の知りたいことも全て教えてやる!お前の度胸に免じてな!」

「それはどう言う事でしょうか?」

「なんだ?お前はここに何しに来たんだ?ママの事で来たんだろう?」

「はい!」

「だからママの事、全て教えてやる!それと社会とな!」


「はい!」




つづく





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はいむるぶし え〜〜〜〜〜!ロ!ロシアに行っちゃうんですか?え〜〜〜〜〜!私も行きたい!私も連れてって!ちくしょう!でも早く帰ってきて下さい!くれぐれもお体の方は大切にして妙な男には着いて行かないように!ロシア男は怖いからね!ではお気をつけて!^^ (09/10/07 23:34)
まりあ え゛〜ん(/_;) クマの取材wの付き添いで、最終回まで読破できないかもぉ。。。 ロシアにお越しくださいましたら(10月限定ですが^_^; )、ロシアンティーをお出ししますね^^ До свидания(*^_^*) (またお会いしましょうね(*^_^*) ) (09/10/05 16:09)
はいむるぶし ここへさん すみません!順番間違えた!ごめんなさい!!!そうです!極悪人は成敗しなければなりません!でも・・・・・私って大きく分けたら極悪人の方??^^ (09/10/03 23:31)
はいむるぶし まりあさん えっ?旦那様はそちらの方????^^ (09/10/03 22:50)
はいむるぶし 名無しさん 怖いよ〜狭いよ〜暗いよ〜!寒いよ〜!YO〜!こんな下らんコメント書くなら早く次ぎ書け!は・はい!すみません!申し訳ございません!^^ (09/10/03 22:50)
はいむるぶし 告発者っち な!なんと!5千人と思っていたらたったの5人????いやっ!5人の方に支持されていればそれで満足!さ〜5人の読者様の為に最後まで行くぞ!^^ (09/10/03 22:46)
はいむるぶし 軍神殿 軍神殿の日記を拝読するに至り、誠に軍神殿は策士にて戦術家という事が正に伺え候!そんな御仁が釣などに興じれば、魚も真っ青でおわすな!^^ (09/10/03 22:44)
はいむるぶし サイコロさん 私はその方面の方とは極力避けて来たつもりですがどうしてもその御方達とぶつかってしまう時が仕事上あります!そしてこの御方達、両極端で話の分る人は居るのですが分らん人にぶつかった時がさ〜大変!本当に難儀な方達です! (09/10/03 22:40)
まりあ なんかウチのクマみたいな殿方(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル (09/10/03 20:49)
名無し 「・・それと社会とな!」怖いよ〜〜 (09/10/02 23:04)
告発者 波乱万丈みたいに途中で打ち切りだお(*^_^*)/たった5人の読者の皆さんゴメンネゴメンネー(^人^) (09/10/02 22:41)
ここへ 大悪人の男はヤクザとグルになって違法カジノ、薬物売買、売春クラブ、闇金その他の悪事をしているのでは?大悪人は地獄落ちですね。 (09/10/02 21:29)
ここへ ママのことをいろいろ知っているくせになぜ知らないと嘘ついたのでしょう?大悪人の男にママの正体と裏社会のことを教えられて脅されるのかな。 (09/10/02 20:54)
軍神 私も策士、戦術家、巨額な金ある人間であれば、私であってもママや他のお嬢ちゃんに悪い虫が寄り付かないように、店内部にしろ敵企業であれ監視工作員をキャバ嬢かボーイか清掃員で潜入し働かせ、盗聴器を設置、防犯カメラ、24時間を交代でスパイから逐一で報告をさせる位は常識の常識、またウルサイ人間を組織の裏機動隊でマーク、家か職場より尾行し警告、もしくは相応の罰を受けさせるのも当たり前、自分も歌舞伎町で大企業の会長、オーナーの管理代行で8件の水系店舗の見回り業務していたので、縄張りエリア刺青ありの下っ端の○員や、店ママには丁重にお辞儀や接待されたものよ(笑)私を怒らせればオーナーへ報告により営業停止、次回の契約更新は無し、それなりの権限を持っていた、しょせん我が手の平で踊る将棋の駒さ、明日は歩から成るか、ただの生きた屍の捨て駒になるか、先を読み上手く操縦しないとね、中途半端な情報だけで、何も知らず乗り込んだ彼には、好奇心は猫をも殺す、この言葉がお似合いでしょうフフッ。 (09/10/02 20:35)
サイコロ 面白いですね^^私も学生のころ、田舎とはいえ、ヤバイ方に呼び出されて、危ない目にあったことがありました。騒ぎを嗅ぎつけた近所の方の通報で、なんとか事なきを得たことがあるのですが・・・まあ本職の方と渡り合うなら、それなりに覚悟が必要ですね^^ (09/10/02 20:11)


 ■ 2009/10/01 (木) 愛と青春の旅立ち・・・・・18


彼はとうとう決心をしました。

あのメガネの男の所へ行く決心をしたのでした。

男の所在はP子ちゃんから貰った名刺に載ってありましたので容易に所在を認識出来ましたので、後は何時訪ねていくかの問題だけでした。

当然相手は一般の方でないのは彼も重々承知していましたが彼の心はもう既にママの事しか考えられず、しかも彼にはもう時間もあまり残されておりません、しかもこんな問題は簡単に話が付く訳でもありません。

彼は抱えてる問題を一時も早く決着をつけさせたい為、その日は速く仕事を済ませ、早引きをして男の居る場所へと向かったのでした・・・・・


「何が有ろうと命まで取られやせん!」

「大丈夫だ!何が何でも会って話を付ける!」

「ママは俺が守る!絶対俺が・・・・俺のものにする!」


男の所へ行く最中、彼は自分自身を勇気付ける為にも呪文のように繰り返し呟いていたのでした。

その男の居る場所は、六本木交差点近くのどこかのビルにありました。

彼は会社にあるゼンリンの地図をコピーし、六本木駅を降り立ち、そこからコピーを見ながら歩いていきました。

すると、なにやら一度歩いた事がある道筋に気付いたのでした・・・・


「うん?この道は?なんか知っているぞ・・・・・・・」


何故か知っている様な道筋を、更に地図を頼りに歩いていくと、彼はその理由に気付くのでした。


「こ・ここは前にママと来たビルじゃないか!」


そうだったのです、そこは以前最初のママとのアフターの時にママに連れて来られた裏カジノがあるビルでした。


「なんだ!ここだったのか!ママが良く来て遊んでいる裏カジノは奴のビルだったのか!」


彼は少し複雑な心境になりましたがしばらくして、そんな事は当然有っても不思議ではないと自分自身に言い聞かせ、前にも乗ったそのビルの狭いエレベーターに乗り、以前は地下に行ったのですが今回はその逆の上の方へ、最上階のボタンを押したのでした。

そのエレベーターは、ゆっくりと扉を閉め、少し反応が鈍いその動きが彼の心臓の鼓動を更に早めていくのでした。


「絶対!絶対命まで取られやせん!」

「落ち着け!落ち着くんだ!こんな動揺してたら足元を見られてしまう!」

「大丈夫だ!落ち着け・・・・・・・」


エレベーターが目的の階に止まり、ゆっくり扉が開いていきました・・・・・


「いらっしゃいませ!」


彼はその目の前の光景に驚きを隠せませんでした。

彼のその目の前に広がる光景は、至って普通の会社の受付で、狭いですが綺麗に整った空間で、カウンターには一人の受付嬢がそこに座っており、周辺には観葉植物が有り、待合席がパーテーションで仕切って設けてある本当にこじんまりとはしていますがとても立派な会社の受付でした。

彼が想像していた様子とはかなり掛け離れたその様子に、少し言葉が出ませんでした。


「いらっしゃいませ!今日はどういったご用件でお越し頂いたのでしょうか?」

「あっ!あの!」

「はい?」


あまりにも普通の対応で、しかも受付嬢がとてもママやP子ちゃんが言う様な危ない人間の所で仕事をしているとは思えないほど普通で、いや、それ以上の、やもするとその受付嬢は上場企業の受付でも遜色の無い清楚な雰囲気を漂わせる女性でした。


「す・すみません!こちらに社長が居られると思いお伺いさせて頂いたのですが。」

「はい!今日は奥の事務所に居られます!」

「そうですか!宜しければお会いさせて頂きたいのですが・・・・」

「アポは取られていますでしょうか?」

「すみません!アポはありません!」

「ではお伺い致してみますので失礼ですがお名前とご用件の方を?」

「あっ!はい!××と申します。用件は・・・・・」

「ご用件は?」

「用件はプライベートな事です!」

「プライベートな事?左様でございますか?それでは伺いますのでそちらの方でお待ちになってください。」

「はい!」


彼は受付嬢が促した待合席に行き、彼女が電話で話している事を聞き耳を立てて伺っていました。


(こんなちゃんとした所では突然押しかけても無理かも知れんな・・・・)


そして、しばらくして受付嬢が声を掛けてくれました。


「お待たせしました、社長はお会いするそうですのでこちらにどうぞ!」

「あっ!はい!すみません!」


彼は、受付嬢の案内するカウンター横の狭い通路を通り、奥に有る扉の前でノックをしました。


「社長!すみません、××様をお連れ致しました!」

「どうぞ・・・・」


奥の方から聞こえる男の声に、彼はまた、再び心臓の鼓動が早まって行くのでした。


「失礼します!」


彼はその受付嬢の手によって開かれた扉の中を見て、少し安堵の息をつきました。

その部屋はごく普通の社長室らしからぬ一般的な事務所に近い部屋で、どこの事務所にも有る様な打ち合わせ用ソファーとあまり仰々しくない社長用の机、その上にはパソコンとちょっとした小物入れと花が飾ってあり、それは良く有る中小企業の社長室を連想させ、とても危ない人間が構える場所とは思えなかったからでした。


