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アラ還の愚行記。

Author:ポンスター ( Profile )
還暦になってからの愚行に係る備忘録

 ■ 2023/08/20 (日) マンションの納涼大会


マンションの納涼大会があった。
納涼と言っても最も暑い13時開始なのでサウナに入っている様だったが。
アルコール、ジュース、すいか、お菓子、おつまみ諸々が用意され、基本飲み食い放題。老若男女けっこうな住人が参加する。
うちのマンションは昭和に建設したので、当時の風習をいまだに継承している。冬には同様な餅つき大会もある。役員になると面倒だが、参加する側ならいい行事である。

缶ビールと酎ハイ、フランクとすいかを頂き、抽選会くじで末等の500円商品券をもらう。
これで月200円の自治会費の元を取ることができてしまう。まさに貧乏性の発想だが。


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ポンスター 単騎でしたが、ヒューマンウオッチングしてまぁまぁ楽しめました ( ̄▽ ̄) (23/08/21 22:40)
記入なし 楽しめましたか??? (23/08/21 08:34)


 ■ 2023/08/19 (土) 歯医者に行く


歯医者に行き、歯を一本治療した。
仕事が休みの土曜日にしか行けないので、1か月に1回のペースで通っている。
さっさと治療を終わらせたいのだが、診療の予約がなかなかとれないので、こんなペースになっている。
通院を促すのは特に歯科と精神科の医院での常套手段ではあるのは知っているが、回数は10回はラクに超えそうだ。今日は1700円だったので、金もかかりそう。口腔ケアも大事だし仕方ないかな。

この歯科にはもう20年ほどお世話になっている。
昔は院長先生も若くて綺麗だったが、いまは熟女になった。でもインフォームドコンセントと治療は変わらず丁寧だ。
美人には弱いので、とりあえずはロングランの治療もまぁ良しとしよう。


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ポンスター 歯医者さんは避けては通れない道ですよね (´-`) (23/08/20 21:47)
記入なし 僕も、今、歯医者に通っていますよ。。。 (23/08/20 08:18)


 ■ 2023/08/18 (金) 夏休みの日が決まった


今になって夏休みの日が決まった。
来月の7日と8日で、7日にお気に入りの宿が取れたので後付けにした形である。
今日は仕事が暇だったので8日に泊まる宿を探していたが、けっこういい宿が見つかった。
愚妻の意見もあるし、空いてるかも不明だが、数件探した宿でいけるような気がしている。

旅行は、行こうと思い立った時点から始まっているものだ。
あれこれ計画を立てている時が気分も良く、その時間も旅行の一環のように思える。
アラ環ともなれば、自分と愚妻の健康と車と金と時間がいつパンクするかを身近に感じておかないとならない。それだけのリスクも出てくるし。だから、これまで以上に楽しもうと思う。


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ポンスター 記入なし2>川端康成の雪国で知られた地からの谷川岳の麓の町のゴールデンリトリバーでモフモフできる宿に行く予定です ( ^ω^ ) (23/08/19 22:54)
ポンスター 記入なし1>遅いですけど、お盆のカオスな時は仕事して、落ち着いた時に休んだほうがいいので自分的にはOKです o(・x・)/ (23/08/19 20:09)
記入なし ポン爺、どちら方面に旅行に行くんですか? (23/08/19 17:31)
記入なし 9月に夏休みですか? 遅いですね。。。 (23/08/19 08:21)


 ■ 2023/08/18 (金) さらば涙と言おう ♪


小学生の頃に観た森田健作主演のドラマの主題歌「さらば涙と言おう」が好きで、ふと思い立ちギターで弾いてみた。
今は曲名に「歌詞 ギター」を付けて検索すれば、無料で歌詞とギターコードが見られるサイトが複数出てくる。今さらながら便利になったものだと感心する。
この曲は歌詞の文字と音符がほぼ1対1で覚えやすいし、メロディーも歌詞もポジティブなので、高齢者にも向いていると思う。これからの高齢者施設では童謡や唱歌ではなく、こういった曲にシフトすることを望んでいる。

