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日々の記録


 ■ 2007/04/01 (日) 2007年および2007年度最初の日記(長文)


年が変わってからもう4月、季節はもう春になってしまいました。今年こそ年の初めに日記を書こうと思ってはみたものの、ずるずると今の時期にまで引きずってしまったという感じがあります。自分は3月半ばで29歳、もう20代最後の年になってしまいました。今から10年前の1997年私は19歳で将来に対する不安はおろか展望といったものもほんの少しも持っておらず、将来はどうにかなると思っている節がありましたが、20代も最後の年を迎えた今となっては将来はおろか今現在についても不安が山ほどあって太刀打ちできないという状況でもあります。しかも今日は年に一度のエイプリルフールでありますが、エイプリルフールらしいジョークなど私にはとても言える現状ではありません・・・・・。

今年も私は、年が明けて日がそんなに経っていない頃からしょうもない失敗ばかり繰り返して、その度に親から注意を受けるという情けない暮らしをしています。今の自分は、考えが稚拙、粗相が多い、要領が悪い、失態演じまくり、の四重奏状態です(そこに現実逃避している事やオタク趣味に浸っている事を加えるとすれば六重奏状態になりますが)。もう後が無いという事を痛感していますが、本当にこれで就職(バイトも含めて)が大丈夫なのか?と言われてもおかしくないような状態であるようにも思えてなりません。

最近はアルバイトしながら就職活動をしていこうと考えており、そちら方面の仕事も探しており、実は2月末から3月上旬にかけて自分はとある学会にて事務系のアルバイトをしていましたが、8日しか続きませんでした。目に余るほど酷い働き方ではなくやり方によってはいくら安い給料とはいえ現在でも働いている可能性はありましたが、8日という短期で終わってしまった原因には自分は「仕事」していたのではなく「作業」に終始していたのではないかと思う所があります。確かに朝の9時頃から夕方5時半までオフィスで働きしかも働いた分の給料も貰ったという事は大学院を出てから今年になるまで就職活動ごっことしか言いようのない無為な日々を過ごしてきた自分にとってはプラスとして考えたいのですが、8日間しか続かなかったアルバイトの後のアルバイトも含めた就職活動では何の役にも立てられず割が良くて自分としても就きたいと思っているアルバイトすら断られる現状を思うと自分はどうしようもない人間だと思ってしまいます。

29歳になった事で20代の時間が残り少なくなってきましたが、悪い意味で子供っぽさが抜けきれていない自分には情けなさを感じます。今や疎遠になって久しい大学院時代のゼミの同期やドクター、後輩といった人達はそれぞれの道でそれなりに社会で生活しているというのに、自分だけが世の中から取り残されているような感じがして焦燥感や苛立ち、孤独感が募ると同時に、今までの怠け者暮らしの代償の大きさ故の苦しみやまだ気持ちに引っかかっている漫画等に対する執着心といったものも自分の周りに累積しており、毎日が息の詰まるような思いをしています。

昨年末の日記を含め当日記において自分が如何にダメな人間であるかは書き綴ってきましたが、自分には前述した考えが稚拙、粗相が多い、要領が悪い、失態演じまくり、の四重奏状態からどうやって抜け出すのかなかなかいいアイディアが浮かばず、ただただ頑張って努力するの一点張りでここ最近やっているようにも感じられます。それゆえに注意を受けるとえらく反発してしまう事があります。こういった事もあって、一生懸命頑張る乃至は努力するという事につくづく疑問を感じてならなかったりもします。それどころか今まで自分は努力らしい努力をしたような事がほとんど無く(高校や大学の受験にしても過去の積み重ねを怠った挙句追い詰められてしまったから仕方なく必死こいたというのが実情のように考えています)、追い詰められてから慌てるというパターンが自分の人生に定着しているように思えてなりません。自分が頑張った、努力したという事について思い返してみても、本業を怠けて好きな事に埋没する事ぐらいにも思われます。

自分はこれから先の人生において、何を楽しみに生きればいいのか思うと暗澹たる気分になります。現在の自分は親の庇護の下でなんとか生活しているという現状であるのですが、その生活が保障されているのは親が元気な間だけであって親にもしもの事があれば今よりも生活レベルが低くなる可能性が大であります。つまるところ今の私は綱渡り人生を送っているともいえるでしょう。