「失礼します!」

「どうぞ!」

「今日は本当に無理を言ってすみません!」

「まーどうぞ!そちらにお掛け下さい!」

「はい!失礼します!」


男は何の躊躇も無く彼をソファーに掛けさせ、自分も机から移動しソファーに腰掛けました。

すると、さっきの受付嬢が・・・・・


「失礼します!」


彼女が入れたてのコーヒーを彼と社長の分を持ってお互いの前に置き、直ぐその場を去って行きました。


「ま〜!どうぞ!」

「は!すみません!」


男は足を組み、彼女の持ってきたコーヒーに口を付け、そしてタバコに火をつけ、「リラックスしてくれ!」と言わんばかりの態度でこちらを見ていました。

男はそんなに背も高くなく、どちらかと言うと痩せ型で、髪も普通の7・3で、どこから見ても普通のサラリーマンの様でした。


「所で今日は何の様かね?」

「は・はい・・・・・・」

「私の事は誰に聞いたのかね?」

「はぁ〜・・・・・それは色々な所から・・・・・」

「ふ〜む・・・・ま〜良いでしょう・・・・で?今日の用件は何なのですか?」

「はい・・・・・誠に、誠に言い難いのですが・・・・・」

「○○クラブのママの事ですか?」

「えっ???」




つづく






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はいむるぶし その女性向けサイトに一人男性が入っても良いんじゃないですか?ね?一人ぐらい!^^ (09/10/02 19:29)
まりあ はいむるぶしさん、個人サイトで使っているハンドルネームを消していただいて助かりました♪おおきにありがとうございます(*^_^*)/こちらの無職ドットコムの日記上に、個人のHPの誘導アドレスをのみを貼ったり、別サイトでの交流結果のみをここに書くとは管理人さんに失礼だと私は思うので、私個人のアドレスは貼らないようにしています(^人^)ごめんね。女性向けサイトなんで、あんまり面白くないかも?!です(^ω^;) (09/10/02 09:44)
はいむるぶし あ〜あ!まりあさんのご希望通り消しましたがなんかもったいないな〜!え〜〜〜!私の知らないまりあさんの個人サイトが有るのですか?ちくしょう!ここだけでもまりあさん争奪戦は必死なのにまだ別の奴が居たのか〜!しかし私は負けない!いつか心を私が掴んでやる!^^ (09/10/01 23:20)
まりあ ううん、そうじゃなくて私の個人サイトです♪あ、別ハンドル消してくださると助かりますw (09/10/01 22:57)
はいむるぶし まりあさん えっ?別サイト?それは私が好みそうな怪しいサイトですか?もしそうなら私も参加・・・・・あっ!またやっちゃった!^^ (09/10/01 22:55)
はいむるぶし 告発者っち 何度も言うが今終われば全国5千万の読者に殺されちまうよ!^^ (09/10/01 22:53)
はいむるぶし ここへさん さ〜〜!もう佳境に入りましたよ!最後までお付き合いの程ヨロピク!^^ (09/10/01 22:52)
まりあ ↓あっ、別サイトのハンドルでしたm(__)m (09/10/01 22:49)
告発者 まだ続くのかあ^^ (09/10/01 20:22)
ここへ これからどうなるのでしょうね。楽しみにしています。 (09/10/01 15:13)


 ■ 2009/09/30 (水) 愛と青春の旅立ち・・・・・17


外では朝日がさんさんと照り付け、通りには朝の通勤や通学の人達が通りをにぎやかにし始めている頃でした。

外の風景とは全く異なり、部屋の中で、二人はしばらく何にも話さず、ただ、ママの入れてくれた紅茶の香りだけが二人の間を包んでいたのでした・・・・・


「それで・・・・・」

「えっ?」

「それで? 何時経つのですか?」

「それはまだ正式な日付は決まっておりません!」

「そうですか・・・・・・」

「ただ・・・・ただそんな先の事ではありません、たぶん、この半年以内と・・・・」

「そ・そんな早く・・・・・」

「はい!」


そしてまた、二人はお互い黙ったまま、お互いの顔を見るともなく時が過ぎていきました。

そして・・・・・


「私は・・・・・・・私はどうすれば・・・・・・」

「えっ?」

「私はどうすれば良いのですか?」

「・・・・・・・」

「私に何を言えと仰るのですか?」

「・・・・・・・」

「××様はおずるいですわ!こんな時に!こんな時にこんな事を仰るなんて・・・私には突然すぎてどの様なお声をお掛けして良いのか・・・・・・」

「正直に言ってくれればいいんです!何も上手い言い方など考えなくても良いです!」

「正直に・・・・・・」

「はい!正直にです!」

「そうですね、では正直にお話させて頂きます!」

「はい!」

「私は今さっき、貴方の事を好きと言いました!そんな事を言った後で、貴方からこんなお話を聞きました、正直に申しまして××様はずるいですわ!こんな時に仰らなくても良いと思います!」

「すみません!別に意図があって今この時を選んだ訳ではありません!今日俺はその事をお伝えしたくてママを待っていたのです。」

「そうなんですか・・・・・」

「それだけを伝えて直ぐ帰るつもりだったのです、ですが・・・・・」

「そうですね!私がいけませんでした!××様を是非にと私の家に上げたんですものね!」

「いや!ママが悪いんじゃない!俺も心のどこかでそれを望んでたと思います!だから俺も言葉に甘えてしまった!」

「フフ!でもそんな事はどうでもよろしい事ですわね!ごめんなさい!××様の事をずるいなんて言っちゃって!」

「それこそそんな事・・・どうでも良いです!」

「そうですね!ずるいですよね? でも  実は私のほうがずるいですわね?」

「えっ?」

「そうですね・・・・・私もP子ちゃんの様に出来ればどれほど・・・・・」

「P子ちゃん?」

「実は私・・・・・P子ちゃんとお話したことがあるのです・・・・」

「・・・・・・・」

「P子ちゃんは本当に、夜の女としてではなく本当に××様の事が好きですわ!」

「・・・・・・・」

「そんなP子ちゃんが羨ましい!彼女は自分に正直に生きれるのですもの!でも・・・・でも私はそれが出来ません!」

「どうしてですか?」

「どうしても・・・・どうしてもなのです・・・・」

「ママはたった今、正直に話すと言ってくれたじゃないですか?お願いします!何でも言ってください!」

「私は・・・・・私の身体は自分の物であって自分の物ではないのです!」

「えっ?」

「私は・・・・私の全ては・・・・全部作られたものです!私にもう本当の事など何も無いのです!それに・・・・・」

「それに?」

「それに本当の事を言う訳には行きません!」

「どうしてですか?」

「貴方が・・・貴方がそれを聞いて大人しくされている方ではないと思うからです。」

「それは聞いてみないとなんとも言えません!それよりここまできたらもうそれを聞かずにはいれない!教えてください!お願いします!」

「・・・・・・・・」

「教えてください!・・・・どうせあの男の事なんでしょ?」

「・・・・・・・・」

「俺はある程度は分っている!どうせあの男の事なんだ!ママのスポンサーの男!決まっている!そうなんでしょ?そうですよね?」


ママは無言で小さく頷きました・・・・


「やっぱり!どうせそんな所でしょう!」

「だから、いくら私がどんな感情を持ったとしても無理なんです!分ってください!お願い致します!私はもう誰も好きになっちゃいけないんです!」

「でもママは俺の事が好きになったんでしょ?」

「・・・・・・・」

「ママだってどんな事情が有ろうが女なんです、感情を押し殺すには限界があります!そして何よりも、俺もママの事を本当に愛しているんですから!」

「ですから困るのです!私も、私も貴方の事を・・・・・」

「それだけで十分です!これで決心が付きました!俺は話をつけにあの男に会います!」

「それはいけません!絶対にいけません!そんな事をしたら貴方が何をされるか分りません!それにこの事はあの男には関係の無い事です、あの男にとって見ればこれは契約違反になります!」

「契約?」

「そうなんです!これは私の契約違反なんです・・・・」

「なんなんですか?契約って?」

「私は自分を売ったのです!あの男に売ったのです!ですから契約違反なのです!」

「なにがですか?そんな!そんな人を売ったの買ったのって今はもう昔ではないんだ!人身売買なんて今どき全く流行らない!」

「貴方の様な全うな世界を歩いている方にはお分かりにならないでしょう、貴方ももうご存知のように私の背中を見てもうお察ししているでしょう?私は・・・私はもう貴方のような昼間の人間には戻れないのです、ですから、ですからこのお話はもう・・・」

「だめだ!俺は諦めん!あの男に!あの男に話をつける!」

「だめです!もうこれは無かった事に・・・・・」


彼はママに必要以上の理由は聞きませんでした。

それはママがここまで言う事自体が必死だったろうと思ったからで、これ以上は聞けなかったのでした。

しかし彼は、そのママの必死さを肌で感じ、ママが自分への気持ちに嘘は無い、と、感じた事で彼のメガネの男への感情が更に高ぶり、ママがどう言おうともうあの男と会うしかないと彼は心に決めたのでした。


