昨年度末に失業しました。経理をやっていたんですが、わりと専門性の高い仕事をしていたと思っていたので、私の他にも何人か一緒に失業したのですが、なんだか今でも実感できずにいます。
職探しをしてもう3ヶ月はとうに過ぎましたが、全然仕事が見つかりません。
最終面接まで進めればいいほうで、大体書類選考で落ちます。今50社目くらい?です。
年齢も「30歳」がひとつの目安になっているようで、もうあと半年くらいで30代になってしまうので、焦ってます。
選ばなければ職はいっぱいあるのですが、さすがに選びたいです…。何でもいいというわけにはいきません。
先日、弟から相談を受けました。私が失業したのは、まだ知りません。弟は大手企業に勤めていますが、月に2、3日くらいしか休みがなく、始発で家を出て終電で帰ってくるような生活を送っています。家に帰れない時はイスを並べて寝たり、ネットカフェで仮眠を取ったりしているようです。寮に住んでいるんですが、他の部屋も寮の明かりが点いていることはあまりないそうで、同期もみんな同じような状態だそうです。
「これで一生終わるのかな。仕事はおもしろくないし、ただ歳だけをとって終わるのかな。」と言うので、とりあえず3年耐えてみるように言いました。「3年経てば自分に力もつくし仕事も楽しくなる。いずれは後輩に指導できるし、経験を積んでいってわかる喜びもある。もし転職したくなっても3年働けばなんとかキャリアとして認められる。」兄として、ごく当たり前のことを言ったつもりです。でも、自分も昔はそう思っていてがんばってきたつもりですが、実際失業してみて「勤め人なんて都合が悪くなればすぐ切られる」というのがよくわかりました。だから、本心とは裏腹に弟を励ましました。
今、彼女の家で暮らしています。
彼女が仕事に行っている間、掃除、洗濯、犬の世話をし、午後はネットでの職探しをし、週一でハローワークに行ってます。生活費は、一応折半してますが、いよいよ、せこせこと貯めた貯金から出さなきゃならなくなってしまいました。
彼女の会社は、この不況下にあっても業績がいいらしく、ボーナスとはべつに特別賞与が出たそうです。でも、仕事はおもしろくないといいます。
「このままで一生終わるんだろうか。仕事向いてないと思う。」と弟と同じようなことを言います。彼女も毎晩日付が変わるくらいの時間に帰ってきます。せめて、食事だけでもと思って、結構料理は体にやさしいものを種類を多めに作っています(学生時代からずっと自炊だったので料理は得意です)。
彼女に悪いと思って、とりあえず、そろそろバイトを始めることにしようと思っています。
長々と私の個人的な事情ばかり書いてしまいましたが、職があるのに悩んでいる人、無職で生活に困窮して悩んでいる人、本当にいろんな意味でバランスが崩れていると思うんです…。ある友人は、「仕事が暇で暇で、私の存在意義がわからない。自分がダメになる。」と言ってました。
どうなんでしょうね…。なんでこんなにバランスがとれてないんでしょうか…。また、介護職をしているべつの友人は、きつくて大変な仕事なのにもかかわらず「今の給料じゃ家族を養えない。」と言っていました。
不均衡ですよね…。
どうしたらいいんでしょうね。
元同僚も、残業代よりも高い延長保育代を払ってましたし(と言っても、残業代自体あまり出なかったですが)。
何もかも、おかしいような気がします。政治でなんとかなるものなんでしょうか?個人的にはそれだけじゃなく、1人1人の働き方に対する意識を変えてゆかないとダメなような気がします。会社っていう組織を守るんではなく、個人を守って守ってくれるような、それが自分としては理想です。
本当に、長文になってしまいましたが(すみません)、皆さんはこの不均衡、どう思いますか?
投稿者 : ギリギリ20代 日時 : 09/07/16 17:13