ギターはたまに弾くが、FやBmとかはよく音が出ない。というよりギターだこもできてないのでまだまだである。
年末にはよく弾いていた頃の感覚まで仕上げたいと思っている。


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ポンスター 記入なし2>それは無理ですね (>_<) (23/08/18 23:12)
ポンスター 記入なし1>昭和の頃はよく弾いてました。今はリハビリです (^^) (23/08/18 23:08)
記入なし ポン爺、その曲の弾き語りをYouTubeに上げてみませんか? (23/08/18 16:59)
記入なし ギター、弾けるんですね。僕は、弾けません。。。 (23/08/18 08:42)


 ■ 2023/08/17 (木) 異次元の(レベルで愚かな)少子化対策


バイデンの舎弟に成り下がったキッシーがドヤ顔で異次元の少子化対策を謳って久しいが、自民党の犬以外の多くの人々がダメ出しをしているのにキッシーは気付いているのだろうか?
税金使ってパリに旅行に行った自民党ガールズとブライダル業界から献金をもらって喜んでいる自民党のナオンには、責任を持ってこれから子供をバンバン産めよと指示したい。


2016年のこんな記事を見つけた。概ね正解であると感じる。
まずは生活に余裕ができて成婚率が上がる政策をすべきだと思う。
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今の日本で生活するには、最低限必要となる金が大きいと思う。
水道光熱費、電話、健康保健、年金、それと衣食住。
住環境や地域によって境遇は異なるだろうが、所得から最低限必要な支払をした残りの金で生活するのにアップアップという社会人は大勢いると思う。

中でも、税金、健保、年金が大きな負担である。
また、これらは今後下がることはあり得ず上がる一方で、より大きな負担になるはず。
その結果、世帯を持つことや子供をもつことを躊躇したり、出費を抑えたり。
こういうシンプルな悪循環を改善しないと日本はどんどんダメになるだろう。

政府は、短絡的な金融政策、小手先だけの雇用対策、掛け声だけの地方活性化などはもう止め、税金の使い方を改め(無駄遣いを無くす)、国民の負担を減らすことを率先して考えるべきだと思う。

 


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ポンスター 次の衆院選が終わると自民党は確実に増税しますから、もっと苦しくなりますよ (;ω;) (23/08/17 22:25)
記入なし 住民税非課税世帯ですが、生活は苦しいですね。。。 (23/08/17 08:15)


 ■ 2023/08/15 (火) 介護の新潮流「利用者が働く」デイサービスの凄み


昨日の日記の後半です。

●要介護者が働くお弁当屋兼デイサービス
JR八戸駅からほど近い街道沿いに、「無添加お弁当二重まる一番町」(以下、二重まる)はある。午前10時に店舗を訪れると、奥のカフェフロアで朝礼が始まっていた。
まずはメンバー全員で自己紹介を行った後、「ラジオ体操第1」をかけ、準備運動をする。朝礼の締めには、「朝の大笑いタイム」。皆で10秒間、ワハハと大笑いしてから仕事を始めるのが、「二重まる」の朝の日課だ。
この日は6月9日で「ロックの日」。朝の大笑いタイムでは、エルヴィス・プレスリーの曲をかけ、軽快にロックンロールを踊っていた。
何とも楽しげな職場だが、働いているメンバーは80代以上の高齢者が中心。ここ「二重まる」は、お弁当屋兼デイサービスなのである。

同施設は、県内初の“仕事に特化した共生型のデイサービス”として、2019年に開業。介護を必要とする高齢者と障がいのある若者がともに働く、全国でも珍しいスタイルの施設だ。
デイ施設でありながら、店の看板には、「デイサービス」や「介護施設」などの文字はいっさい入っていない。
外観も店内も木のぬくもりのあるナチュラルな雰囲気で、おしゃれなお弁当屋さんといった印象。奥にはカフェスペースがあり、お弁当と同じメニューをランチとして提供している(現在は事前予約制)。
「お弁当を買いに立ち寄られるお客様の中には、ここが介護施設だと気づいていない方もいらっしゃいます。何より、利用者さんたちも、誰もデイだと思っていません(笑)。働きに来ているという意識なんです」と、介護職員の中村真由美さんは話す。

