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日々の記録


 ■ 2004/09/02 (木) 9月初日に思う事


 オリンピックが終わってしまった事を見ると、今年の夏も終わったんだなぁという気分になります。台風一過の関東は再び蒸し暑い日々になっていますが。とはいえ明日あたりからまたしばらく涼しい日々が続きそうですが。

 日付はもう変ってしまいましたが9月1日の今日は、防災の日でもありますが小学生から高校生の人達にとっては2学期最初の日でもあります。9月1日というのは夏休み気分も払拭しなければならない日だと考えられますが、私の小中高を見てもなかなかそういう雰囲気ではありませんでした。夏休み一杯かけても宿題を終わらせる事が出来ずに、2学期最初の授業の日(大体1週間程度のブランクがありました)までに親の協力の下で何とかつじつまを合わせて提出するという事を繰り返していました。

 大学に進むようになってからは、後期の授業開始が大体9月末から10月始めだけにまだ休みはあるという気分で過ごしていましたが、さすがに大学院で留年するようになると休みであれ授業期間であれ鬱屈とした気分で過ごしていました。

 そして無職となった今年も2002年と2003年の夏と変っていないかと言えば、変り過ぎたとしか言えないでしょう。先に挙げた年はまだ大学院という自分の受け皿、つまり拠る所があっただけにだらしない日常を過ごしていてもなんとか心の平安を保つ事はできましたが、今は家以外に拠る所がなく心の平安を保つ事にも苦労する事ばかりです。

 私にとって自分の心のバランスを保つためにしている事は、現在では読書(SF小説や宇宙関連の書籍、歴史書、またはコミックなど)とネットサーフィン、音楽やラジオ鑑賞です。もうまるっきりインドアな生活になっています。前にも書いたように就職活動費をある程度はキープしておかなかればならないため、おいそれとどこかに出かけたり、値段の張る物を購入したりする事などはもっての外。今は本を買うにしても熟考した上で購入しています。それ以外は以前にも書いてきましたが、図書館で借りた物で済ませています。外出も週に2、3回程していますが(そのうち1回は大学の就職課参り:もうこう言うしかないでしょう)、近所の図書館や本屋そして古本屋に出かけては時間をつぶす事をしています。


 しかしながら私は親と自分の進路について話すとなると、何故かしら自分の不甲斐なさを屁理屈並べて自己弁護したり(しかも近所迷惑な程の大声をあげて)、自分の趣味を否定されているように勘ぐっては大声でこれまた自己を正当化したりとここ最近の日常を振り返るとろくな事をしていません。親に言わせれば大学院をスキルアップどころかただ就職したくないから逃げ込んだだけの私の趣味は、全く生きる上で無用だという事のようです。こういう事を言われると、私としても人格形成において全てではないにしろ幾分かは役には立ったといいたくなる訳です。

 しかし改めて思えば、自分は銀英伝に登場する英雄達のように万人から尊敬ないしは畏敬の念で見られる人間とは程遠い(嫌われ者や無能キャラには近いかもしれませんが)存在にしか過ぎず、ましてやベルダンディや桜庭葵ちゃんやまほろさんのように献身的な女性などにめぐりあう事など全くありませんでした(こんな事をいっているようではただのもてない男の妄想と切り捨てられるかもしれませんが)。第三者からみれば、結局のところ私がSF小説やライトノベル、アニメやコミックから仕入れた知識など現実社会を生きていく上ではほとんど役に立たないものばかりなのかもしれません。

 大学院に行きながらも研究を真面目にしてこなかったという事を嫌というほど書いてきましたが、私は親と会話して議論が平行線をたどってしまう事を繰り返すようになると、自分は有名大学大学院に行こうが就職率百何十パーセントとかいっているアニメ系の専門学校に行こうが大して変らないのではないかとすら考える事があります。その100パーセントを超える就職率を謳っている(といってもその業界とは無縁のアルバイトのような仕事までカウントしているという話をネット上などでよく聞きますが)アニメ系の専門学校に行けば、ある意味で趣味に近いものに囲まれた生活をエンジョイ出来たのかもしれませんが、お先真っ暗である事は確実だったでしょう。しかし私はいわゆる「趣味系」専門学校よりもちゃんとした大学および大学院を選びました。そこでやっている事はそういった専門学校に行っても十分にやれるような事かもしれませんが。私は自分の経歴に関しては、自分にとって汚点にもなるような道ではなくプラスになるような道を選んだと考えています。今現在は大学院卒に関しては、時々行くだけ無駄であったと貶めたり、大学院卒という経歴を誉れ高きものと称えたり、ほとんど持ち上げたり落としたりを繰り返しているようにも感じています。自分の経歴をその時その時の都合によっていいものにも悪いものにも扱ってしまう現状を考えると、社会に出て給料分の仕事をするという事などもっての外という事にしかならないのでしょうか。
 

 もう今年も3分の2が終わってしまいました。9月を含めて残すところ後4ヶ月ですが、がむしゃらにやる事には限界がきているのかもしれません。いや大学に進んでからの8年間を趣味・娯楽三昧で過ごしてきた大きな負債を背負い込んでいるだけに拠り所を無くしたからという理由で慌てて就職活動をしても良い結果など自分に帰って来ないという事なのでしょう。私はいくら雇用形態や情勢が変化しているとはいっても、まだ安定しているといえる正社員として仕事に就く事を第一に就職活動をしています。自分としては不安定な形での就職よりもある程度は安定した地位で社会に出て働きたいという気持ちがあります。最近また少し親戚が私の進路についてうるさくなってきました。大学院を修了してもう5ヶ月になりますが、何とか結果を残して親戚にも恥ずかしくないようにはしたいと思っています。

 このサイトにて日記を書かれている方の中にもちゃんと仕事に就いて無職から脱却されている方もいる事は十分認識しています。私もそういった方々と同じようにちゃんとした仕事に就いて社会人としての人生を歩むために、一日一日を大事にして過ごす事を心がけています。少なくとも受ければ落ちるという事を繰り返して、他の方々は仕事に就いているのに自分だけは仕事に就けず新たに加わってきた人達に混じってしまい、ある意味で「主」のようになっているという状況にはなりたくないと思います。



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韮山 怖がらずに一回、世間で言うところの「会社」がどんなものか体験する機会があるといいと思います。 まだ正社員の可能性もあるので、未来をしぼるには早い気もしますが・・ ともかく、社会で働いている人の声を聞く機会を多く持つ(つまりは1対1での面接でこちらから逆質問する機会を多く持つ)ことがあなたの場合重要かと・・ 今は、新卒対応の人材紹介会社もあります。 案件がもらえるかどうかはともかくとして、専門家にアドバイスをもらえる機会として活用してみたらいかがでしょうか。 http://www.career-m.com/jigyou/shinsotsu.html (04/09/03 02:20)
幸運を祈る そうですね、気がつけばもう9月、あっという間に年末ですね・・・ (04/09/02 23:57)
訂正 ↓ 結果結論を先に言ってしまうと (04/09/02 08:25)
大人の少年 人は結果結論を先に出してしまうと、以前先には進みません。確かに正社員で雇用されることは誰もが望むことです、確かに安泰かも知れません、しかし、雇用情勢は、年々きびしくなりつつあり正社員枠もいっそう狭まってくるでしょう、しかし替わりつつある雇用形態に新たな価値観を求めている人も沢山います。派遣社員のほうが人生設計を立てやすいと思ってる人も沢山います・・・お互いがんばりましょう。 (04/09/02 01:23)


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