★母が娘を18年“軟禁”義務教育受けさせず…福岡
・福岡市で11月、福岡県警博多署に保護された同市内の少女(18)が、生まれてから
ほとんど外出を許されず、義務教育も受けないまま育てられたことがわかった。
同月初旬、母親(40)が少女への傷害容疑で県警に逮捕されたことから、明らかになった。
福岡市教委などは約11年半前から未就学を把握しながら、事実上放置してきたことを
認めている。
同署によると、少女は10月28日午後、テレビを見ないとの言いつけを守らなかったとして
母親から顔や背中を殴られ、はだしで家を飛び出した。所持金はなく、同市内の公園で
寝泊まりし、水を飲んで空腹をしのいだという。11月1日午後、通行人に助けを求め、
保護された。
少女の身長は小学校低学年並みの1メートル20で、かなりやせていた。ゆっくりとした会話は
できるが、漢字の読み書きや計算はできない。
同署の事情聴取に対し「ずっと家の中で暮らしています。買い物もしたことがないし、友だちも
いません」と話した。
母親は、少女を就学させなかったことについて、「物を壊したり、排せつがうまくできないなど
発育の遅れがあり、外に出すのが恥ずかしかった。他人の迷惑になるとも思っていた」と説明した。
少女は父母と姉、兄の5人家族。父親は留守がちで、姉と兄は既に独立しており、ほとんど
母親と2人だけの生活だった。
博多署はネグレクト(育児放棄)の疑いもあるとみて捜査したが、養育を完全に放棄したとは
いえないと判断、傷害容疑だけ立件した。 少女は現在、検査入院している。
一方、市教委は少女が小学校に入学する年齢に達した時から、中学校を卒業すべき年までの
9年間、校長らに月1回のペースで家庭訪問をさせていた。しかし、母親が「娘の具合が悪い」
などと面会を断り続けたため、少女の姿は一度も確認できなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051206i301.htm?from=main3
投稿者 : 記入なし 日時 : 05/12/06 20:45