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なんとなく・・・。 |
■ 2008/01/31 (木) vol 10 「落日」 |
空気は穏やかに流れ 太陽は、生命に希望を与えようと輝く。
数字は「333」 じゅんの心は数字が減るごとに 傷ついていく 世間は数字のついた死体のことで持ちきりだった。 昨日は「67」のニュースが流れた。 もはや世界中のメディアがいっせいにこの事件を扱っている。 みゆはじゅんの家に居ることが多くなっている。 ずっといっしょにいたい 学校はお互いきちんと行っていた。 みゆの親は怒り気味である。いや、怒っていた・・。 じゅんの掌が「281」になった頃 8月になっていた。 あれから1年・・。特に「数字」を徐々に減らすこと を除けば 普通の大学生であった。 夏休み じゅんは実家に帰っていた。 1周忌。 じゅんの妹は泣いていた。 夕食時。 ニュース。 数字 「1」 ・・・・・・・・・・・・・。 「1」 「な、なんだって!!!!!」 「この能力は、私だけのものよ。」 「この能力は、私だけのものよ。」 じゅんはとっさに考えた。 「もし、新しい能力を持った奴が自分のために数字を利用したら・・・。」 じゅんは慌てて、自分の数字が消えないように念じた。 数字は減らなかった。 数字を消すこともできなかった分、消さないこともできない。 いま、ニュースで「1」を殺した奴の「数字」も消せない。 その五分後 ニュースは数字のついた死体が11人出たことを伝えた。 フィールドのストライカーがみな死んだのだ。 じゅんの国が劣勢な試合の後半41分 「こ、こいつ・・。日本人か・・。」 相手国の選手が全員死んだ。 「この状況だけでは、はっきりしないが・・。」 また、ニュースが流れる。 テレビタレントが死ぬ。 次々に数字が増えていく。 「やっぱり、このままではまずい!」 「この能力は私だけのものよ。」 じゅんはトイレに入った。 念じるとじゅんの姿は消えた。 ニュースは「120」の死体を告げる。 その右手には「1147」が刻まれている。 じゅんの体は「1147」の家の前に移動していた。 |
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コメント
希望の光 久しぶりの更新です。会社の研修で監禁状態でした。つらかったです。小説を考えるのも回が増すごとに難しくなってきています。今後はどうなっていくのでしょう??? (08/01/31 10:33)
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