「ママ?」

「はい・・・・・」

「やっぱり俺・・・・ママがどう言おうと会って来るよ!」

「どうしてもですか?」

「うん!どうしても・・・・・・」

「もし・・・・・もし貴方のお身体に何かあったら・・・・」

「何かあったら?」

「私はどうすれば良いのですか?私はどうすれば?私は・・・・・」


ママは彼の身体にしがみ付き、嗚咽をこらえながら・・・・それでもずっと泣いていました。

彼はそのママの身体を力一杯抱きしめ、彼女を絶対あの男から切り離し、自分の女にする事を心から誓ったのでした・・・・・・



つづく





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はいむるぶし サイコロさん 多少の小金を持った時、人は勘違いをするものなんでしょうね!仰るとおりで何らかのバックボーンが無ければ直ぐ底を付いてしまう!そして底が見えた時、その時に気付くのですがそれはもう遅い!そこから奈落の底へ・・・・う〜〜〜〜!怖い怖い!^^ (09/10/01 12:22)
サイコロ 金だけ持っていても、身ぐるみ剥がされて終わりですね^^単なるお金持ちというだけならまるっきりダメですw。財力を持つということは、それを奪われないだけの地位と実力を兼ね備えないとね〜でないと、命がいくらあっても足りない^^ (09/10/01 00:21)
はいむるぶし 名無しさん 今度ナイショでP子ちゃんの・・・・・うっ!やべっ!これ以上言うと私が変態って事がばれてしまう!^^ (09/09/30 23:04)
名無し PPP子ちゃんのが良い! (09/09/30 23:01)
はいむるぶし まりあさん えっ?ま・まりあさんは銀座の事も良くご存知で?そ・そんな方ではない!けっしてまりあさんは違う!まりあさんは読んで字の如くマリア様みたいな聡明でお綺麗な方なんだ!でも・・・・へへ!宝くじ!しっかりと貰っちゃいます!あ〜!まりあさんてなんて良い方なんだ!^^ (09/09/30 22:59)
はいむるぶし 軍神殿 はっ!仰るとおりにございます!大体金も無い奴がこんな事するなんて500億年早いですよね!今度来た時私からきつく言っておきます!^^ (09/09/30 22:56)
はいむるぶし ここへさん このお話ももう直ぐ佳境に入ります!今後もどうぞよろしくお願い申し上げます! (09/09/30 22:54)
まりあ 銀座で天女の彫り物のママといえばひょっとしてあの方かしら?! / フフ!ここまで書いたご褒美に、バーチャルオータムジャンボ宝くじ10枚連番(3,000円相当)をプレゼント(*^_^*)つ■ (09/09/30 22:16)
軍神 しょせんこの世は金が地上の裏表の全てを支配している、数千億か1兆円もの大金あれば、銀座のママだろうが、鉱山、石油の泉、戦闘機だろうが、ミサイルだろうが、お城だろうが、政治家、大企業、全て俺の手の平で掴める物よ、金のない人間は全てにおいて無力。 (09/09/30 21:39)
ここへ ママは夜の女で男に身を売ったといっているのに、友人はママの事情が理解できずに男のことで痛い目にあうのではないかな? (09/09/30 21:02)


 ■ 2009/09/28 (月) 愛と青春の旅立ち・・・・・16


明け方近くになって、ようやくママは自宅のマンションに帰る事が出来ました。

多分あのメガネの男と一緒だったのでしょう。

今日の仕事とお付き合いをようやく終え、戦闘服を身にまとったまま家路へと足早に帰る・・・・これがママの一日の終わりなのでしょう。

ママが自宅マンションの玄関に近づくと誰かが玄関にある階段に腰下ろし座っている人が見えました。

「こんな明け方に誰?」と思って近づくと・・・その人物が××様だと気付きました。


「どうしたのですか?こんな所で・・・・」

「あ!ママ!ようやく帰ってきた!」

「どうしたのですか?」

「いや!ママを待っていたんだ!」

「何故ですか?しかもこんな所で!お話があるなら言ってくださればよかったのに!」

「えぇ・・・でもママはあの男で忙しかったでしょ?声を掛けづらくって・・・・」

「そんなこと・・・・・」

「それにママ!俺が話が有るって言ったって次来た時にって言って外ではもう会ってはくれないでしょ?」

「そんな事は有りません!ちゃんと言ってくださればまた御付き合いさせて頂きますわ!」

「そうですか?それならそれで良いのですが・・・・・」

「それよりこんな所でお話もなんですから何処かに・・・・・」

「ママの家はもうだめですか?」

「えっ!」

「そうですよね、あんな事をした俺なんてもうママの家には入れて貰えるはずなど無いですよね?」

「そ・そんな事有りませんわ!では宜しければお上がりになって・・・・」

「いえ!ケッコウですよ!冗談です!ごめんなさい!」

「いえ!私も思慮が足りませんでした!私のマンションの前でそんな言い方はおかしいですよね?是非寄って行ってください!お願いします。」

「なんか俺がそう言わせたみたいですみません!でも本当にいいのです、少し言う事があってそれを伝えれば俺は帰ります、ですから気にしないで下さい。」

「だって××様・・・・ここでだいぶんお待ちになったのでしょ?このまま帰したのでは私の気が許しません!どうか!どうかお部屋へ・・・・どうかお願いいたします。」

「俺は・・・俺はあの日・・・・ママに本当に恥をかかせた!それに今は・・・・今度はママに不意打ちを仕掛けた・・・・そんな男を、そんな男を、ストーカーまがいのこんな男をママの部屋に上げていいのですか?」

「何を仰っているのですか?私はそんな事思っても見ませんわ!××様はそこまでして私の事を真剣に想って下さっているのでしょ? 私は嬉しいのですよ! ですからそんな人の事をこのまま帰すなんて私に出来ますか?」

「ママ・・・・・」


彼はママのその上手な言い方で彼の自尊心も傷つけず、本当にうまい言い方で彼を自分の部屋へと導きました。

彼自身は、本当にママの部屋には入れると思ってはいませんでした、それにまたママの部屋に入る自信も無かったのです。

それは、またママの部屋に入るとあの時の光景がリアルに思い出されると同時に、あの時の失態が思い出されてしまうからで、ですから彼は、自分の言いたい事を言えば直ぐ帰るつもりでママを待っていたのでした・・・・・・


「フフ!これで2度目ですわね!さ、どうぞ!」

「すみません、失礼します・・・・」

「さ、どうぞ!何もお気になさらないで、また奥のリビングで待っててください!私は着替えて参りますのでどうぞゆっくりと・・・・」


彼は、2度目のこのリビングで待っている間、やはり前のことを思い出さずには入られませんでした。

ママと二人っきりでここに居た事、ママが自分の真横に腰を下ろし、肩に顔を寄せ、ママの作ってくれたマティーニを片手に、あの至福の時を・・・・それと、その後ママが突然立って身にまとっていたローブを肩からすべり落としたこと・・・・その後、その後自分が何も出来なかった事・・・・

彼はここでの出来事を、何度も何度も同じシーンが頭の中でぐるぐると再現されている時、ママが入ってきました。


「すみません!お待たせしました!××様?今日はもうお疲れのご様子ですのでお酒はやめときますね?」

「は・はい!」


ママは今度は普通で、上にはトレーナーで下はジーパンと、これはこれでママにはアンバランスな普通の格好すぎて逆に凄く可愛かったりするのでした。


「では!私特製の今度は体の芯からあったまる紅茶をお入れますわ!」

「あっ!別に俺は何でもいいです!本当にお構いなく!」

「フフ!ダメです!なんとこのお部屋に2度目のお客様!そんな方は珍しくてよ!その方に変な物をお出しできませんわ!」

「は・はぁ」


ママは数ある透明なビンに入った紅茶のリーフを何種類か取り出し、多分高価であろう二人分のカップとおそろいのティーポットに入れ、お湯を注いで持って来ました。


「お待たせしました!でも少し待ってくださいね!もう少しで美味しく出来ますよ!^^」

「はい!でもママは何でもこっていますね?このカップ、これはマイセンですね?」

「あら?ご存知ですか?」

「ええ、確かマイセンはうちが販売元だったような・・・・」

「あら!そうなんですか?そういえば××様は商社ですものね!何でも扱っているのですね!」

「そうですね!本当にこんな物まで?という様な物まで扱っていますよ!」

「ではこれから何か欲しい時××様にお願いしようかな!^^」

「はは!そうですね!出来るものならなんでも!」


ママはその話の最中でもポットの紅茶をだいじそうに手でポットを包んで、時折優しくポットをなでていました。


「××様にはお分かりにならないかもしれませんが、こうやってポットをなでてあげると本当に美味しく出来上がるのですよ!^^」

「へ〜〜!そんなものですか?」

「そうなんですよ!紅茶も生きているのです、こうやって大事にしてあげると紅茶達も一生懸命になっていい味を作ってくれるのです。」

「・・・・・・・」

そうやってママは、本当に大事そうに紅茶を彼の分と、そして自分の分とを入れてくれました。

そのママのしぐさは、まるで少女が大事な物を扱っている様なしぐさで、彼はそのママのしぐさに見とれていました。

そして、香ばしい紅茶の香りを堪能しながら、和やかな雰囲気の中、もう日も昇り、窓いっぱいに光が差し込んだ部屋の中でママが聞いてきたのでした。


「ところで××様?何かお話があったのですよね?」

「あ・は・はい!」

「なんでしょうか?お話って?」

「はい!・・・・・今日ママはあの男と一緒だったのですよね?」

「やはりその事ですか・・・・・・・」

「やっぱりそうなんですね?大体予想は付いていましたがやっぱり本当だと知ると・・・・」

「すみません・・・・・」

「別に謝る事ではありません!それはママの自由です!しかし・・・」

「しかし?」

「しかし、やっぱり面白くは無いですね!」

「・・・・・・・・」

「俺は前にも・・・・何度も言いましたが・・・・・・」

「私の事が好きなんですよね?」

「えっ?あっ!は・はい!」

「もう何度とお聞きしました、それで私にどうしろと・・・・・・」

「いえ!別にママにどうしろとは・・・・・」

「あの噂は本当です!」

「えっ?」

「貴方が言いましたあの噂は本当です!私はあの男の女なんです!」

「えっ・あ!」

「貴方ももうご存知だと思っております、私はあの男が居りませんと何も出来ません!私はあの男の女なんです!」


窓いっぱいから差し込む朝日がやけに眩しく、彼の顔いっぱいを照らしていました。

しかし彼は、その眩しさすら目に入ってこないぐらい、やはり想像通りの結果とは言え、ママの口から直接言われたその言葉は相当なショックでした。


「フフ!ごめんなさいね!ですから私の事はもう・・・・・」

「いや!」

「???」

「いや!絶対何かある!ママはあの男の事は絶対愛してはいない!」

「えっ?」

「俺は信じない!ママは俺を諦めさせようと言っているが本当じゃない!」

「なにを・・・・何を仰っているのですか?これは本当です!本当なんです!」

「確かにママと何か繋がりがあるのは間違いないが、しかし、絶対ママはあの男を愛しちゃいない!」

「どうして?どうしてそう仰るのですか?私の何が分るとおっしゃるのですか?」

「でないと!でないとママと一緒に過ごしたあの夜の説明が付かない!」

「あの夜?」

「そうだ!あの夜!俺と一緒に過ごしたあの夜、あの夜ママが言った言葉に絶対嘘は無い!ママは俺の事を本気で「好きだ」と言ってくれた!あれは絶対嘘なんかじゃない!」

「××様!何度も言っておりますが私は銀座の女なのですよ!夜の女の言っている事に本当の事なんて・・・・・いちいちそんな言葉を本気にされるのはバカバカしいですわ!ほんの夜の女のお遊びですよ!」

