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ボロクソ駄目日記


 ■ 2010/01/29 (金) バーブン攻防


アレックス「敵が一人もいない」
、魔物達の死体は殆どが撲殺されているか
斬殺されていた、中には焼き焦げた死体もあった
アドル「砦に来た人間がいるのか」

3つの影が移動していた、タルフが先頭で後からレッドアリマーとDが続く
タルフ「気を付けて、ここは足場が悪いんだ」
砦を脱出した一行はタルフの案内で地下通路を経て溶岩地帯を通っていた、2人は息を切らさなかった、レッドアリーマの方は熱さに強い体質なのか黙々と後を付いている、Dの方も黙々と後を付いていた、2時間程進むと溶岩地帯を抜け別の道に出た、タルフが進もうとすると誰かがその肩を掴んだ、Dである
D「倒れてしまっては、元も無い少し休め」

アドル「いない、どうなっているんだ」
牢屋にも生存者はいない、魔物の死体ばかりだ
牢には何者かが囚人に食事を与えた跡があった、食器の大きさから大人と子供用の物が各一つずつ置かれている、子供用の大きさのは明らかにタルフであろう
恐らく自分達以外にも砦に侵入した来た者達がいるのだろう、連中は魔物達を倒し牢屋に捕われていたタルフ達を連れて何処かに脱出したのだろ、しかし、何所に、暫くするとポポイが声を出していた
ポポイ「おーい!抜け穴があったぜ!」

レッドアリーマがタルフに水を差し出す
砦から奪ってきたものだ
レッドアリーマ「飲め」
タルフがそれを受け取ると、喉を鳴らしながら飲みだした、よほど喉が乾いていたらしい、受け取った水筒を見張りをしているDの元へ行き、水筒を差し出す
タルフ「お水」
Dが無言で受け取り、水筒に口を移しタルフに返す
レッドアリーマはその光景を無言で見ているとタルフが近付いて来て水筒を指しだす
タルフ「ありがとう、これおじさんの分だよ」
無言で受け取り口に移した、その光景を見届けるとタルフが笑顔で答えた

そいつは岩場の影から見ていた、最近どうも騒がしいと思ったら侵入者がいるではないか、数は三人、どうやって侵入したかは判らないが獲物である事に違いはない、そいつは仲間に連絡する為に穴に素早く入り込んだ

ポポイが召喚した闇の精霊を先頭にアドル達は溶岩路を通っていた、中は凄まじい熱さだ、水の精霊の魔術によって水の加護を受けて暑さを逃れている
シェイド「間違いない、この先だ」
闇の属性を持つシェイドは魔物の持つ気を感知する事が出来た、捕われていた人達が通ったと思われる抜道には足跡が3つ、一つは子供、二つ目は大人、三つ目は人間のものとは明らかに異なる足跡が混じっていた、生き残った魔物がタルフ達を人質として、ここへ運んだのか、シェイドは言った殺された魔物達からは放たれる気と同じモノを2つ感じると、一つは魔物、二つ目は魔物と人、両方を持つ物だった、しかも恐怖や悲しみといった人間が持つ残留思念を感じる事が出来る彼はタルフからはそういったものは感じられないという
アレックス「どう思う?」
アドル「魔物がタルフを人質にとっていると言うよりタルフが魔物達を案内していると言った方がいい」
アレックス「人間が魔物達を?」
アレックスは驚きを隠せなかった、彼がこの世界で見た魔物達はどれも人間を襲っていた、モンスターを家畜化しているのもあるが魔物と人間は戦っていた、同じ境遇であったポポイすらも魔物と人間が仲良くと言うのは見た事がなかった
アドル「とにかく先を急ごう」
脚を早めた、追いつくのはもう直だ

蠍が這って出た、疲れて眠っているタルフに向かって尾を振り上げるが寸前の所で頭上から来た衝撃によって体は潰された、タルフの隣にはレッドアリーマが居た、横で安らかに寝息を立てている、幾ら慣れた道でも足場の悪い子供の足で此処まで来れたのは奇跡と言って良い
D「優しいな」
見張りをしていたDが交代に戻る
レッドアリーマ「死なれては困る、弱者には手を出さない我が一族の掟でもある」
D「戦士の鉄則か、魔物の中にもまともなのはいるようだな」
レッドアリーマが見張りの交代に立ち上がった、入れ替わりにDが腰掛ける
レッドアリーマ「聞いた事がある、『貴族』と呼ばれた吸血鬼を狩るハンターの事を」
D「・・・」
レッドアリーマ「そのハンターは人と吸血鬼のハーフだと聞いた」
Dが立ち上がった、洞窟内に気を感じたからだ、レッドアリーマも臨戦態勢を取る、何かが目の前を横切った瞬間、Dは左手を横に振り上げた、倒れたそいつは大人位の緑色の大猿だ、今度は後ろから襲ってきたが剣が円を描くように後ろへ切り上げた、レッドアリーマの方は四方から現れた大猿の内一匹を捕まえ顔面に頭突をくらわす、掴み上げ後ろの大猿に投げ付ける左右から来た大猿が飛び掛かるが、羽交い絞めにしようたした大猿達は重力から解放された、レッドアリーマが大猿達を持ち上げた、大猿達は首の骨を折られて即死した、見回す無数の大猿達が出現した、岩陰から大猿が様子を伺っている
D「バブーンかやっかいだな」
バブーンは、繁殖能力が極めて高く、素早いうえに知能が高い、襲われた商隊や街や村は数知れず時には功性生物や大型モンスターをも襲う事もある、中には魔術を使うのもいるから実にやっかいである
「バブーンの巣だったとはな、あの小僧よく今まで生きてこれたの」
右手からに声がしたようだ、バブーンがレッドアリーマに飛び掛る、それを合図にバブーン達が一斉に飛び掛った
シェイドが立ち止まる
シェイド「この先で3つの気がぶつかり合っている、一つは獣だ、二つ目は魔物のもの、三つ目は人と魔の持つ物だ」
アドル達は走り出した

岩陰に隠れたタルフは二人の光景に見入っていた、Dは鳥のように跳躍しながらバブーンの攻撃を避けながら斬り捨てていく、一方のレッドアリーマはDとは対極に力まかせに撲殺していく
D「お主といい、あの魔物といい相当な腕じゃな、なのに本気をだしておらん、ふむ、あの小僧のせいか」
2人はバブーンの追撃からタルフを近づけさせなかった、バブーンが狙いやすいのが子供だと判っているのだ
しかし岩陰から現れたもう一匹の侵入者がタルフに近づくと口を手で塞いで担ぎ上げ仲間と共に穴に潜り込んだ

仲間の屍をのり越えたバブーンが2つの影に向かって勇ましく飛交っていた、対する二つの影は一方は翼を生やした赤い魔物、もう一つは黒装束の男だった
アドル「どうなっているんだ」
2人の戦闘能力の高さと、バーブンの数の多さといいだが、次の光景が一層疑問を濃くした、彼等の背後に子供がいたのだ、しかも子供を守っているようだ、現に子供にはバブーンは一匹も近づけていない、だが、多勢に無勢2人は押されている、勝敗が決まるのは時間の問題だ、アドルが群れに切り込んでいく続いてアレックスが突進していき加勢した、敵か味方は別だ、とにかくあの子を斬り捨てる、アレックが羽交い絞めにしていく、ポポイの精霊魔術でバーブン達を炭にかえていった、その時、一匹が吼えると大猿達が一斉に退却しはじめた
レッドアリーマ「妙だ?、奴等何故?」
戦ったバブーン達は劣りであると理解したのは、バーブン達が退却して暫くだった








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