亀さん@Tokyo(´ω｀)

ヘルパー見習いを始めて数日。
覚えることが山程あり、思っていた以上に大変な仕事ではあるが、職場の皆さん、特にリーダーは、介護未経験でテンパりまくっている俺に気を使って下さる。
なので、俺もその気持ちに応える為に、不器用だが前向きに仕事をしている。

そんな日々を送っている時、身内で不幸が起きた。
昨夜、俺の携帯に連絡が入り、どうしても来てほしいとのこと。
就職したばかりで急には仕事を休みたくないと伝えたのだが、そんなことを言ってる場合か？と、電話口の親戚はにべもない。
仕方がないので、今朝、会社に電話し、その旨を伝えた。
リーダーはまだ出勤していなかったので、事務員の方が連絡すると言って電話が切れた。

こんな時に身内の不幸とは、何と間が悪いのだろう。

神奈川へ向かう電車の中で、身内の死よりも会社の皆さんへ迷惑をかけたことが気になってしょうがなかった。

急に身内の不幸だなんて嘘じゃねーか？

この忙しいのに休むなんて、勘弁してくれよな。

先輩方の本音が聞こえてきそうな気がした。

今日はこれから急いで帰り、明日は出勤する。
すぐに先輩方にお詫びをしなければ。
入社早々にこんな事になってしまい、故人に罪はない、そんなのは逆恨みだとわかっちゃいるが、やはり恨まずにはいられない。
小さい男だ、俺は……。
明日、皆さんに白目で見られることも覚悟せねば。