薬の効果が作用するしくみは、物理・化学的物質によるもの、体内で化学反応を助ける酵素の働きを防ぐもの、さうぼうまくにあるイオンチャンネルに作用するものなどいくつかのパターンがありますが、もっとも一般的なのとして、細胞膜にある受容体(レセプター)に薬が働きかけるものです。
受容体とはたんぱく質の一種で、通常内々で産出されるホルモンや神経伝達物質などと結合し、細胞を反応させ体の反応を働かせ維持しています。薬はこの受容体を刺激して細胞に反応を起こさせる作用薬、反対に受容体と結合することによってホルモンや神経伝達物質の結合を阻止して反応を起こさせない拮抗薬の2種類があります。つまり元々人間の体が持っている能力を薬によって高めたり、抑えたりすることで効果を発揮しているのです。(CL SMILE 8月号より)
no.2 ( 記入なし06/09/18 21:26 )
「高齢者が気をつけたい薬の服用と管理」
症状を治すはずの薬が服用者に合っていなかったり、服用方法を間違えたり、薬や食べ物の組み合わせによっては症状がより悪化したり、別の症状を引き起こしてしまうことがあります。これらを副作用や相互作用といいます。
高齢者の場合、薬の効きすぎによる副作用や相互作用を起こすことがよくあります。その理由の一つには、高齢者の多くが一人で何種類もの薬を服用していることがあげられますが、これ以外にの高齢者が陥りがちな服用のトラブルがいくつかあります。NPO全国在宅医療推進協議会理事長、神津内科クリニック院長の神津仁先生は以下のように指摘しています。
@いくつもの病院を掛け持ちしていることが多く、各病院から処方された薬をすべて飲んだり、どれも飲まないなどの誤った服用によるもの。
A老化による体内の薬の分解能力低下によるもの。普通の成人が飲む量の薬を服用してしまうと薬が分解しきれずに体内に残り、悪影響をおよぼす。
B認知障害や記憶障害により、薬を飲んだかどうかを忘れて、2回分を飲むなど正常な服用量が守れないことによるもの。
C医師から処方された薬以外の、「がんに効く」「ダイエット効果がある」などと謳われているが実際は信憑性の低い高額な健康食品等の服用。西洋薬の血糖硬化剤や甲状腺の粉末が入っていることもあり、これと処方薬が相互作用し低血圧性脳障害などを引き起こす危険性がある。
高齢者はこれらの要素がいくつも重なりあうために、副作用や相互作用が起こりやすくなるのです。
副作用や相互作用の予防には、正しい服用方法、服用量、服用時間を守ることは基本中の基本ですが、独居の高齢者などの場合にはこれが遵守できないこともあります。神津先生によれば、高齢者の薬に関するトラブルを減らすためには、ヘルパーが介護者の服用状況を把握し、それを医師や薬剤師などの医療従事者に報告すること。そして医療従事者からの指示を的確に介護者に反映していくことが大切です。
つまりヘルパーは、医療従事者と介護者の間に立ち、双方の橋渡しをする重要な役目を担っているといえるのです。(CL SMILE 8月号より)
no.3 ( 記入なし06/09/23 21:11 )
太田胃散。いい薬です。
no.4 ( ┃━┏┃06/09/23 21:55 )
酒
no.5 ( 記入なし06/09/23 22:40 )