「なら何故俺をこの部屋に入れたんですか?お遊びにしてはちょっと度を越していませんか?お遊びなら外で良いではありませんか?何も自分の部屋にまで上げなくても・・・・俺だって有る程度の事は分ります!今だってこうして部屋にまで入れてくれました!本当にお遊びの相手にここまでしますか?」

「・・・・・・・・」

「どうなんですか?答えてください!これをお遊びというのですか?俺は絶対違うと思います!うぬぼれてすみません!やはりママは俺の事が本当に・・・・」

「そうですよ!」

「えっ?」

「その通りですよ!貴方の仰っている事!」

「すみません!もう一度!もう一度言ってくれませんか?」

「はい!何度も言って差し上げますわ!私は貴方を本当に好きです!だから私の部屋にまで上げたのです!」

「・・・・・・・」

「これで宜しいですか?」

「そうなんだ・・・・・やっぱりママは・・・・・」

「ハイ!これでご満足いただけましたでしょ?それではこれでお終い!××様は今日どうされるのですか?宜しければこのまま仮眠を取られてもよろしいのですが・・・・」

「大丈夫です!今日俺は休みます!」

「えっ?それはいけません!男が仕事をないがしろにしてはいけませんわ!」

「大丈夫です!俺は仕事をないがしろにはしていません!俺の仕事はもう軌道に乗っております!それに有給休暇もたくさんありすぎていつかは消化しろと総務から言われていましたからママが気にする事はありません!」

「そうですか?それなら安心しました!では今日はゆっくりしていってください!客室はありますからそこで・・・・・私も今日は疲れました!もうそろそろ・・・・」

「ママ?」

「はい?」

「俺が言いたいことはまだ有ります!」

「まだ何かあるのですか?」

「俺はもう直ぐ・・・・・」

「もう直ぐ?」

「もう直ぐ・・・・・・しばらくしてもう日本には居れなくなるんです!」

「えっ?すみません、もう一度・・・・・」

「俺はもう直ぐ・・・・・インドへ仕事で行かなければならないんです!」

「えっ???」




つづく








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はいむるぶし まりあさん インドと言えばビビアン・リーもインド生まれ!美人も多いしそれでかな?えっ?そんな意味じゃない?こりゃまたどうも失礼しました!^^ (09/09/30 14:52)
はいむるぶし 軍神殿 げにまっこと恋とは厄介なものにて・・・・・されど!されどもまた!この恋と言う物ほど甘美なものは無いものゆえ男を狂わすもので候!恐ろしきはその男心を惑わすおなごにて・・・・・それは私の事?^^ (09/09/30 14:48)
はいむるぶし ここへさん なんとなく入力したもの・・・・・う〜〜〜〜ん!奥が深い! (09/09/30 14:42)
まりあ その頃にインドへ行った殿方って、日本へ戻らなくなる方(今も向こうのほうが景気が良くて)多いですねぇ(^_^;) お友達インドへ行っちゃうの?!次回へお楽しみかなぁw (09/09/28 22:34)
軍神 木を見て森を見ず、森を見て木を見ず・・・恋とは厄介なものよ(汗)私は風、誰の物にもならぬし、誰か1人を追う事もなし、大勢の女性達に見送られ星となる、一番眩しく輝く星にね、今日も大勢の女子大生、OL、人妻、異国のブロンズ女性達とメールを交わす1日さ。 (09/09/28 21:37)
ここへ この後、友人とママはどうなるのでしょう?ここへのハンドルネームの意味はありません。なんとなく入力したものがここへだったんです。 (09/09/28 21:27)