●キリッと仕事モードに変わる利用者たち
利用者たちは、朝、送迎で午前10時前にお店に到着すると、体温や血圧などバイタルチェックを行い、ゆっくりとお茶を飲みながら、その日やりたい仕事を選択する。
仕事内容は、お弁当の盛り付けや値段シール貼り、洗い物や掃除、メニューボード書きなどがあり、朝礼後にそれぞれ自分の持ち場につく。
午前11時半の開店に合わせ、いそいそと準備を始めるおばあちゃんたちの表情が少しキリッと、仕事モードに切り替わった。
お客さんが店頭に現れると、いの一番に「いらっしゃいませ!」と、声が華やいでいた。
昼食の準備も大事な仕事の一つ。味噌汁づくりから、ランチの盛り付け、配膳まですべて自分たちで行っている。
午後は入浴時間があるほか、農作業に出かけたり、おやつを手作りしたりと趣味活動に励む。

とはいえ、さまざまな介護度の利用者たちが生き生きと働ける環境をつくるのは、難しさや苦労も伴うだろう。
職員の中村さんは、「もちろん大変なときもありますよ!&#8195;でも、その苦労も楽しいですけれど」と、屈託ない笑顔で返す。
例えば、本人が「お弁当の盛り付けをやりたい」と希望しても、それぞれ得手不得手があったり、病気の度合いによって手先が思うように動かせなかったりする場合もある。
そこで、いきなり希望どおりに仕事を任せてしまうと、実際にできなかったときに本人が落ち込んでしまうこともあるのだ。とくにその作業が昔から得意だった人ほど、プライドややる気がくじかれてしまう。
「その場合は、お客様に販売するお弁当ではなく、自分たちが食べる昼食の盛り付けからやってもらうようにしています。まずは失敗しても大丈夫なところでチャレンジしてもらうと、ご本人も気楽にできるし、こちらも得手不得手の見極めができます。そうしてご本人の希望を尊重しながらも、適材適所に促していく配慮は欠かせません」(中村さん)

また、車椅子の利用者の場合、どうしてもできる仕事が限られてしまう。リハビリのためには、車椅子から降りて動くことも大切だが、立ちながらの作業は転倒のリスクが生じる。
「ならば、リスク自体をなくせばいい」と思いついた中村さん。床に座れば転倒しないと考え、「床拭き」の仕事をお願いしてみると、ご本人は張り切って磨いていたそうだ。
「その方は自分ができることが増えたせいか、表情も雰囲気もどんどん明るくなって、服装もおしゃれになっていきました。最初は元気がなくても、ここに通ううちに皆さん、はつらつとしてくるんです。あまりに活発に動いているので、外部から来たお客様が、介護職員と利用者さんを間違えたこともありました(笑)」(中村さん)

●重度のうつが治り一般就労に移行した人も
利用者たちが単に介護を受ける側ではなく、働き手として「与える側」になることの効果は表れてきている。
その一例が、認知症状があった高齢の利用者だ。最初に参加したときは物盗られ妄想などがあり、よそよそしい態度だったが、店頭での接客を始めて3カ月後には被害妄想がなくなり、ほかの利用者や職員も引っ張っていくリーダー的存在になった。
また、重度のうつを患い、障害認定を受けていた50代の利用者も通い始めて数年でうつが治り、一般就労に移行したケースもあった。
「後者の方は、自分よりも大変な状況にある高齢者さんが一生懸命働く姿を見て、『自分にも何かできることはある』と、希望を持てたのかもしれません」と、同施設を運営する池田介護研究所・代表取締役の池田右文さんは語る。
なぜ、このような仕事に特化したデイサービスを設立したのか。
「発端は、畑で収穫した大根を利用者さんの声で商品化したことがきっかけだった」と池田社長は話す。
同社が2014年に設立した1つ目のデイサービス、「かなえるデイサービスまる」で農作業を始めたところ、翌年に100本以上もの大根を収穫できた。すると、利用者から「こんなにたくさんの大根、食べきれないから漬物にしないか?」と提案があったのだ。
そこで昔からぬか床を持っている利用者が味付けし、絶品の漬物ができ上がると、今度はまた別の利用者がポツリと口にした。
「これ、おいしくできたから、売るべ」
この声に共感した池田さんは早速、保健所に加工業の許可を申請。真空機も調達し、漬物の商品化にこぎつけた。

