Transparent lie

・・・ネェちゃんが立っていた。

ちなみにデリヘルではない。
実姉。信じたくはないが、たぶん血もつながっている。

姉は、ネギが突き出たスーパーの簿袋突きつけて
開口一番、俺にこう言った。　

　「　寒　い　日　は　鍋　に　限　る　わ　ね　。」

かくして今夜の鍋パーティ（参加者：俺と姉のみ）が強制執行された。

常々、ドアを開けるときはチェーンを忘れない俺なんだが、
まさか出がけに捕まるとは。

山でばったり熊に出会った人ってこんな気持ちなんだろうなとか考えてたら
ずかずかと侵入し、あまつ台所からコンロを引っ張り出されていた。
この人は基本こうだ。

一応、家主としての権利を守ろうと
「突然はやめてよ。誰かきてたらどうすんの」と反論してみたものの
「誰が来るの？アンタ友達も恋人もロクにいないでしょ」と返された。

…悔しいことに反論できない。

そして、コンロをセッティングしたら　
「手伝いなさい」とマナ板と包丁を突き付けられた。

そっから先は、手伝うというか・・・・最後の雑炊まで俺一人でやった。

んで今、皿洗って片付け終わったとこ。
ねぇちゃんは食うだけ食って満足したらしく帰って行った。
「私　明日、早いのよ！！」というセリフだけ残して颯爽と。

…つかれた。これだから「ｷｮｳﾀﾞｲ」ってやつは嫌だ。
小さいことからの性格、思考回路、遍歴、黒歴史もろもろの弱みを知ってる上に
親より長生きときている。最悪だ。

はぁぁぁ。
ってか俺も明日早いんだけど。。。

甘い人とは限らない。

御手洗さんの家にトイレがあるとは限らないし、
誠（ﾏｺﾄ）クンが嘘つきだったりすることもある。

ヨーグルトが嫌いなブルガリア人もいるでしょうし
びっくりしない冷静なインド人だっているだろう。

まぁ、何が言いたいかっつーと、
人生テンプレ通りじゃなくて、思いどおりにはいかんつー話よ。
そーゆーはなしよ。

寒い日は心まで寒なっちゃう系　栄人です。
寒いです。寒々しいです。

やーね、最近ちょっと俺の中で精神的にいろいろありまして、
店長（45歳髭ﾒｶﾞﾈ）に恭しく神妙な面持ちで退職を申し上げにいったところ
「え〜無理系なんですけぉ。店長的にぃ〜」
と軽く一蹴されまして、人生投げやりになってます。

「殺意って案外簡単に沸くもんだな」って正直思った。

いや、殺さないけど。一応あんなんでもいろいろお世話になったしな。
いろいろ相談に乗ってくれたしな。
正直、死にたくなったときだって励ましてくれたし。……ん？励まして？

俺　「…もうだめかも。死にたい。」
店長「え？え？何？死んじゃう？死んじゃう系？そっかー。ついにかー。
　　　死んじゃうかー。思い切って。そっかー。頑張れー。死ぬって苦しいらしいぞ？
　　　俺は当分死ぬ予定ないからしらねーけど。ドンマイ来世で頑張れ！！」

…………やっぱあのおっさん、殺す。

いや殺すために、この手を汚すのすら許せない。
休憩室で寝てる間に、髭という髭を………



よし。

おい、
そんな犯罪者を見るような眼でブラウザ見んな。

タバコ！！　煙草のことだかんね！！

栄人です。現在禁煙三日めです。
ニコチンが足りないせいか、若干被害妄想過多です。
は？いつものこと。それもそうだな。

先日、まー月々のタバコ代が
正直シャレにならんことに気がつきまして
そろそろ。そろっそろやめようと。

やー決意自体はたばこ値上げになって
タスポ採用された時から決めてたんだけど。

言うは易し、やるは難しってなもんで。
なっかなか実行に移せず、いつからやめよっかなーって考えながら
タバコ吸っちゃってる現状みたいなのがズルズルありまして。

いやいやいや、こんなんじゃいけないと、やっとこ我にかえって
11月から「煙草廃止法案」を俺の中で可決して
そっから施工されるまで約4日。

んで今日のよき日を迎えるわけなんだな。これが。

で、タバコやめて三日。
秋空の下、アー空気ってこんなうまいもんだったんだとか改めて実感して、
肺いっぱいに吸い込んで吐き出して、吸い込んで吐き出して、吸い込んで吐き出して

「深呼吸」に見せかけた「大きなため息」ついた俺の
現在の心境はは

………挫折したい。

最初はさ、「あ、全然余裕。普通に。依存性とかって大げさなんだよ」
とか思ってたんだけどね、ぶっちゃけ。

やー気がつくと
右手がジーンズの尻ポケットをまさぐっていたりだな、
ファミレスで、つい喫煙席に座ってしまったり、
自分の部屋で一息ついて、コタツに座ると
無意識にTVのリモコンと灰皿とライターをセットで手元に持ってきてたり
ビール缶飲み終わって捨てようとするとうっかり一個
灰皿用に手元に残しといてたり・・・だな。

正直、依存もさることながら、
俺の生活の中にしっかり根はってくれてんのが怖ぇぇし。
なんでそんなしっかり地に足付けて踏ん張ってくれちゃってんだオイ。
俺自身でさえ、人生フラフラしてんのに。

考えてりゃ親父もおふくろどころか爺ちゃん婆ちゃんまで
吸ってたんだから、喫煙者としちゃ俺はほんと何処までもサラブレットなんだよ。
吸いだしたのだって年二桁になって早々だしな。
そらー依存もするだろうて。

でもま、我慢できるとこまでやってみますか。