 ■ 2009/09/27 (日) 愛と青春の旅立ち・・・・・15


あの告白から数日が過ぎた頃、彼はお店を訪れました。


「いらっしゃいませ〜!」

「あっ!これは××様!ようこそお出で頂きまして誠に有難うございます!」


P子ちゃんはこの瞬間「ドキ!」とし、この後ママがどう対応するのかが気になりました・・・・・

ママが着くのか?それともP子ちゃんを着けるのか?二人にとってどちらにしても彼の対応はあの告白によって難しいものとなりました。

その時、ママがP子ちゃんに寄ってきて小声で耳打ちしてきました。


「私が行きます・・・・・」


P子ちゃんは小さく頷き、ママに託しました・・・・


「あら!××様!ようこそお出でくださいました!さ!こちらへどうぞ!」


ママはあの日の告白がまるで無かったような対応で彼をテーブルに座らせ、その横に腰を下ろしました。

しかし彼はそうはさせじとすぐさま切り出してきたのです。


「嬉しいな!あの告白が有ってもママが着いてくれるんだ?」

「えっ?」

「あれだけ俺がママに告った後だからもうママは俺に着いてくれるとは思ってなかったよ!」

「何を仰っているのですか?お酒の席での事は一日たてばもう終わり!次の日からはまた新しいお酒ですよ!^^」

「そんなものですか?」

「そうですよ!さ!この新しいお酒でもどうぞ!^^」


彼はこのママの対応は想定内でした、当然このママがあの日の事を引っ張るような話をする訳が有りません。

とりあえず、しばらくはママの誘導する話に流されようと思い、他愛の無い話でお酒が進んでいきました。

しかし彼が今日店に来た目的を、ママが、彼が今日はもう変な事を言い出さないだろうと思った隙を突いて言い出したのでした。


「フフフ!××様ったら面白い方ですね〜!^^」

「ハハハ!これって本当なんだよ!ハハハ!」

「フフ!本当に面白いわ!^^」

「ハハ!と!ところでママ?」

「フフ!えっ?あっ!はい!なんでしょう?」

「ママに良く会いに来るあの変なめがね掛けてる男!あれは誰なんですか?」

「えっ?」

「ほら!良く来るあの男ですよ!少し怖そうな!」


彼の不意を付いたこの質問にママは少し固まってしまいました。


「どうしたのですか?ママらしくないな!」

「あっ!えっ?そんな事有りませんわ!」

「少し噂で聞いたのですが・・・あの人がママの良い人って本当ですか?」

「何を仰っているのですか?そんな噂は嘘です!どうせP子ちゃん情報でしょ?」

「違います!しかしこのお店内では知らない人が居ないぐらいの噂ですよ!」

「そんな事有りません!そんな噂!私は聞いた事がありません!嘘です!」

「そうなんですか?ではママにとってあの方はどういった方なんですか?」

「ただの・・・・・ただのお客様の一人ですわ!」

「そうですか?とてもただの客には見えませんが・・・・・」

「そんなお話より他のお話しません?お仕事のお話でもお聞かせ下さい!」

「俺の仕事の話なんてどうでもいいです!」


その時・・・・・・・


「いらっしゃいませ〜」


タイミングが良いのか?その話題の男が入ってきたのでした。


「あっ!」


ママが慌ててその男の方に向き、そわそわし始めました。


「ママ?」

「えっ?あっ!ハイ!」

「俺の所は良いから行って来なよ!」

「えっ?」

「だってあの人はママのお客様でしょ?俺と一緒でママに会いに来てんでしょ?」

「えっ!あっ!は・はい!  すみません!ではお言葉に甘えさせて頂きますね!本当にごめんなさい!」

「でもママ!」

「はい?」

「俺は知ってる!あれがママのスポンサーでママの良い人だって・・・・」

「ほ・本当にごめんなさい!では他の子を御付け致しますのでどうかゆっくりして行ってね!」

「ママ!」


彼はママの手を取って言いました。


「ママ!俺は諦めない!絶対諦めないからね?」


ママはその一瞬の彼の行動に、目のやり場に困りそのままゆっくりと彼の手を外し、そのまま何も言わず、男の方へと歩んでいきました。

そして彼の元へP子ちゃんが来ました。


「へへ!やっと着けた!」


彼はママの方をじっと見つめ!男とお酌を交わしているママの姿をじっと見つめていました。


「もう!何よ!せっかく久しぶりに着けたのにちっともあたしに向いてくれないのね!」

「えっ?あっ!ご・ごめん!」

「もういいよ!なんかつまんない!」

「ごめんごめん!    それよりあの日!黙って帰っちゃって酷いぞ!」

「あっ!ごめん!ごめんなさ〜い!」

「どうしたんだあの日?ちゃんと帰ったか?」

「うん!ちゃんと帰った!本当にあの日はごめんなさい!あたし!すっごくみっともなかったね?ごめんね?」

「もういいよ!しかし本当に大変だったんだぞ!」

「ごめんなさ〜い!お詫びにおっぱい触る?」

「ば・ばか!なに言ってんだ!そんなことしたら此処を追い出されちゃうだろ!」

「大丈夫よ!見ちゃいないわよ!それに今あたしノーブラだから触り心地いいよ〜!^^」

「あほ!」

「ちぇっ!乗ってこないか!^^」

「当たり前だ!」


それからこの能天気な明るさのP子ちゃんのおかげで、ママとの重かった雰囲気は直ぐ宥められ、軽い会話が続きました。

そしてしばらくして・・・・・・


「P子ちゃん?」

「はい!」

「本当にP子ちゃんには悪いんだけど・・・・・・」

「なに?」

「P子ちゃんに頼みたい事があるんだ!」

「なに?嫌な予感がするけど・・・・・」

「それは当たってるよ、P子ちゃんにしか頼めないから・・・・・」

「良いよ!何でも言ってよ!」

「本当に悪いんだけど、あの男の情報が欲しいんだ!何でもいいからもっと詳しい情報を・・・・」

「どうせそんな事だろうと思ってた!」

「ごめん!ダメならいいんだ!こんな事を頼めた義理じゃないんだから・・・・」

「良いよ!」

「えっ!ホント?」

「良いよ!だってあたし・・・・・・応援するって言ったんだもん!」

「すまん!ごめん!恩に着る!この通り!」

「もう!良いよ!      そのかわり・・・・」

「そのかわり?」

「そのかわり・・・・・ママにナイショであたしとエッチ!」

「えっ?」

「あたしとエッチしろ!あたしのおっぱい触って!」

「なんだって〜!そ・・・それは無理だろう!それは出来ない!他の事にしてくれ!」

「ちぇっ!ちくしょう!やっぱり無理か!へへへ!ウソだっぴょ〜ん!嘘よ嘘!何もいらない!う〜〜〜そ!^^」

「ひゃ〜!またあの日に戻った気がしたよ!頼むぜ!」

「ごめんごめん!でもやってあげるのは本当だよ!」

「すまん!頼む!」

「でもやっぱり変だよ!」

「うん?」

「普通これって逆だよね?」

「うん?」

「普通は男の方が女の体を欲しがるものなのに・・・・・これって完全逆!」

「い・・いや!あまり深く考えないほうが・・・・」

「ま・いいや!惚れた弱みよね!それよりこれ!」


P子ちゃんは財布から一枚の名詞を彼に渡しました。


「これは?」

「確か以前、あの男から貰った事を思い出したの!これ!あげる!」

「あ・ありがとう!た・助かるよ!」

「でも・・・・・・」

「でも?」

「この男にあまり深く関わらないでね?これは約束!本当にこの男、少しやばいよ!」

「・・・・・・・・」

「本当に約束してね?絶対だよ?」

「うん・・・・・」

「お願い!ママの事は諦めて? ううん!あたしのとこに来てとは言わない!でもママはダメ!」

「どうして?」

「ママはあぶないよ!あたしもママの事、まだまだ知らない事多いし、それにこの男が危険すぎる!」

「なら!なぜ?この名詞を俺にくれたんだ?」

「迷ったわよ!当然でしょ?本当に迷ったわよ!でも貴方は誰に何を言われたって絶対諦めないでしょ? どうせあたしが今渡さなかったっていずれ知る事になるわ!なら早い方が良いと思って!それにあたし貴方に約束したもん!協力するって約束したもん!!!」

「・・・・・・」

「お願いだから諦めて?  そしてあたしを・・・・・・・・」

「分ったよ!危ないと思ったら諦めるよ!それに俺はそんな根性無いし肝っ玉小さいから!」

「本当よ!絶対よ!」

「分ったよ!」


彼はP子ちゃんのおかげで男の所在が判明し、なにやら一歩、男の影を踏んだ気がしたのでした・・・・・・・・





つづく



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はいむるぶし 名無しさん へへ!惚れましたね!バーチャルな恋愛ですね!ちなみにP子ちゃん!本当に可愛い愛くるしい娘です!でも!私には何の感情も持ってくれてませんでしたが!ちくしょう!^^ (09/09/28 12:29)
はいむるぶし ここへさん まいど!^^ちなみにどうして「ここへ」なのでしょうか?このHNの由来は?では次回まで!^^ (09/09/28 12:25)
名無し 「ごめんなさ〜い!お詫びにおっぱい触る?」P子ちゃん最高w 最強のキャラですwww (09/09/27 19:50)
ここへ なぜ友人はその男を気にするのでしょう?その男と関わって危ないことになるのかな? (09/09/27 18:01)


 ■ 2009/09/25 (金) 愛と青春の旅立ち・・・・・14


次の日、P子ちゃんはお店を休みました。

その理由は「風邪をこじらせちゃって・・・・」と言う理由だったのですがママは全くその理由を信じていませんでした。

昨日のママと友人のやり取りを見ていたから・・・・と言う理由で間違いない!と思うからです。

最初の内はママもその事に何も触れずしばらくは静観をしていたのですが、P子ちゃんの休みが幾日と続いてきたある日、ママはP子ちゃんに会うため自宅の方へと足を運んだのでした・・・・・・


「ピンポ〜〜〜〜ン!」

「はい!どちら様でしょうか?」

「・・・・・・・」

「どちら様ですか?」

「わたしです・・・・」

「えっ?えっ?ひょっとして・・・・・ママ?」

「はい!」

「えっ?ど・どーして?なんで?」

「ごめんなさい、今日この近くまで用事で来たものですから・・・・」

「えっ?そうなんですか?」

「ごめんなさい!突然急で!でも、取り合えずお顔を見せていただけません?」

「あっ!ごめんなさい!今!開けます!」


ママの突然の来訪に、彼女は一瞬どうして良いかが分らず、また、何を喋って良いのかもわからず、取り合えず中に入れ、その後の展開を流れに任せようと思ったのでした。


「遠い所からわざわざ有難うございます!それと、お店にご迷惑をお掛けしまして本当にすみません!」

「フフ!それは良いですよ!それよりもう具合の方は良いのですか?」

「はい!もう大丈夫です!明日からまた元気にお店に出ます!」

「そうですか!それは良かった!アナタに休まれるとお店の売り上げに凄く響きますから大変なんです!アナタはうちの看板ですからね!」

「何を言ってるんですか!あたしなんてそんな!」

「アナタこそ何を仰っているのですか?アナタはうちの売り上げのトップクラスなんですよ!そんなアナタが休むと本当に大変なのですよ!そこのところ本当に分ってくださいね?」

「は・はい!本当にすみませんでした・・・・」

「いえ!分ってくだされば良いのですよ!」


その後は、お互い他愛も無い話で進んでいきましたが、しばらくしてP子ちゃんの方から切り出したのでした・・・・・


「ママ?本当は違う意味で来られたんじゃないですか?」

「えっ?」

「ママはあたしが・・・・××様の事で・・・・様子を見に来てくれたんでしょ?」

「・・・・・・・」

「そうですよ!あたし・・・・この前のママと××様のやり取りを見ていました!それで休んだんです!」

「そうですよね・・・・・」

「はい!そうです!その通りです!あたしの気持ち!ママも知っていますよね?」

「はい!」

「そうですよね!だから心配で来てくれたんですよね?そうですよ!あたし!××様がママの事を好きなことは知っています!でもやっぱりショックでした!」

「・・・・・・・・」

「ママはどう思っているのか分んないけど、あたし、これでもけっこう真剣なんです!真剣に××様の事好きなんです!」

「その様ですわね・・・・・」

「ママはどう思っているのですか?あの時!××様があんなに真剣に告ったのになんで他の子に席を譲ったのですか?あれじゃ××様が可哀相じゃないですか!あれじゃ相当ショックを受けるに違いありません!酷すぎますよ!」

「・・・・・・・・」

「あの後、××様もいたたまれなくなって直ぐお店を出て行ったじゃないですか!ママはひどい!あれじゃ・・あれじゃ××様が可哀相すぎる!あたしは許せない!あんなの許せない!」

「・・・・・・・・」

「ママは本当に××様をどう思っているのですか?嫌いなんですか?」

「・・・・・・・・」

「何とか言ってください!でもあたしは分るんだ!ママがあたしを分る様にあたしも女の勘でママが××様の事を好きだって事・・・・でないとおかしいもん!なんかちがうもん!ママが他の客との対応が全然違うし、それよりもなによりもママがアフター付き合うのって・・・・・・・」

「知っていたの?・・・・・」

「うん!ごめんなさい!あの日・・・・後付けてったの・・・・・」

「そうなの・・・・」

「で?どうなんですか?あたしにとってこれって重大なんです!どうなんですか?」

「そうですね!お答えしなきゃ行けませんね・・・」

「はい!」

「そうですね・・・・わたしも・・・・わたしも××様の事・・・・好きです!」

「えっ?」

「アナタの仰る様に、私も××様が好きです!」

「えっ?な・なんで?どうして?」

「だめですか?  私は正直に言いました!」

「えっ?うそ?うそでしょ?  だってママは銀座のクラブのママよ!可笑しいですよ!そんなの変ですよ!」

「可笑しいですか?銀座のママがこんな事を言っては・・・・・・」

「可笑しいですよ!笑っちゃいますよ!だって相手は普通のサラリーマンですよ!年収だって全然違います!食べる物や着る服も・・・・遊ぶ事も住んでいる場所も何もかもが全然違うんですよ!そんな違いが有るのに、そんなの絶対変ですよ!」

「P子ちゃんが仰るとおりですね!私らは全く違います・・・向こうは日のあたる場所でご活躍されている人、そして私は暗闇の中・・・・・違いが大き過ぎますわね・・・・」

「そうですよ!絶対変ですよ!」

「その通りです!だからあの時・・・・・それを分らせる為・・・・お付き合いしたのです。」

「えっ?」

「そしてあの方は分ってくれた物と思っておりました・・・・」

「・・・・・・・」

「しかしあの方は・・・・・・・・」

「いやっ!そんなの聞きたくない!そんなの絶対おかしいし絶対止めるべきだわ!」

「そうね・・・・・P子ちゃんの言うとおりだわ、止めるべきです!その通りなんです!」

「そうですよ!ママとなんか釣り合う訳ない!あの人がおかしくなっちゃう!」

「そうですね!だから心配しないで?こんな事は有っていけないし、それに・・・」

「それに?」

「それにあの方がこれ以上踏み込めば本当に危ないお立場になってしまわれるから・・・・」

「それって?それってどういう事?」

「それは言えません!とにかく、これ以上は踏み込まぬ様何とかしなければなりません!」

「だから・・・・だからママはあの時、彼が告った時、辛くしたのですか?」

「・・・・・・・」

「でも彼はそんな事ぐらいじゃへこたれませんよ!どうするんですか?それよりママは良いんですか?ママも好きなんでしょ?」

「・・・・・・・」

「それよりあたしにこんな話を聞かせてどうしようって言うんですか?あの人はあたしの事なんか目にも入ってないんですから!」

「・・・・・・・」

「なんかむかつく!そんなの聞いてあたしはどうすればいいのよ!あたしは蚊帳の外じゃない!すっごいむかつく!」

「ごめんなさい・・・・・」

「謝られたって仕方が無いじゃない!ところでママは彼の事好きなんでしょ?どうせなら聞かせてください!どうして?どうして彼の事!好きになったのですか?それも分んない!ママのような人がどうして?????」

