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日々の記録


 ■ 2004/08/15 (日) 今日は59回目の終戦の日、しかし自分にとっては不愉快な夏の一日


 昨日からアテネオリンピックが開幕し、今日は59回目の終戦の日、そして現在日本はお盆休みでもあります。今日の関東地方の天気は雨ですが、昨年の8月15日の関東地方の天気も雨だったと記憶しています。オリンピックの開幕と終戦の日は別にしても、お盆休みに関しては前にも書きましたがあまり居心地のいいものではなく不愉快極まりない日々を送っており、早く終わって欲しいという気持ちが強かったりします。私にしてみればテレビのニュースで帰省ラッシュや成田の出国ラッシュなどを見ても人がメチャクチャ一杯移動しているような時期に何を好き好んで出かけなければならないのかという印象しか持てません。8月のお盆休みはテレビでの戦争特集も恒例行事ですが、帰省ラッシュもいわば恒例行事だと言っても過言ではないでしょう。

 今年の夏はおそらくオリンピックでの日本選手や世界の名選手の活躍を楽しみにテレビで観戦する事になると思いますが、8月ももう半分が終わってしまいました。そういえば今の時期はちょうどコミックマーケットで有明の東京ビッグサイトにはものすごい人、人、人、がひしめいている事でしょう。私は一昨年と昨年行きましたが、生きている内に一度は見てみたい&銀英伝やSF系(特に星界、ローダン)の同人誌を入手したいという目的でした。今年の夏はもう参加できません。それでも毎年毎年いわばルーティーンみたいにコミケ通いまではちょっと、という気もしていますが・・・・。

 結局この夏も関東地方を離れる事無く終わってしまいそうです。夏に関東地方を離れたのは4年前に両親の故郷に帰り、さらに9月の話ですがドイツにパック旅行に出かけた時です。それを除くとここ10年でも四季を問わず関東の外へ出た事など数えるくらいしかありません。それには私が小中学生の頃から信じられないくらいのグズ人間だった事もあります。

 私が親からよくあまり真剣に勉強をしていないと言われてもう10数年、いや学校教育にわが身を置くようになってからずっとだと思います。普段はSFやコミックにライトノベルにCD、さらにはラジオの深夜放送やアニメといった勉強以外の事には真剣になるけれども、学生の本分である勉強には真剣になろうとはしませんでした(SFやライトノベルを読む事を無理矢理現代文の勉強だとこじつけた事はありましたが。あるいはTM NETWORK/TMNの曲を聴く事を現代音楽に対する学習と考えたりした事もありましたが)。そんな腐った人間が自分のレベルよりいくらか上の私立高校に進学し、都内の有名大学にもギリギリながら進学、さらにはそこの大学院に、指導教授の恩情にすがった部分もありましたが、進学出来た事は単にその時は運が良かったと言われても仕方ないと考えています。それは現在の惨状を見れば明らかだからです。大学院を離れてからまだ半年は過ぎていませんが、8月になった時点で大学院卒というブランドはインフレ時の紙幣よろしく紙屑同然にしか感じられなくなっています。大学院の試験に合格した1999年の秋から冬にかけては、大学院を終了すれば社会に出てから多くの人々から尊敬および畏敬の念をもって見られるものと思っていましたが、それから約5年が経過した今、しかも大学院在籍の4年間の腐りきったオタク的生活を送った後となっては、廃棄物としか見られていないようにも感じます。就職試験の集団面接でも私が一緒に受けた数人のグループの中でも年上でありながら、大した学生生活を送ってこなかった事を露呈しては不採用通知が家に届いている事を見ればその通りだといえるでしょう。家以外の拠り所を無くした今となって図書館や都内の大型書店を訪れた時に、「自分は学生時代にもっと多くの事を知っておくべきだった」と後悔の念に駆られる事があります。大学院に意味無くしがみついていた報いは私には相当大きすぎるようです。

 大学院を修了して約4ヶ月、私はバイトもせずに就職活動だけに邁進してきました。就職活動の合間には、自分が過去に購入ないしはなけなしのお金をはたいて新たに購入した本や図書館から借りてきた本を読んだりして教養を深め、また積読状態の洋書も読む事で英語の勉強としたりはしてきましたが。就職活動に邁進した理由には、大学院卒というプライドを傷付けたく事と自分の理想である趣味をライフワークとした生活を行いたいという事があります。しかし今の自分は就職活動どころか醜態活動としか思えなくなっています(以前は醜飾活動、あるいは醜蝕活動といっていましたが)。行く先行く先では不採用になるために交通費をはじめとする活動費を使い、何の見返りも帰ってこない日々の連続・・・、このままではトータルで企業、団体を100受けたとしてもいい結果が返ってこないようにも感じられます。日々くだらないミスを性懲りも無く繰り返しては注意を受けても、その注意をウザいものとしか見なしてこなかった性格を変えなければ未来は開けないのかもしれません。


 来年はちょうど戦後60年という日本国にとって節目の年でもあります。自分が来年の今どのようになっているのかは全く予測がつきません。ただ少しでも大学院卒と言える人間らしい生活を送る事だけはしたいと思っています。




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韮山 この日記も長く読ませていただいていますが、相当に知識のある方だと思います。あなたにしか出来ない仕事が、どこかにありそうに思いますが・・ (04/08/16 17:00)
えりさ 「大学院のプライド」というお言葉、わかります。大学院をでていると聞けば、短大卒の私から見ればとても羨ましい学歴で書類審査は無敵!と思ってしまいますので。大学卒以上の求人をみるたびに応募できない自分がはがゆかったですから。MOTOAKIさんが希望する職業に就けるといいですね。 (04/08/15 23:24)
幸運を祈る 自分も混んでる所に、なぜ行くかわからんですけど、休みがこの時期しかないからでしょうね。当たり前か・・・ (04/08/15 13:40)
ぺけぽむ なんか、あまり「大学院卒」にこだわって自分を痛めつけてるように見えてしまって… ご自身でも大学院に行ったことに「中身がなかった」と積極的に認めているんだから、思い切ってそんなプライド捨てて、とりあえず出版社のバイトとか探してみたらどうですか? 働いてお金をもらった経験をしてみないとなかなか性格が変わらないかもしれないと思うのですが。ってのと、あと、文学部系の大学院卒は四大卒より就職相場の価値が低く出やすいのは当たり前なので、そこでうまく行かなかったとしても責の全てが貴方に帰するわけではないと思います。その辺を既卒と言うことであまり重視しない公務員試験を来年受けるという手もありますよ。 (04/08/15 13:21)


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