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無色の妄想日記

タイトルを変更しました。

現在、福島県郡山市に仮寓させていただいている。
ありがたいことです。

旅をしている時の状況が時に思い出される。泊まる当てもなく、地図を片手にひたすら歩いた。雨の中、強風の中、雪降る中、そして、暴風雪の中。ひたすら歩いた。歩いている時には不思議に恐怖感や切迫感は無かった。何とかなるという気持ちですね。

今、雨、露、雪、風を凌げる部屋を提供していただいている。このことがどれほど嬉しい事か。実感している。

残された時間がいくらほどあるかは判らないが、残された時間を、自身の身魂を磨くために使おうと思う。スピリチュウアルを学んできているのだから、自身が信じる道を進む。    ただ・・・それだけ。

 ■ 2012/11/10 (土) 11月10日


今、秋田県由利本荘市のホテルにいる。
想えば、遠くに来たものです。
今日の由利本荘市は暑い!ホテルの人とも話したが、異常と思えるくらい暑い。そして、天候が不順であり、急に雨になる。山形県酒田市のホテルを出てから、雨には悩まされている。

11月8日
天気予報では、酒田地方は大雨注意報が発令されている。
さて・・・延泊するか!?早朝は雨が降ったり曇ったりしている。
9時ごろ、晴れ間が見えている。出発しろ!という事か・・・!?

9時頃、ホテルを発つ。晴れ間が見えている。
とことこと7号線を北上する。目指すは秋田県由利本荘市。今日は、どこかで野宿するわけだが・・・!?
トコトコトコ・・・テクテクテク・・・ゴロゴロゴロ・・・と歩く。
空は、晴れたり、曇ったり、雨が振ったりと、猫の目のように変わる天気です。ホテルを出る時から合羽は着ていた(この合羽が曲者であり、買ってから何年・・・もしかすると、十数年・・・も経っているからね)。雨が降ったり止んだりしながらも、風は強い。歩くという行為は全身運動だが、風が強いと、もっと大きな力を求められる。筋力であり、バランス感覚である。

強い風に煽られながら、押し戻されそうになりながら、風が雨を運んでくる。横殴りの雨です。下半身はずぶ濡れ。合羽が、合羽の役目を果たしていない。この事は、岩手の時にあった。岩手県の山中で雨に降られた時、防水ポンチョをかぶったが、ポンチョの防水性は無くなっていた。そりゃ〜そうだ!20年以上昔にスキーで使っていたやつだからね。今回も同じです。防水性が無くなっている合羽は、単なる風除けぐらいにしかならない。

合羽と長靴を求めなければ・・・。

7号線を歩いている。雨脚が強くなっているから、どこかで雨宿りをしなければ・・・?
あっ!?「7」という看板が見えてきた。コンビニである。コンビニの軒下を借りよう。時間もわかる。コンビニの時計は10時15分を指している。
しばらく、軒下に居たが、いつまで居ても仕方がないから、小雨になったところで歩き出す。とことこと歩きながら、ホームセンターのような店を物色する。すると、釣り専門店が目に付いた。ここで、雨具を求めよ!という事か!?
店に入り(店の店員さんはちょっとびっくりしたと思う。ずぶ濡れの変なおっさんがいきなりやってきたのだからね)、合羽、長靴を選んで求める。少々値が張ったが(宿泊代二日分)、仕方がない。店のトイレを借りて着替える。
さすが、釣り人が使うだけあって、暖かい。歩いているとサウナスーツを着ているようだ。

合羽を着て、長靴を履き、とことこと歩く。本当に、猫の目のように変わる天気です。
途中、産直の店で時計を見ると一時前。店を出て歩き出すと、雨脚が強くなってきたので、7号線沿いにあるバス待合小屋で雨宿りをする(小屋といっても、ブロックを積んだ小屋であり、これまでの小屋とは大違いではあるが、雨を凌げるからありがたい。

今日、由利本荘には着けないが、秋田県にはいり、「道の駅」がある。そこまで行き着けば、何とかなるだろう・・・と、想い、とことこと歩く。
トコトコと歩き、3時50分ごろ「道の駅 鳥海」に着く(ここはまだ山形県)。駅の雰囲気は悪くない。しかし、情報ターミナルがなく、道路情報画面は、みやげ物店の壁に備えられている。おにぎりを買って、すぐに発つ。
「道の駅 鳥海」を出て、次に目指すは「道の駅 象潟(きさがた)」。

トコトコトコ・・・テクテクテク・・・ごろごろごろ・・・と、歩く。日本海沿線だから風が強い。小雨も降っている。が、とにかく歩く。
山形県は大雨注意報、秋田県は大雨警報が発令されている。空は曇天。まだ5時前と思うが、もう暗い。左手に日本海を見ながら、トコトコと歩く。歩いているうちに、秋田県にかほ市に入った。

暗い道を、車のヘッドライトを頼りに進む。時折、車が途絶えて、真っ暗闇になる。不思議なもので、不安感も孤独感もない。しばし立ち止まり、暗闇に目を慣らし、ぼんやりと見えてくると、また歩き出す。とにかく歩く。

秋田県に入り、初めてのコンビニに立ち寄る。やはり、光を見ると、ほっとする。
コンビニでタバコを買い、時計を見ると6時20分。外は真っ暗。
コンビニを出て、トコトコトコ・・・と、とにかく歩く。目指すは、「道の駅 象潟」。
象潟に着いたのは午後8時過ぎ。
予想していたとおりの時間です。
「道の駅 象潟」には、道路情報ターミナルが設置されていた。天の恵み、ありがたい。
トイレで体を拭き、着替える。休憩所で少しお酒を飲み、すぐに寝る。つかれた〜!(どうせ、また警察のチェックを受けるだろう・・・!?

11月9日
「道の駅 象潟」休憩所で目覚める。
人の出入りが少なく、ゆっくりと休めた。警察のチェックを受けると思っていたが、なかった。体中が痛重い。痛重い・・・とは!?体の節々が痛く、疲れで重い。雨風に晒されての歩き旅。致し方ない。部屋の中で休めれただけ、ありがたいことです。

天気は雨。こちらの天候は、猫の目のごとく変わるからね。
地元の人と思われる男性と話す。
私の旅の話し、震災、被災地の人の心情、原発、放射能・・・と。
少し、これまでの旅の整理をしたほうが良いと思う。

10時ごろ晴れ間が覗いているので、駅を出発する。

晴れ・・・曇り・・・雨・・・。
私は歩く・・・歩く・・・歩く・・・。
なんか、台車の様子がおかしい。車輪を良く見ると、ゴムの所が変形している車輪がある。また、溶接している箇所が離れている(折れている)。使い方が乱暴だからね。この台車も御しゃかか・・・!?2ヶ月くらい持ったから、よしとするか。台車よ、ありがとう。

5時過ぎに、由良本荘のホテルにチェックイン。


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やまと >記入なし さん コメントありがとうございます。慣れですね。これまで3ヶ月以上放浪生活をしていますが、怖い思いをしたことはありません。都会では、トンデモな事件が多発していますがね。私的には、ホワイトカラーに属する人よりも、ブルーカラーに属する人のほうが親切です。今後、どのような体験が待っているのかは分かりませんが、目には見えない世界の同胞に全てを託し、私は動くのみです。私の置かれた(選択した)立場ですからね。なるようになるでしょう。 (12/11/11 05:01)
記入なし いつも拝見しています。野宿するのはすごいですね。夜1人で外に寝てて危なくないんですか? (12/11/11 03:11)


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