●東京まで皆で売りに行こう!
2017年には、味の異なる3つの漬物と、畑で採れた大豆を使った味噌も製作。これらの自慢の品を引っさげて、「東京まで皆で売りに行こう」と六本木・アークヒルズのマルシェに出店した。名付けて「東京行商ツアー」だ。
以来、この東京への行商ツアーが毎年の恒例行事になった。
「自分たちがつくった漬物をお客様が試食して『おいしい』と喜んでくれたり、買ってくれたりするたびに、皆さん目を輝かせていました。利用者さんが誰かの支えを得ながらも、自分の力で働くことで、“生きている実感”を持てる場をつくりたい。そう考え、『二重まる』を立ち上げました」(池田さん)

オープンして4年になるが、収益の面ではまだまだ課題が残る。デイサービスとしての介護保険収入が主体であり、お弁当やカフェ、漬物販売などで得られる利益は人件費や材料費などの経費を差し引くと、残る利益はわずかだ。
介助が必要な利用者が1〜2時間程度、無理なく楽しめる形で働くことを考慮すると、現段階で支払える給金は、1回参加ごとに100円程度。毎日のように参加する人は、月2000円近くの収入になる。
少額かもしれないが、「自分には何もできない」と思っていた利用者にとって、自分の力で報酬を得ることは何にも代えがたいようだ。

利用者自身が働くデイサービスは、ここ数年で増えてきている。代表的な例では、東京・町田市にある地域密着型通所介護事業所「DAYS BLG!」や、神奈川県小田原市にある「ブルーミングラボ小田原浜町」などがある。
「ブルーミングラボ小田原浜町」では、「働レク(わくレク)」と称した有償ボランティア活動を取り入れ、企業から受託した仕事を利用者が取り組む。利用者が書いた手紙のコピーをカプセルに詰め込む「じぃじ&ばぁばの便りガチャ」の製作をするなど、ユニークな仕事も請け負う。

●要介護者のゆとり就労が国の財政に好影響
「誰かの役に立つことや、自分の活躍の場があることは人に生きがいをもたらし、元気にさせてくれます。介護が必要な方たちが毎日1、2時間程度の“ゆとり就労”ができれば、収入が得られるだけでなく、身体機能の改善向上によって医療費や介護サービスの利用料も減っていくでしょう。ひいては国の社会保障費の圧迫を防ぐことにもなります。
こうしたデイ施設をはじめ、介護が必要になる前の高齢者さんたちが地域の中で働ける場が増えれば、国の財政に好影響をもたらし、未来の子どもたちの負担軽減にもつながると思います」(池田さん)
働くデイ施設の増加は、介護する側の家族にとってもいい影響がありそうだ。自分の親世代が生き生きと働いている介護施設なら、子どもも安心して親を託すことができる。自分の仕事に邁進できるため、介護離職の防止にもつながるかもしれない。
2025年には、団塊の世代約800万人が75歳以上の後期高齢者になり、国民の約3人に1人が65歳以上、約5人に1人が75歳以上になる。
要介護者が社会とつながり、生きがいを持って働くデイサービスの形は、超高齢化によるさまざまな問題を解決するうえで、1つのカギになりそうだ。


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ポンスター 疲れました _(:3 」∠)_ (23/08/16 19:48)
記入なし 今日も長文でしたか、お疲れさまです。。。 (23/08/16 08:35)


 ■ 2023/08/14 (月) 介護ありきではなく、その人ありきの支援


まさに同感と感じた記事。

青森県八戸市に、“介護をしない”にもかかわらず、寝たきりの高齢者が自力での歩行が可能になるほど元気になる、デイサービスがある。代表取締役の池田右文さん率いる、池田介護研究所だ。
なぜ、要介護の高齢者たちがみるみる元気になるのか?
同社が運営する「かなえるデイサービスまる」の型破りな取り組みや新時代の介護のあり方について取材した。