「私にも分りません・・・・・本当に私にも分らないんです・・・・でも、何故か?あの方とは一緒に居ると・・・・一緒にいたいと思ってしまうのです・・・・」

「えっ???」

「どうしてでしょうか?P子ちゃんはどうしてなの?」

「まいったわ・・・・・それじゃあたしと一緒じゃん!ホント!笑っちゃう!」

「P子ちゃんも?」

「へへ!同じ穴のムジナって事?このあたしとママが?おっかしい話!」

「フフフ!その様ですわね!」

「でも本当にどうすんのさ?このままじゃまずいんでしょ?あたしじゃ何にも出来ないもん!」

「上手く時間が解決してくれれば良いのですが・・・・・これ以上深入りさせてはいけません、なんとか・・・出来るだけ何とか私の方でやってみますが・・・・・」


P子は思っていました・・・・・

いくら銀座のクラブのママとは言え、所詮はその立場の前に一人の女であるという事を。

そんなに自分を押え付けれる物なのかどうかを・・・・

それともう一つ、ママがまだ隠し持っている事、それは多分何時も来るママのスポンサーである事はP子も気付いてはいましたがこれ以上は聞くことを避けました。

そしてママとの約束どおりP子は次の日から元通りに出勤する様になりました。

そして心のどこかで、彼が店へ来ないよう願っていて、店のドアが開くたびに、しばらくは動揺を隠し切れなかったのでした。

そして多分それは・・・・ママも同じ気持ちだったと思います・・・・・・・





つづく








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告発者 中ダレ^^ (09/09/27 20:13)
はいむるぶし 告発者っち それがどうした?長いと悪い?ある程度長くないと連ドラのオファーが来ないでしょ?^^ (09/09/27 12:14)
はいむるぶし 名無しさん 会員NO1番の名無しさん!期待を裏切らないよう頑張ります!^^ (09/09/27 12:12)
はいむるぶし まりあさん はい!こいつ私とは根本的に全く違います!こいつケッコウ真面目でなんでも真剣で直球タイプです!それに比べて私はいい加減で何でもあり!一番ムカつく所はこいつ!べっぴんにモテる事!これが一番ムカつく!^^ (09/09/27 12:10)
はいむるぶし ここへさん そうなんですよ!こいつ!モテるんですよ!なんかムカつく奴なんですよ!^^ (09/09/27 12:05)
告発者 この話っ乙長いの?( ´'A'`) (09/09/26 22:06)
名無し ママのスポンサーの影が見えてきた様な気が・・・違うかな? 怒涛の展開に期待w (09/09/25 22:21)
まりあ あらあら^^;三角関係?! あのぅ、お尋ねしたいのですがw お友達の××さんって、はいむるぶしさんと話は合っても、なんとなくちょっとカンジが違う殿方かなぁ? それにしても更新凄く早いですね〜。 (09/09/25 21:09)
ここへ ホステスからみたらお客の男はたくさんいるのになぜこんなに友人はもてるのでしょう? (09/09/25 20:49)


 ■ 2009/09/24 (木) 愛と青春の旅立ち・・・・・13


朝、起きたらもう彼女の姿はありませんでした。

テーブルの上、脱ぎ散らかした服などが綺麗に片付けてあり、昨日の夜は何も無かったような雰囲気を出来るだけ作り、彼女はこの部屋を出て行ったのでした。


(昨日は大変だったな〜!)

(この部屋に来てもグズグズだった・・・・俺も何時の間にか寝てしまったけど彼女は寝たのだろうか?)

(それにしても彼女には悪い事しちゃったな、もう嫌われてしまったかも知れんな・・・・)


彼は昨日の疲れも残っていました、それに、眠い目をさっぱりさせる為にシャワーを浴び洗面台へといきました所、洗面台の鏡にそれこそ「ルージュの伝言」があったのでした。


「昨日はごめんなさい!お店で待ってます・・・・・」


彼はその伝言を見て思いました。


(まだ嫌われてはいない様だ・・・・・)


その日は彼にとって運悪く、鉛の様に重い体ですが、それに鞭打つが如く忙しい日でした。

最初の内は彼の体がそのペースに着いて行けず、周りから叱咤の声が飛んできたのですが、それもしばらくして、彼にとってはその忙しさが良かったのか徐々に体もペースを取り戻し、何時もの彼の状態に戻っていました。

そんな時上司から彼に声が掛かったのです。


「××君!」

「はい!」

「少し話があるので手が開いたら私の所へ来てくれんか?」

「はい!分りました!」


彼は「何の用だろう?」と思い、取り合えずやり残していた資料整理を済まし、上司のデスクへと行きました。


「はい!部長なんでしょうか?」

「うん!ここではなんだから会議室へ行こうか?」

「は・はい・・・・」


彼はこの意味が全く分りませんでした、取り合えずこれまでの彼の仕事に落ち度は無く、それどころか彼の押したプロジェクトは順調な経緯を保っていて、このままよほどの事が無い限り、会社にとって一定の利益を上げる事は明らかの物となっています。

ですので彼にとってはこの部長の呼び出しは全く分からない事で、しかし、何か彼にとっては良くない事の様な気がしたのでした。


「ま〜座りたまえ!」

「はい!失礼します!」

「××君!今君がやっている仕事、なんか順調のようだね?」

「はい!おかげさまで、部長やその他の上司、それに諸先輩のお知恵をお借り出来て今に至っております!」

「うん!謙虚だね!その気持ちを忘れてはいかんよ!うん!」

「はい!有難うございます!」

「ところで君はうちに来てもう何年になるかね?」

「はい、そうですね、もうそろそろ10年目になるでしょうか・・・・」

「そうか!君は最初どこの部署にいたのかね?」

「はい!最初は支店での営業として配属されました!」

「へ〜!そうか!どこの支店だったのか?」

「四国の松山が最初です!」

「ほう、そうだったのか!と言う事は本社には何時からだ?」

「はい!3年前です!」

「そうか!それで僕はあまり君の事が分らなかった訳だ!」

「はい!」

「そうかそうか・・・・で、話という事なんだが!」

「はい!」


少し彼は緊張しました。

今記述したように彼は最初から本社勤めではなく、最初は地方からの出発でした。

その理由は色々有りますが、大方の理由は出身大学がかなり影響します。

彼の会社の様な大手では、普通は指定大学制度を敷いており、ある程度の上位大学を出ていなければ入社試験すら受けれません。

彼の出身大学が、その指定大学ではありましたがその中でも中位で、しかも彼は浪人もしており色々な面で本社勤務は敵わなかったようです。

しかし彼の持ち前のバイタリティーで、彼の目標であった本社勤務を大変な努力に努力を重ねて勝ち取ったのでした。

そんな物ですから彼はこの部長の呼び出しに、並々ならぬ不安を持ってしまうのは仕方の無い事でしょう!


「いや、ほかでもないのだが・・・」

「はい!」

「いや!君をね!本社勤務から外へ出てもらおうと思って居るのだが・・・・」

「えっ?」

「いや!悪い話ではないよ!今、うちが取り組んでるメインの取引は石油を初めとした原材料が主だって言うのは君も知っていると思うが、若干弱い部分を君という人間を送り込む事で活性化を図ろうというのが趣旨なんだ」

「はぁ?」

「そういう訳で君に行って貰いたいのは少し遠いが、インドなんだ!」

「えっ?・・・・インドですか?」

「そうだ!インドだ!」

「・・・・・・・・」


彼のこの辞令は、いわゆる栄転で、この移転先で、ある程度の成績を上げれば間違いなく本社に戻った後はある程度の席が用意してあり、これは彼の取って大きなチャンスとなるのですが・・・・・・


(おい!どうする?確かに俺にとって良い話は間違いない!しかしママとはこれでお終いになるのは間違い無い!)

(この話を受ければ約半年で俺は日本を出て行かねば・・・・リミットは半年!こんな時間で何とかなるのか?)

