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日々の記録


 ■ 2004/08/09 (月) 8月最初の記録


 8月になってもう一週間以上過ぎましたが、広島の原爆記念日やら夏の甲子園の開幕やら、サッカーアジアカップでの日本の二連覇(これは昨日でしたが改めて思うとあまり良くない空気が漂っている中で見事なプレーをしてくれたと思っています)、今日の長崎の原爆記念日など様々な事がありました。この後には、59回目の終戦の日(敗戦の日とも言ったりしますが)、そしてアテネオリンピックの開幕などの出来事があります。それにしても戦後59年が経過したという事は来年でちょうど戦後60年になる訳ですね。戦後50年といっていたのが9年前。その頃の私は高校三年生で大学受験のために夏は半分近くいや3分の2近くかもしれませんが予備校通いをしていました。決して優秀な高校生ではありませんでしたが。


 学生の方にとっては夏休みになってからもう3週間近く経過したと思いますが、私は小中高とこの時期になると相当ダラけた生活を送っていました。大学・大学院もほとんど似たようなものでしたが、こちらは9月末ぐらいまで約2ヶ月近く休みがあるだけでなく、週5日も学校に通うということがありませんでしたので、休みといっても特に変った事は無いとしか思っていませんでした。

 今年の夏は私が家庭以外に拠る所の無い身となって初めての夏でもあります。こんな事は今年だけにしたとは思ってはいるのですが現実は結構厳しいです。先日は日曜でしたので新聞の求人欄をチェックしても大抵の企業はお盆休みに入っているからでしょうが求人数も少なくなっていました。これはお盆休み明けから徐々に増えるのだろうと思いますが。ちなみに母校の就職課の方にも出向いて、既卒の求人をもチェックしましたがこちらも8月以降は求人が減っていました。しかも今週からは1週間ばかり大学の全施設が休みになるという事です。

 ちなみに私にとってここ最近のお盆休みはあまりに居心地のいいものではありませんでした。というのは父親も会社が休みになるので一日中両親と一緒に過ごす事がウザく感じられたり、大学の施設が休みになってしまうので外出する際の格好の理由が無かったりするからです。しかもこういう時に大掃除をしようと母親が言ったりするものだから、自分のプライバシーが剥ぎ取られてしまいそうで苦痛になる事もあります。


 3月から活動を始めてもう30幾つ程受けてきましたが全滅としか言い様の無い状況です。年度が変った頃は6月から7月くらいには一つぐらい内定は下りるだろうと希望的観測をしていましたが、結果はいまだに内定ゼロ(全滅に近い状況なのだからこう言うしかありませんが)。26になって5ヶ月が過ぎますが、相変わらず生活上で同じミスを性懲りも無く繰り返してはその度に受ける親からの注意をウザイものと感じている輩なんぞどんなに高学歴であっても就職のクチなどありゃしないという事を痛感させられています。今までで10回近く面接を受けてきましたが、採用する側はどんなに着飾るか武装して面接に臨んだところでその人間がどんな人となりでどのような人生を送ってきたのか、そして仕事に就いてからの意欲などあらゆるものを見抜かれているのではないかと思えてなりません。

 私の仕事に就きたい理由(こんな事は履歴書やエントリーシートには書きませんが)は大学院卒というプライドに傷つかずに自分の趣味をライフワークとしていけるというものではないかと感じています。今も私は親と自分の趣味の事で衝突する事があって、その度に議論が平行線をたどる事の繰り返しです。親の言っている事にも私が世間一般の中で鼻つまみ者にならないように言っている事だとは承知しています。しかしながら面接でもさすがにマンガやライトノベルを読むのが好きだとは言えませんが、私がマンガに縛られているとは考えたくはありません。それでも大学院に進んでまでドイツの歴史を研究しているにもかかわらず、歴史的事件や研究対象の時代の社会構造の詳細よりもマンガやアニメ、ゲームないしはSF作品やライトノベルの内容の方をもっと詳しく知っているというのは問題だと思っていますが・・・・・。ほぼ半々か6:4ないしは7:3というのが妥当なのでしょうね。