■自然と意欲が湧いてくる舞台をつくる
爽やかな風が吹き抜ける、初夏の東北。青森県八戸市にあるデイサービス「かなえるデイサービスまる」(以下、まる)を訪ねると、高齢の利用者たちがお出かけの準備をしていた。
「さあ、これから皆で畑仕事に行きますよ!  用意はいいですか〜?」
介護職員の軽快なかけ声のもと、遠足に出かけるかのように喜々としながらワゴンに乗り込む利用者たち。向かった先は、同施設が地域の農家と共同で耕している農園だ。

青々とした畑では、じゃがいもやにんじん、葉物野菜の数々が順調に育っていた。今日は畑に生えた雑草の草むしりと、サニーレタスの収穫をする予定だ。
まずは、アウトドア用の椅子に腰をかけて、水分補給から。ゆるゆると、高齢者たちが立ち上がって、草むしりを始めた。
「おらも、草むしり、やりたくなってきたな」
そうつぶやく、ある利用者は自力での歩行が難しいが、動きたくて仕方ない様子だ。それに気づいた介護職員が、さっと彼女に寄り添う。肩を支え、一緒に歩きながら、草むしりのサポートをした。
ここでは介護らしい介護はしない。利用者を施設の中に閉じ込めず、自然と「何かをやってみたくなる」ような舞台をつくる。それが「まる」の特徴でもある。

■介護ありきではなく、その人ありきの支援
デイサービスと言えば、食事や入浴介助のほか、利用者全員で塗り絵や折り紙をしたり、ボール遊びやカラオケをしたりするなど、リハビリ要素を盛り込んだレクリエーションを行うのが一般的だ。
いわば、お遊戯のようにも見える「介護レク」を皆で一斉に行う。確かにそれは身体機能の向上や脳の活性化を図るためにつくられたプログラムなのかもしれない。
だが、当の高齢者たちは、本当にそれがやりたくてやっているのか、筆者自身、疑問を感じていたのも事実だ。
それだけに、「まる」の現場は衝撃だった。画一的なプログラムはいっさい行わず、「釣りが趣味だ」と言う利用者がいれば、「釣り」を行事に加え、「りんご狩りに行きたい」と望む利用者がいれば、「りんご狩り」を予定に入れる。農園での畑仕事も、かつて農業に携わっていた利用者の希望で始めたものだ。
一人ひとりの好きなことややりたいことに耳を傾け、職員が実現のサポートを行う。「脱ルーティーン」がモットーだけに、月曜から土曜までバラエティに富んだ行事が並ぶ。

「介護ありきではなく、その人ありき。それが弊社の根本姿勢なんです」
同施設を運営する池田介護研究所・代表取締役の池田右文さんは、独自の理念についてそう語る。
「手厚く、丁寧な介護を行っている施設が、その方にとって本当に良い施設とは限りません。そこに『ご本人の意思や望み』が抜けていたら意味がないな、と僕は思うんです。ご本人の意思なく、ただただ受け身で提供されるものをやり続けていたら、何のために生きているのかわからなくなりますし、心身は衰える一方で良くなりようがないと思うのです」(池田さん)
人は毎日に生きがいや楽しみがあってこそ、活力が湧いてくるもの。実際、寝たきりや車椅子生活で自力での歩行が困難な要介護4クラスの人が、「まる」に通ううちに歩けるようになることは珍しくないという。
「最初に『まる』に来た当時は、元気がなくて、車椅子生活を送っている方も少なくありません。でも、ここで皆と一緒に出かけたり、おいしいものを食べに行ったりするうちに、『そういえば、昔はこれが好きだったな』と思い出していくんですよね。すると、自然と動く意欲が出てきて、車椅子から立ち上がるようになる。それがリハビリになるので、皆さん、足腰が強くなってみるみる元気になっていくんです」

