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グッドバイ


 ■ 2004/11/03 (水) 第十回 日記のタイトルについて 太宰治 


「はぁ・・・」眠いなぁ。と思いながら・・・。

夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・坂口安吾・谷崎潤一郎。
これらの作家が好きです。特に明治後期−昭和初期の作品を
好んで読みます。

この中でも特に入れ込んだのが、太宰治。
初めて読んだのは、確か二十歳の頃だったと思います。
そして、最初に読んだ作品は「人間失格」。

かなり衝撃的と言うか、ガツーンときて一気に読みました。
作中の主人公は、かなりの駄目男なわけですが、それに自分自身を
重ね合わせてしまった様な感じがします。
当時の僕は駄目駄目でした。(今もあまり変わらない・・・)

太宰に入れ込んだ僕は、それから彼の作品を読みまくりました。

晩年・斜陽・津軽・ヴィヨンの妻・グッドバイ・二十世紀旗手・
ろまん燈篭・走れメロス。など、数え上げりゃ切りが無いのですが、
ただ一つの作品を除いては全て読みました。
その、ただ一つの作品は、どうしても読む気が起きなかった。
作品名も忘れてしまいました。

太宰の最後は、多くの人が知ってる通り、玉川上水にて、
山崎富栄と入水し心中自殺・・・。

その入水した場所にも見に行きました。
夜だったので、なんか少し怖く、「ここが彼の最後の場所かぁ・・・」
なんて思った記憶がありますねぇ。

その前に、太宰のお墓(禅林寺)にも行ったのですが、森鴎外のお墓も
あって少し驚きましたねぇ。
太宰は、森鴎外を敬っていたそうで、同じ墓地に入れて良かったのでは、
なんて思いました。

お墓には綺麗な花が供えられていて、「今も僕の様な(太宰を)好きな人が
訪れているんだなぁ」と思い、「彼は幸せだなぁ・・・」とも感じました。


そしてこの日記(?)のタイトルですが、太宰治の作品名からのパクリ。
なんか、「調度良いや」と思えるタイトルねえかな、なんて考えてる内に
付けた、なんの捻りも無いタイトルです。
尚、太宰治の「グッドバイ」は未完です。(連載中に亡くなった)
とっても続きが読みたいです。

今日は、先日酔って無くした物(たいした物ではないです)を買いに
行きました。何度、酔って無くしたのだろうと、いつも思います。
買いに行く度に、ため息ばかり・・・。「はぁ・・・」

文学の事を書くと切りが無い。もう眠ります。良い夢が見たいです。

そんなこんなで、グッドバイ。











お名前   コメント

ダバ 未完の作品があるとは、知りませんでした。好きな事は、いくらでも話せそうな気がしますよね。良い夢を。 (04/11/06 00:14)
はじめ 良い夢が見たいです>強く同意します。 (04/11/05 21:56)
大人の少年 おやすみ・・. (04/11/03 22:29)
幸運を祈る タイトルはそれでグッドバイだったのですか。全然わかりませんでした。酔っ払って次の朝、まず一番に確認するのは、自分は携帯と財布です。いっつもドキドキしながら探します。飲み過ぎにはお気をつけ下さい〜。 (04/11/03 09:14)


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