最近は単に景気が悪く、雇用状態が最悪なだけでなく、信じられないような殺人事件などが連続して起きたりして、世の中が年々物騒になっています。
このように世相がどんどん悪くなると、人間はお互いを信じられなくなっていくものです。人は他人を全く信用できなくなり、善良な人間までをも、ちょっと問題点があるだけで、あの人は危ない人なんではないか、と疑わなければなりません。いえ、ちょっとしたことでそう決め付けて距離を置いてしまう傾向さえあります。
他人同士でこうだけならいざすらず、今では親族や兄弟など身内さえ、あいつは何を考えてるのだろうか、とついその性根を疑い、最悪、付き合いをやめてしまうことさえあります。
このようなぎすぎすした世の中で生きていて心穏やかに過ごせる訳がありません。本来、人間とは社会的動物ですが、人を疑うあまり、皆がどんどん引きこもり傾向を強め、さらに人間らしい心の豊かさを失っていく、といった悪循環に陥ります。
こうしたひどい世相の中でどう人間性を保ちながら生きていくか、が問題だと思います。
投稿者 : 善良な失業者 日時 : 09/11/26 15:26