女子高生大やけど、通学路で何が?
自宅からわずか500メートルほどのところで、事件は起きた。18日朝、長野市若穂綿内の路上で登校中の県立高校3年の女子生徒(17)が大やけどを負った。女子生徒は「灯油をかけられ、自分で火をつけろと脅された」と話しているという。朝の通学路でいったい何があったのか。
生徒が通っている県立高校の校長によると、生徒は自転車で家を出て、約1・5キロ離れた長野電鉄綿内駅から列車で高校に通っている。この日も普段通り午前7時すぎに家を出た。特に変わった様子はなかったという。
生徒が大やけどを負いながら民家に助けを求めたのは午前8時。第一通報者の男性によると、ふらふらと庭先に入ってきた。髪の毛や服にまだ火がついていた。手で消そうとしたがなかなか消えず、ほうきを持ってきてはたいて消し止めた。
「どうしたの」「何があったの」。男性が尋ねても返事がない。のどのやけどで声が出せなかったらしい。玄関に座らせて、冷たいタオルで体を冷やした。救急車が来るまで黙ったままうつむいていたという。
男性は「とにかく様子がただごとじゃなかった。苦しそうで見てられなかった」と話した。
長野中央署の調べでは、生徒の自転車は、通学路にしていたと思われる道から100メートルほど奥に入った、人気のない場所で見つかった。辺りには焼けていないブレザーやかばんなど生徒の所持品が落ちていたという。
現場近くに住む男性によると、8時ごろ「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。「綿内駅に行くのにこの道を通るのはおかしい。通学路をなぜ外れたんだろう」と首をかしげた。
同署では、何者かに無理やりつれてこられた可能性もあるとみている。
生徒の自宅近くに住む主婦は、朝7時すぎに自転車で登校する姿をよく見かけたという。「何が起きたのかわからないし、とにかくびっくりしている。会えばきちんとあいさつするいい子なのに」と話していた。
酷い事件だな。
投稿者 : 記入なし 日時 : 05/04/20 09:49