■利用者が元気になるもう一つの理由
この施設に通う利用者たちが元気になるのにはもう一つ理由がある。昼食の出し方だ。
介護度が高い人であっても、いきなり刻み食やミキサー食といった「介護食」にせず、まず「常食(健康な人が日常生活で食べているような食事)」で出すことを基本としている。
「食事って、味だけじゃなくて見た目や食感がすごく大事なんです。おかずが細かく刻まれていたり、ドロドロしたりしていたら、やっぱり食欲がそそられないですもんね。これまで別の施設で介護食を食べていて、あまり食が進まなかったという利用者さんが、うちで常食を出したら毎回完食するようになった、というケースは多々あります」
もちろん、飲み込みがしづらい人や本人の希望で「やわらかくしてほしい」などの要望があれば、食べやすいように調整する。だが、最初から「〇〇さんは介護度が高いから、食べられないだろう」と勝手に判断せずに、まずは普通の食事をそのまま提供するのだ。
「見た目にもおいしい食事は食欲を湧かせ、唾液の分泌も促します。そして、ごはんをしっかり完食できるようになると、体力がついて元気が出てきます。これは当たり前のことと言えば、当たり前のことなんですが、介護の現場では安全を重視しすぎて、なかなかできないのが現状です。
でも、僕らはたとえ介護が必要になっても、認知症になっても、いつも通り、当たり前の暮らしを続けられるようにサポートしたいのです」
池田さんが会社を設立したのは、2013年9月のことだ。
長年、介護士やケアマネジャーとして働いてきた池田さん。高齢者と触れ合う介護施設の現場はやりがいがあったが、次第に自分のある言動に違和感を持つようになった。
それは、利用者に何か呼び止められても、次々と業務に追われて、「ちょっと待って」と言わざるを得ない状況が続いてしまったことだ。
「利用者さんは勇気を振りしぼって声をかけてくれたかもしれないのに……。もし、その一言が最後に交わす言葉だったとしたら、『ちょっと待って』なんて言えないなと」
施設主導で一日の予定が進んでいく中で、利用者一人ひとりの思いに耳を傾けることは難しい。それに、外出の機会が少なく、施設内で一日中あまり動かずに過ごすことも引っかかっていた。

■人生最期の時間を過ごすかもしれない、だからこそ
人生の最期の時間を過ごすかもしれない大切な介護施設だからこそ、もっと一人ひとりが自由にやりたいことが叶えられる環境がつくれないか?  そう考えた池田さんは起業を決意。
地元・青森で開催された「あおもり起業家グランプリ ビジネスプランコンテスト」に出場した。そこで見事、最優秀賞を受賞し、「まる」設立の大きな足がかりとなった。
同施設では、「趣味活動」「健康と美」「お仕事」の3つのキーワードをもとに、利用者の希望を取り入れながら、1カ月の活動行事を設定する。そのほか、「生活支援」として、毎日近隣のスーパーなどへの買い物同行の時間を設け、利用者の食生活のサポートにも力を入れている。
2019年9月には、要介護の高齢者と障がい者がともに働く、お弁当屋兼デイサービスの「無添加お弁当二重まる一番町」をオープン。翌年12月には、健康と美容に特化した半日型のデイサービス「ウエルネスサロン キャトルフィユ」も開設した。
また、2022年には自宅からヨガなどさまざまなレクに参加できる「仮想デイサービス」と、体温や心拍数などのバイタルを把握できる「24時間見守りサービス」の機能を備えたアプリを開発。デイ利用者や地域の高齢者を遠隔でサポートする新事業をスタートさせた。
次々と新たな挑戦をし続ける同社だが、設立当初は苦難の連続だったという。
「まず、既存のデイサービスと介護に対する考え方やあり方が根本的に異なるため、その点をスタッフに理解してもらうことに苦労した」と池田さん。
特に介護業界での経験が長く、決められたルーティーンの中で高齢者と接してきた人は、そのスタイルになかなか慣れず、辞めていく人もいたという。
「弊社の介護職員は、利用者さんたちの発揮どころをつくるプロデューサーであり、楽しませて気持ちを乗せるエンターテイナーだと捉えています。最初は元気がなくて、『私(俺)はいいよ』と何事もあきらめがちだった人も、その気にさせて主役にしてしまう。そうしたことを自ら楽しんで取り組める人が長く活躍してくれているように思います」
また、つねに活気のある「まる」でも、利用者の集客に苦労しなかったわけではない。事業スタイルがユニークで独自性があるあまり、「もともと元気で意欲が高い高齢者じゃないと入れないのでは?」という印象を持たれてしまうからだ。
特に地域のケアマネジャーたちに、“ハードルが高い”印象を持たれてしまうと、通所介護を希望する高齢者やその家族に気軽に紹介してもらう機会が減ってしまう。
「設立して10年近く経った今も、まだまだそうしたイメージを持たれてしまうこともあるので、地域への理解を広げていく努力は欠かせません」