 研究者の卵どころか、就職逃れのお荷物であった私が大学院を去ってからもう4ヶ月、その間にも修了証明書や成績証明書をもらうためや就職課で既卒の求人をチェックするために大学には月5、6回のペースで行ってはいますがドクターに行った同期の人達やもともとドクターだった人達、さらには同期の卒業生の人達、そして私の指導教授とは一度も会っていません。何かの機会には会いたいとは思ったりもしますが、無職のままでは暇でブラブラしているという印象をもたれてしまいそうでなかなか足がそちらに向く事がありません。自分が趣味に埋没してにっちもさっちもいかなくなった事に気づいた時には、助けを求めようともしましたが逆に自分が孤立してしまうのが怖くて出来ませんでした。もう二度と会わないという事は無いとは思いたくありませんが、もし再会する機会が会ったときはとてつもなくみすぼらしい姿では再会したくないと思っています。


 私は日記の中で以前にも自分の溜め込んだものの処置に対しても結構悩んでいる事を書きましたが、文庫本やハードカバー本、コミック、雑誌といった書籍類やCDなどど並んでテレビ番組(音楽関係やドキュメンタリーに映画にアニメ)を録画したビデオテープやラジオ番組を録音したカセットテープがものすごい数存在します。ビデオテープに関しては4,5年前はともかくもう8年ないしは10年以上昔に録画してその時以来全然見ていない物も多くありますが、こういった物はもはや永久に見る事は無いといってもいいのでしょうね。最近新規にラジオ番組の録音をする時には5、6年前に録音してその時以来一度も聞いていないカセットテープを使っていますが、モノは2、3年見向きしなかったものは一生見向きすることはないと考えるべきなのでしょう。

 我が家ではビデオデッキを去年とある番組を録画しようとして壊れてしまってから新しく購入していません。ここ最近はBSやCATVのチューナーがついたDVDレコーダーの購入を考えてはいますが、まだどれを購入するのかの目処はたっていないのが現状です。しかし1年間に100本以上もテレビ番組の録画を繰り返していたら居住スペースを圧迫してしまう事は火を見るより明らかです。結局ラジオもそうかもしれませんがテレビで放送されている番組の8割から9割方はたいした内容ではないものばかりだと思いますので、テレビ番組を撮りだめする事など無意味に等しいと言えるのかもしれません。

 自分の部屋を人に見せられるようにするのはまだまだ時間がかかりそうに思えます。日常生活上での使用頻度その他を考えて物を持つ事を考えなければならないのでしょうね。それでも多くのモノに囲まれないと落ち着かないという人間にとっては辛いものがありますが。






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だめこ 世間一般が、ドイツ史というとナチス、って思っちゃうなら、逆に「いや違う、こういうのもあるんだよ」って切り返すことができれば、とっても新鮮に映るのではないでしょうか?歴史、文学、漫画と言ったものには、そういう新鮮な視点が要求される気がします。逆にチャンスかも。 (04/08/15 12:39)
MOTOAKI >韮山さん ドイツの歴史を取材した漫画家の先生と言われても、私はあまり名前が浮かびません・・・・・・、私もあまり詳しくありませんし。世間一般では、ドイツの歴史というとナチスの時代がクローズアップされる傾向があるようにも思えてならないのですが。>えりささん 良いアドバイスどうもありがとうございます。しかしながら自分が撮り集めた番組にしてもアニメやドキュメンタリーなどは大抵がDVD化されているものばかりで、DVD化されると保存価値は無きに等しいものと感じる事があります。私は秘蔵というところまではいかないまでも保存版としての価値あるものは一部の音楽関連の番組(ライブやドキュメンタリー的なもの)ぐらいしかないと思っています。 (04/08/10 23:07)
えりさ 大学院だと就職先がいっぱいありそうに思ってしまうのは甘いでしょうか。釘をさすようで申し訳ないのですが、いっきにビデオやカセットテープを捨てた後、数年後にかなり後悔した事あります、あの秘蔵映像を私はなんて事したんだ〜〜!って。経験談としては納得いくまで、そばに置いておけたらと思います。 (04/08/10 22:37)
韮山 どうだろう。例えばドイツの歴史に取材した漫画家の担当編集者とか・・  狭き門なのかな。あまり詳しくないので分からないのですが。 (04/08/10 00:00)


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