通学や仕事をせず、職業訓練も受けていない「ニート」と呼ばれる
若者が急増していることから、文部科学省は二十八日までに、
大学などで行われている将来の目標や職業意識を学生に
持たせるためのキャリア教育を重点的に支援する方針を決めた。
来年度予算の概算要求に約七億四千万円を盛り込む。
文科省は「受験戦争の中で将来を具体的に考えずに進学した結果、
明確な目標を持てない学生も多い。
就職にも失敗し、ニートやフリーターになる場合もある」と指摘、
大学入学直後からキャリア教育を充実させるとしている。
総務省の労働力調査などによると、十五歳から三十四歳のニートは
平成十二年の四十四万人から十六年の六十四万人に急増している。
(産経新聞) - 8月29日2時46分更新
投稿者 : 本部省 日時 : 05/08/29 16:08