(おまけにインドへ行ったら最低でも5年は帰ってこれんだろう・・・・・)

(仕事と女・・・・何を考えることがあるんだ!男は仕事だろう!当たり前じゃないか!・・・・・・しかし・・・・・・しかし俺にとってママは特別なんだ・・・・)


彼はママと会う前ではこの話を諸手を挙げて喜んだ事でしょう、しかし今の彼には複雑な心境でしかありませんでした。

彼はその日、どうしてもママの顔が見たくてお店へ足を向けるのでした。


「いらっしゃいませ!」

「はは!今日も来ちゃった!」

「何を仰いますか!何時でも来て下さい!」

「うん!」

「さ!どうぞ!今ママを呼んできます!」

「あ!いいよいいよ!ママも忙しいでしょ!」

「何を仰いますか!これはどの様なお客様でもママにお伝えせねばなりませんので・・・・」


彼は席に座り、しばらくして・・・・


「ま〜!××様!何時もご贔屓にして頂き本当に有難うございます!今日もゆっくりしていって下さい!PANPAN!P子ちゃん!××様にお氷とお飲み物を・・・・」

「は〜〜〜い!お持ちしま〜す!」


そう言ってママは隣に座り、P子ちゃんが持ってきたお酒を作り、彼に手渡しました。


「××様!私も頂いて宜しいでしょうか?」

「えっ?あっ!どうぞどうぞ!」

「有難うございます!それでは・・・・」


彼は挨拶だけで直ぐ他の席に行ってしまうだろうと思ってましたので、ママのこの対応は想定外でした、しかしこの想定外は彼にとっては思いも掛けぬ事でした。


「P子ちゃん!ここはしばらくいいから他の所へ入ってくれる?」

「えっ?あっ!はーい!」

「ごめんね!後でまた呼ぶかもしれないからその時はよろしくね!」

「は〜〜〜い!」


ママのこの指示は、P子ちゃんにとっては、かなり気が気じゃない物でしたがママの言う事には逆らえませんのでしぶしぶ了解せざるを得ませんでした。

しかしこれは彼にとっては最高の機会で、しかしなぜ?ママは自分の席に着いたのかは知る由もありません、しかしどうであろうと彼は隣にママが居る事だけで久しぶりの事でもあり、感慨深いものでもありました。


「××様?」

「は・はい!」

「昨日は大変ご迷惑をお掛けして本当にすみませんでした!」

「えっ?なぜ?」

「うちのP子がお世話になっちゃって・・・・・」

「あっ!その事ですか?でもどうしてママが・・・・・」

「フフ、それは私のお店の娘達の事、何でも知っていないとママは務まりませんわ」

「そういうものですか?」

「そうですわ!それで昨日!あの子、ご迷惑をお掛けしましたでしょ?本当に申し訳ございませんでした、あの子に代わって私もこの通り頭を下げさせて頂きます。」

「いえ!とんでもない!昨日は僕の方が誘ったのです、P子ちゃんは全く悪くないし、それに迷惑なんてとんでもないです!スゴク楽しかったですよ!」

「まぁ!××様ってお優しいですのね!そんなところにP子ちゃんも惚れてしまうのでしょうね〜!^^」

「えっ!」

「フフ!私は何でも知っていますのよ!フフ!^^」

「ど・ど〜して?」

「だって分りますわ!あの子を見ていれば!^^」

「そんなものですか!ママには敵わないな!」

「フフ!そうですよ!私には隠し事が出来ませんことよ!お気を付けあそばせ!^^」

「でも・・・・俺には関係の無い話ですよ!」

「えっ?どうしてですか?」

「俺には・・・・・俺にはもう決まった人が居るからですよ!」

「あら!もうそんな方がいらっしゃるのですか?あらあら、これじゃP子ちゃんも大変ね〜・・・・」

「何を言ってるんですか!俺には・・・・」

「あっ!ごめんなさい!灰皿が溜まっていますわ!直ぐ取り替えさせますので!」


ママは彼のその後の言葉を遮りました。

「それ以上は言ってはいけません!」と言わんばかりの話の切り替えに、彼は言葉を止めざるを得ませんでした。


「ごめんなさいね!気が利かない従業員ばかりで本当にごめんなさい!」

「いえ!そんな事・・・・・・・」

「でも・・・・・P子ちゃん・・・・・相当本気みたいでしたわ!少し可哀相ですがこれも男と女、どうしようもない事ですわね!あの子にはそれとなく伝えておきますわ!××様もこんな事にお気を取られないで、また、何事も無く店へいらしてね!」

「それは昨日俺の方から言ってあります!その事は大丈夫ですからママはP子ちゃんにこの事はもう触れない様にしてやって頂けますか?」

「そうなんですか?分りました!それでは私はもうこの事は無かった事に致します!それで宜しいのですね?」

「はい!それで・・・・・」


彼はその事よりも、前のママの前での自分の失態を謝る事が、どうしても告げたかったのでした。

せっかくママが横に着いている今を逃してはもうチャンスは廻って来ない気がする事と、それをきっかけにもう一度チャンスを掴めれば・・・・と言う甘い期待も含んだ事でした。


「ママ?」

「はい!」

「ママ!俺の方こそ謝らなければなりません!」

「どうしてですか?」

「ママとのあの夜の事です!俺はママに大きな恥をかかせてしまいました!俺は取り返しの無い事をしてしまいました!男として、俺は本当に情けない事をしてしまいました!あれからその事ばかりが頭に残って、何をやっていても情けなさが込上げて来るのです!」

「あらあら!それは困った事ですね〜!でも・・・・・・・あの夜の事って?何のお話か私には分りませんわ・・・・」

「ママ!本当にごめんなさい!俺を笑ってください!あの時、俺は何も出来ませんでした!本当に情けない奴です!こんな俺を笑ってやってください!しかもそんな男がママの事を好きだなんて・・・・・100年早いです!未熟者なんです!」

「何を仰っているのか分りかねますわ!それを私にどう言われてもお答えに困りますね〜^^」

「ママ・・・・・どう思われてもけっこうです!俺はダメな奴なんです!」

「フフ!良いでしょう!私もおいたが過ぎましたわね!でも・・・あの夜の事、私は何にも気にしておりませんよ!ですからその様な事は仰らなくて結構ですわ!」

「いや!ママが気にしていなくても俺がダメなんです!」

「そんなにお気になさらないで、男と女、色々な事がありますわ!そんな事で一々お気になされていては男を下げましてよ!^^」

「ママ!」

「男は・・・・・男が、たかが女一人のために頭を下げる物ではありませんわ!私はそんな××様を見たくはありません!もっとデンとして構えていてください!」

「・・・・・・・・・」

「××様は日本を代表する商社の方なのですよ!そんな男がたかだか夜の女に惑わされてはいけません!貴方はもっと素晴らしいお方なのですよ!日本中の男が羨ましくなるほどのポジションを今、貴方は走ってらっしゃるのですから・・・・」

「俺はそんな・・・・・・」

「××様!貴方にはもっと!  もっと私のような夜の女ではなく、もっと素晴らしい女性が貴方をお待ちしておりますわ!ですから・・・・・」

「違う!」

「えっ?」

「違う!俺はそんな大した奴でも、世の中の男が羨ましくなるような男でも何でも無い!」

「・・・・・・・」

「俺は本当に情けない奴なんだ!俺が一番よく知っている!俺は女一人の気持ちも分ってやれない酷い奴なんだ!」

「××様・・・・・」

「しかし!   しかし!   しかし俺は!  こんな情けない奴でも俺は!」

「××様!お気を確かに!これ以上は言ってはいけません!お気を確かに!」

「俺はママの事が好きなんだ!」

「・・・・・・」

「俺は・・・・ママの事が大好きで本当に惚れているんだ!こんな情けない奴だが、迷惑だろうが、俺はママが本当に好きで好きで大好きでどうしようもないんだ!」






つづく


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はいむるぶし 軍神殿 引き際の美学!う〜〜〜ん!なんと男らしい言葉ではありませんか〜!今一番その言葉が似合わない男!はいむるぶしがこの日記を書いておりまする!殿!ご容赦を・・・・^^ (09/09/25 15:24)
軍神 インドはカレーが美味しい、象が道端にいる、人が10億人もいる大変だ、男には引き際が大切だ、引き際の美学を知らぬ男は未練がましい、女性も腐るほど世界中にいる、釣れない超・大物は諦め、手ごろな大物を狙うべし、女性も魚も仕事も一緒さ。 (09/09/25 13:08)
はいむるぶし 名無しさん その比較は光栄ですね!弘兼に挑戦状を叩きつけますか?へへ!私のほうが面白いと言わせてやる!^^ (09/09/25 13:07)
はいむるぶし ここへさん へへ!まいど!何時もお付き合い本当にありあとやす!だんだんと佳境に入ってまいりました!その後の展開もよろしく!^^ (09/09/25 13:05)
名無し 「島耕作」ワールドの様相になってきましたなw (09/09/25 12:19)
ここへ ママとはつきあえないでインドに行くことになるのでは? (09/09/25 06:01)


 ■ 2009/09/23 (水) 愛と青春の旅立ち・・・・・12


彼女と友人はタクシーに乗りました・・・・・


「運転手さん六本木へ!」


彼女はそう言うとタクシーは六本木へ向かったのでした。


(六本木か・・・・・・)


彼はその言葉で、彼女のせいで忘れていたママの事が思い出されてしまいました。


(そういえばママとも六本木に行ったな・・・・・)

(あ〜〜〜 もう一度、ママと・・・・もう一度ママと夜を一緒に過ごしたい、しかしなかなか難しいだろうな、へたをしたらもう二度とないかも知れん、それぐらいあの時の俺は失態を晒してしまったな・・・・)