しかしそんな窮地一歩手前にもかかわらず、私は自分の趣味への執着心がどこか抜けきれていないように思う所があります。昔に比べればモノを買うという事に慎重になったと感じていますが、過去に買い漁ったモノ(といってもある程度は古本屋・中古ソフト店等にモノによっては二束三文で売り払いましたが)に対しては手放す事が億劫になっていたりします。決して自分でアルバイトとかして稼いだお金でないにもかかわらず。ちなみに年が明けてからもう4ヶ月になろうとしているのですが、自分の部屋は昨年というか2004年と比べてもあまりこれといった変化がありません。少し前に私は親に3月末までには部屋を片付けるといった約束をしながらも、それを見事に破るという事をしてしまいました(守れないというか守る気のない約束をある種の強迫観念に駆られてしてしまうというのは私の常套手段のように感じていますが)。どうも私は部屋を片付けたりする事がこの上なく苦手であるとしか思えません。モノによっては5年以上見向きもしていないのに、処分するという気分にならない事が数多あります。どこか自分には変化する事を嫌い、現状に甘んじているようにも思えてなりません。

自分は今の現状に関して複雑な気持ちで一杯です。親に自分の粗相を注意され解かっていながらも粗相を繰り返し、親に生活の殆ど全てを依存しながらも時々親の事を疎ましく思いかといって親から自立しようという所まではいかなかったり、自分の机の周りはSF小説やライトノベル、コミックに趣味の本(特に宇宙関連)で溢れ返っておりしかもそれが長い間ちっとも変化しておらず、整理しようと思うものの実行にまでは至らない等等、といった事が自分の周囲を巡っています。自分は趣味に関しても全て受け身な趣味しかしていないのでそういった所が他の生活にも悪い影響を与えていると感じる所があります。しかも趣味そのものも本業をおろそかにした上での趣味だったので後ろめたさを感じながらのものだったと思えてなりません。自分としても後ろ向きな趣味ではなくもっと前向きな事をしていきたいと思っていますが、如何せん現状が現状なだけでなかなかそれも難しかったりします。

つまるところ私は自分の人生に夢や希望といったものを持たず、今が楽しければそれで良いといった感じで生きていた事が今の自分に大きな負債として圧し掛かっていると感じているのです。英雄や偉人への憧れも強かったりするものの、彼らの足元にも遥かに及んでいないという事を思うと、自分は何でこの世に生を受けたのかとまで思う事もあります。今思うと自分の歴史好きというのは中学高校時代に試験で点が取れやすかった事と、英雄や偉人の活躍や覇業といったものに赫奕たるものを感じていたからなのかもしれません。


以下の事は殆ど与太話ですので、参考程度に。



今年始めに歯科医の次男坊(3浪の医大志望)がタレント・モデル活動をしていた妹に「夢がない」と言われた事に激昂して殺害してその遺体をバラバラにしてしまったという事件が世を騒がせましたが、自分はこの浪人生の事を他人事のようには思えなかったりしました。自分は一人っ子であるため何かと比較される事や兄弟間での一種の格差を目の当たりにする事はありませんが、大学浪人ならぬ就職浪人を3年もやってきてこれといって目ぼしい結果が出ないという事には焦りや苛立ちを多々感じています。恐らく浪人生の彼も優秀で立派な父親と兄(医大生)、気の強い妹の間に挟まれて彼も同じようなものを感じていたのでしょう。だからといって彼が犯した蛮行が許されるという訳ではありませんが、人間は自分の前途に暗雲が深く立ち込めてしまうと何気ない一言でさえも自分を否定された言葉として捉えてしまうのかもしれません。

今回の事件に関しては自分の感情を抑える理性が正しく機能しなかったがために最悪な結末を迎えてしまったのではないかと思います。兄弟姉妹がいればキツイ一言や二言投げかけられるなんて事は日常茶飯事なのでしょうか?とはいえ有名マンモス大学の付属に通いながら、同じ系列の医学部に2浪しながらも入れなかった、という事はどうしようもなく頭が悪かったと言えるのかもしれません。となるとそんな状態でありながらも他の選択肢が思い浮かばず馬鹿の一つ覚えみたいに歯学部に拘っていた以上は「夢がない」なんて言われても仕方のない事となるのでしょうか。

罪を犯した以上彼は法で裁かれなければならないと思いますが、彼が高校時代に残した句、「髭生ゆる 我が顎に出り 父の影」にはどこか惹かれるものがありました。自分には短歌や俳句を作り発表するだけのモノが無いだけに、そういったものを作れるということについては願望めいたものを感じたりしました。



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ぺけぽむ 何かひとつでもやり抜いてみたらどうかと思うんだけどねえ。あと、プライドは捨てなさい。もうあなたは作業レベルのアルバイトでしか丘陵を取れないところまで身を落としてるのですよ。それに直面するのがイヤだったからたった8日でやめたんじゃない?…と思ってしまうのだけど。 (07/04/29 15:46)
(´・ω・`)しょぼんぬ お久しぶりです(´・ω・`)ノシ久しぶりに日記が読めてよかった。4月のはじめで、これをいい区切りに何かいい方向に向かっていけますように。私としては、これだけ長い日記書けるだけでもすごいなあ・・・と感心。 (07/04/02 13:58)
のりすけ なんで8日しかバイトできなかったの? (07/04/01 20:23)


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