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30代前半男性、45%が親と同居…晩婚化が影響
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30歳前後を中心に、親と同居する人の割合が増えていることが、国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が21日に発表した世帯動態調査でわかった。
同研究所では、晩婚化の進展が大きな原因と見ている。
同調査は5年ごとに行われ、今回は2004年7月に実施された。全国から無作為抽出した300区域内にある全世帯(1万5972世帯)へ調査票を配布し、1万711世帯(有効回収率67・1%)から有効回答を得た。
親との同居率(18〜39歳が対象)は、男女とも30〜34歳で大きく増加した。男性は6・4ポイント増の45・4%と半数近くに達し、女性は33・1%で10・2ポイントも増加した。25〜29歳でも、男性は5・7ポイント、女性は4・8ポイント増えた。
未婚率(18歳以上が対象)は、男女とも30〜34歳で最も上昇し、男性は39・4%(前回34.2%)、女性は28・1%(同20.7%)だった。一方、30歳未満の男性と20〜24歳の女性はわずかに低下した。婚前妊娠の増加が影響していると見られる。
親との同居率の上昇について、社人研では「晩婚化に加え、非正規雇用などの増加で、親からの自立が経済的に難しい若者が増えたことも影響しているのではないか」と分析している。
(2006年7月22日0時46分 読売新聞)
投稿者 : 記入なし 日時 : 06/07/24 01:40