■新時代の介護形態「働くデイサービス」
利用者のさまざまな要望を叶える中でたどり着いた一つの形が、仕事に特化した共生型のデイサービス「無添加お弁当二重まる一番町」だ。
この事業は、高齢者や障がい者が、「介護の受け手側」になるのではなく、「働いて与える側」になることで社会とつながり、生きる喜びを得るためのユニークな取り組みだ。
介護業界では、こうした“利用者自身が働く”デイサービスがここ数年で増えてきている。


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ポンスター 記入なし2>アンコールのないコンサートのようだと思ってます(@_@) (23/08/15 22:20)
ポンスター 記入なし1>疲れました _(┐「ε:)_ (23/08/15 22:14)
記入なし つまりポン爺は介護についてどう思っているんですか? (23/08/15 19:31)
記入なし 長文、お疲れさまでした。。。 (23/08/15 08:30)


 ■ 2023/08/13 (日) お墓参りに行く


今日も二度寝をしたりしてゆっくり起きる。
朝食をとりテレビを見て13時頃から両親のお墓参りに出かける。
雨の谷間をかいくぐってお墓参りを済ませ、その後は地元のスーパーに買い物へ。酒含めいろいろと買って帰宅。今日は家飲みとする。

三連休も終わってしまったが、まったりとした酒三昧だった。
お盆で来週は仕事のテンションも下がると思うが、酷暑の中、暑さにやられないようにのらりくらりとやり過ごそう。


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ポンスター 記入なし2>父は13の時、母は47の時です d( ̄  ̄) (23/08/14 23:05)
ポンスター 記入なし1>どうもです(^人^) (23/08/14 23:03)
記入なし ポン爺のご両親はポン爺が何歳ごろに亡くなったんですか? (23/08/14 10:53)
記入なし お墓参り、お疲れさまでした。。。 (23/08/14 08:32)


 ■ 2023/08/12 (土) 日高屋飲み


今日もゆっくり起きて朝食兼昼食を取る。
クリニックに出かける時間まで昼寝をし、2時前にクリニックに行く。
相変わらず日々ストレスはあるものの予後は良好なので、最終段階の減薬をすることにした。秋頃には通院も終わりにしたいと思う。

今日はいつもの餃子屋には行かず、診察の後にどこで飲もうか考える。
暑かったので、冷房がよく効いてる日高屋へGO!
生ビ2と餃子で至福のひとときを得る。
日高屋もいい店なのだが、もうちょい餃子が美味しくなれば言う事なしである。


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ポンスター 餃子は野菜も取れていいですよ (*^ω^*) (23/08/13 20:01)
記入なし 餃子、久しく食べてません。。。 (23/08/13 08:24)


 ■ 2023/08/11 (金) 神田屋のせんべろセット


朝はゆっくり起きて、ゆっくり食事してコーヒーを飲んでのんびり過ごす。
14時頃に自転車で駅前の神田屋という居酒屋にGO!
せんべろセットで、生ビのグラスとホッピーセット+中2に、鳥から、ポテサラ、もろこし揚げを食す。
その後、ドンキホーテで買い物して帰宅。

神田屋のせんべろセットとは、点棒を10本もらって点数に応じた酒とつまみを自由に選べるというシステム。
自分が本日食した内容で10点なのだが、例えば1点の酎ハイと9点分のつまみでもいいし、酎ハイを10杯飲んでもいい。
これで1100円だから、リーズナブルなシステムだ。
ただし、席にはつけず立ち飲みになるので劣等感を感じる人もいるかも知れない。まぁ、おっちゃんには関係ないが。


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ポンスター 安いですよ (^O^)/ (23/08/12 23:09)
記入なし ほんとに、安いですね。。。 (23/08/12 08:38)


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