「コラ!何を考えてるんですか?ほら!もう直ぐ着きますよ!」


彼はしばらくママの事を考えていましたが、そんな彼を見通してか?彼女は指定した行き場所にもう直ぐ着く事を告げたのでした。


「××様!もう直ぐ着くんですから妙な事考えてなくてわたしの事を考えてください!」

「えっ?」

「ほら!着きましたよ!」


タクシーは六本木交差点から乃木坂方面の少し入った所で止まりました。


「フフ!わたし前からここに来たかったんだ!^^」


それはそんなには大きくないですが、しかしちょっとオシャレなホテルでした。


「さ!行くよ!××さま!よっしゃー!いっちょやったるぞ〜!^^」


そう言って、彼の手を取り、行こうとするのですが・・・・・・


「あれ?」


彼はその場から動こうとせず、そのまんま立ちすくんでいました。


「あれ?××様!どうしたの?さ〜!早く入ろうよ!」

「う・・うん・・・・・」

「ネ?早くはいろ!ネ?」

「うん・・・・・・・・・・P子ちゃん!」

「えっ?」

「ちょっと歩かない?」

「えっ?・・・・・・・・・・う・うん・・・・・・」


彼は彼女と手を繋いだまま、少し歩き、そこにあった小さな公園のベンチで腰を下ろしました。

そして彼は・・・・・・・


「ね〜P子ちゃん?」

「うん・・・・・・」


この彼の雰囲気で彼女はそれまですこぶる明るかったのがそれを察してか?少しテンションを下げ、おとなしくしていました。


「やっぱりやめにしない?」

「・・・・・・・・・・」

「やっぱりおかしいよ、こんなの・・・・」

「こんなの?」

「い・いや!こんなのって、つまりセックスが・・・・・」

「なぜ?」

「だってまだ知り合ってそんなに経って無いし、それにいきなりすぎるよ!」

「・・・・・・・・」

「P子ちゃんだってそう思わない?」

「あたしって・・・・・今、すっごくカッコ悪い!やばい!」

「えっ?」

「だって!これって!断られてるんでしょ?」

「えっ!あっ!」

「それって、あたし、すごくお間抜けさんでしょ?あたしってすごくバカ!それなのにあんなにはしゃいじゃって!ほんとバカ!バカバカ!」

「そんな事無いよ!俺が悪いんだよ!調子に乗った俺が・・・・・」

「あ〜〜〜〜〜〜!カッコ悪い!あたしって最悪!」


彼はこの状況が、P子ちゃんにとって立場が最悪になってしまうと思い、本当の事を言う決心をしたのでした。


「P子ちゃん、実は・・・・・」

「・・・・・・・」

「実は俺、ごめん!俺本当はママの事が・・・・・・」

「そんなの分ってる!!!!」

「えっ?」

「そんなのとっくのとうに分ってる!」

「えっ?それじゃ、なぜ?」

「良いじゃない!だって好きになっちゃったんだから!」

「えっ?」

「あたしそんなの知ってた!実はママとどこかに行ったことも知ってる!」

「えっ???」

「あたし××様の事、××様が店へ来るたび見てたの・・・ママとどこかに行った事も・・アフターした事も知ってる、だって、だって気になってその日わざとママが店から出るとき一緒にあたしも出たんだもん!」

「・・・・・・・・」

「するとママが何時もはタクシーで帰るのにその日は・・・・・で、ママに分らないよう着いていったら・・・・・・」

「そ・それで・・・・」

「あたし・・・・ちょっとショックだった、でもこんな事良くある話!あたしは気にしない様にしてた!そしたらその日から××様は店に来なくなったから、これは何かママと××様に何かあったな?と思った・・・・」

「・・・・・・・・」

「だから、貴方が来ない間、ママにわざと貴方の話をして探ってみたの、そしたらママが次に××様が来たらアナタが着いてって言ってくれたの」

「・・・・・・・・」

「これはチャンスと思った!ママも××様の事よろしくね!って言ってくれし・・・・それであの夜に何かあったと確信したの・・・・」

「そういう事があったんだ・・・・」

「貴方がママの事を好きなのは知ってる!でも・・・・でもあたしも貴方の事が好きになっちゃったんだからしょうがないじゃない!」

「でも・・・なんで俺のこと・・・・」

「知らないわよ!あたしだって分んない!何で好きになったんだか分んない!でも好きになったのは本当!理由なんて分んない!」

「そうか・・・・でも俺、P子ちゃんの言うとおり・・・・」

「言わなくていい!××様はママが、ママが好きなんでしょ?」

「うん・・・・・」

「じゃ・・・じゃそれでも良い!それでもあたしとしても良いじゃない!」

「えっ?そ・それは出来ない!そんなこと出来る訳無いじゃないか!」

「そんな事無い!そんな事やってる人いっぱい居る!それにあたしが良いって言ってるんだから××様が気にする事なんてない!」

「いやっ!それは出来んよ!」

「わかった!ママにバレルのが怖いんでしょ?あたし・・・・言っちゃうかもしんないもんね?」

「そんなことじゃ・・・・・」

「じゃーなんで?あたしが良いって言ってるんだから良いじゃない?それともあたしの事、興味が全く無い?」

「そんな事じゃない!俺は一途なだけなんだ!それに・・・」

「それに?」

「何をしててもママの事が頭から離れないんだ!こんな気持ちでお前の事・・・抱けないし、もし抱いたら俺は男として最悪になる!」

「あたしがこんなに言ってるのに?」

「無理だ!絶対!」

「なぜ?どうして?わかんない!どうして?」

「これからも俺はママに会いたいし、俺はママの前で毅然としていたいからだ!」

「なによ!そんな難しい言葉で言われてもちっとも分んない!」

「要するに邪な気持ちでは会えないと言う事!」

「あたしがよこしま?」

「あー!そんな意味じゃない!もういい!分ってもらえんでいい!」


彼は彼女のこのような態度に少し怒りを覚え、少し無言になり、気を収めるためにタバコに火を着け様としました。

それに気付くと彼女はバッグから急いでライターを取り出し、怒っている彼に火を差し出しました。


「ごめんなさい・・・・」

「・・・・・・・・」

「ごめんなさい!あたしのわがままに付き合わせちゃって本当にごめんなさい・・・」

「い・いや!俺ももっと、それこそP子ちゃんに毅然とした態度を取ってこなかったから悪いんだ!」

「ううん、貴方は悪くない!あたしが少しオイタし過ぎたのよ、貴方は私を傷つけまいと思って一線を守ってくれたのよ・・・」

「・・・・・・」

「分ったわ!もう言わない!ごめんね!」

「いや・・・・俺が悪いんだ・・・・」

「そのかわり」

「そのかわり?」

「あたし、応援する!貴方とママの事!応援する!あたしが出来る事ってそんなに無いけどママと一緒に働いているから色んな情報は教えて上げれるわ!」

「・・・・・・・・」

「そのかわり!ママとダメだって分ったらあたしと付き合って?」

「えっ?」

「あたし!それまで待ってる!だからこれに懲りず、またお店に顔を出してね?」

「そんな事頼めないし、そんなことは俺が自分ですることだ、だからP子ちゃんは関係ないよ!それにこれからもお店には心配しなくても顔を出すよ!」

「そ!良かった!それにあたしは自分で勝手に応援するんだから好きにさせて?」

「それはまずいよ!」

「いいのいいの!そのかわりダメだったらまた、あたし、再アタック!しちゃうからね!覚悟しといてよ!^^」

「え〜〜〜〜〜!」


その夜、なんとか彼は彼女を説得し、またタクシーを拾って彼女を送ってから帰宅する事にしました。

タクシーに乗った二人は、少し気まずい雰囲気で、二人とも無言で居ました。

彼女は彼に背中を向け、ずっと外を眺めていたのでしたが少し様子が変でした、彼に背中を向けているその背中がしばらくして少し小刻みに動いているのでした・・・・


「P子ちゃん?」

「・・・・・・・・」

「P子ちゃんお家は世田谷の方で良かったよね?」

「ぐびっ!ぐびっ!ズズッ!ぐびっ!ズズッ!ぶふ!ズビッ!ぐびっ!」

「P子ちゃん・・・・・」

「はだびずがどばんない!!!」

「ぴ・P子ちゃん!」


それは突然やってきました。


「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!だべだ〜〜〜〜〜〜〜!がばんじでだのに〜〜〜〜!」

「????????」

「だびだがどばんないよ〜〜〜!だべだ〜〜〜!」

「P子ちゃん!」

「どぼじでよ〜?どぼじでこうなんの〜〜〜???いいじゃんか〜〜〜!わだじのなにがだべだど〜〜〜?」


彼女は鼻水で喋る事すべてが強烈な鼻声で聞き取りづらくなっていました。


「ごうがいずるぞ〜〜〜〜!」

「こ・後悔か?」

「ぐびっ!ごうがいずるぞ!ぐびっ!あだじのがらだびれながっだの〜〜〜!」

「??か・ら・だ??」

「あだじっで、ぐびっ!いいおっばいじでるんだぞ!ぐずっ!」

「えっ?」

「ごうがいずるぞ!じらないぞ!ヒック!ごうびえでぼいいがらだじてんだぞ!ヒックヒック!」

「よし分った分った!もう良いから!話さなくていいから!」

「ばがやどー!ぐびっ!ズズッ!なべでんじゃねー!づぎみだいっていったってびぜないど−!ぐび!ごうがいさせてやるー!」

「おい!もういいから!よそうよ!」

「うんでんじゅざん!きいてよー!ごのおどご!ぎょう!ヒック!わだじをふっだんだよ〜!ごのばがやろーが!わだじびたいないいおんなをー!ぐびっ!」

「おい!やめろ!運転手さんも笑ってるぞ!」

「いいもん!ぐやじー!どうじで?ぐびっ!どうじで?みないの!おっばいみでよ!それみてがらかんがえでぐれだっていいじゃんか!ヒック!ほんどうにいいおっばいじでんだから!」

「わかった!もう分ったから家の方案内してよ!」

「じらない!帰んない!ぐびっ!もうじぬ!じんでやる!」

「おいおい!かんべんしてくれよー!」

「だめ!がんべんじでやんない!おっばいみろ!それでかんがえろ!」

「やれやれ・・・・・・・」


結局、彼女はその後もグズグズで、仕様が無く彼女を彼のアパートへ泊めるハメになりました・・・・・・




つづく




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はいむるぶし サイコロさん どひゃ〜!ま・まずい!ダメです!コメント下さい!よろぴく!^^ (09/09/27 14:49)
サイコロ 失礼しました^^思う存分書いていただくためにも、しばらくコメントは控えます^^ (09/09/25 23:10)
はいむるぶし ここへさん ホントにいつもコメント有難うございます!本当にウレピー!^^これがあるから書く事を辞められないんだな〜!^^ (09/09/24 22:32)
はいむるぶし サイコロさん サイコロさんは鋭いからこの先、書きづらくさせないで下さいよ〜!ほんとに〜〜〜〜^^ (09/09/24 22:31)
はいむるぶし 名無しさん お〜〜〜〜〜!それは凄い!とすると記念する会員NO1番は名無しさんですね!これは一生自慢できますよ!うらやまぴ〜!^^ (09/09/24 22:29)
ここへ 軽薄、尻軽P子ちゃんは彼のアパートでわがままいってセックスしたがるけど彼は拒否するのかな? (09/09/24 14:34)
サイコロ やはり、ママの刺客は強烈だす・・・ (09/09/23 20:16)
名無し P子ちゃんのファンクラブ設立しました。入会はお早めにw (09/09/23 18:13)


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