前 [休日が、多すぎ。もっと働かないと。] | [話題をお任せ表示] | 次 [優柔不断嫌宣言します。今日から] |
話題
マルクスエンゲルス全集を読もう! |
|
>ぺけぽむさん
たしかにご指摘としてはその通り。
倫理学や哲学に詳しくない私(マーケティング専攻)としては、マルクス経済学はひとつの手段にすぎません。
よって、これまで原典を読んだこともないし、読む必要もないと考えてきました。
私が必要とする情報については、現代の資本主義経済学者や経営学者によりすでに引用されており、ひとつのテクニックとして利用すれば足るに過ぎなかったからです。
原典を詳しく読まれた方からすれば、そうした構成の学者の文章とて所詮はその人の解釈に過ぎず、違和感を感じるのでしょうね・・・。
不快を与えた部分があればお詫びします。
ただ、歴史的な事実としては、その理論が全体主義的独裁者の支配の口実に使われた時代が確かにありました。(これは、マルクス自身の考え方がいかなるものであったかには関係ありません)
そして、現状は修正資本主義をベースとした社会で、一応の安定を得ている。
そう考えると、マルクスがどれほどすばらしい理論を展開していたとしても、実際社会に応用できる部分はやはり限られてくると思うのです・・・
ちなみに、商品の価値のことについてですが、マルクスの生きた時代は少品種大量生産の時代。
この背景を考えると、物は作れば作るだけ売れた時代においては、生産された商品の価値が問題となるケースが少なかったのではないかと私は考えます。
つまり、マルクスは当時を生きたひとりの人間として、ごく自然に労働価値説を導き出したのではないかと思うのです。
話を現代に置き換えれば、厳密に言えば労働価値でも使用価値でもなく「顧客評価」即ち「顧客・消費者満足(CS)」で計ることが実態になり、少品種大量生産だったマルクス時代との乖離はより大きくなっています。
マルクスの真意を探るには、そのあたりは差し引いて良いのではないかと思います。
no.17 ( 韮山04/11/13 22:06 )
>ぺけぽむさん
失礼、17では舌足らず(というか的外れ)な回答でした。
お詫びします。m(_ _)m
読み返してみますと、少々価値観に相違があるように感じました。
>>ご存知でしょうが、そもそも経済学自体が、哲学上の見地では定量的快楽主義という、それ自体は結局論証されていない一つの立場から始まっています。それは倫理学をかじった私の目からすれば、論証されていない根拠に基づく一連の言説、つまり世俗的な宗教と大差ありません。
これは知りませんでした。
上記の件は、実際哲学者、倫理学者からみればその通りなのかもしれませんが、私の中ではかなりの違和感があります。
と、いうのも、社会は有形無形の財と貨幣の流通によって成り立っているというベースで物を考えているものですから、私の専攻においては経済学はいわば全ての基礎。
なるほど、そういう考え方もあるのかと、感心して読ませていただきました。
私自身のマルクスとの出会い方は、17で書いたとおりですので、マルクスを哲学者と思ったことは一度もありません。
そのあたりの意識は、私の方に相当問題があったようで、申し訳ないです。
ただ、私はマルクス理論を純粋に経済学的なテクニックとして利用できないかと考えているところです。
どちらかというと、彼自身のイデオロギーには関心が薄いし、差し引きながら読むことが、現実社会への応用を可能とする近道だと考えたものですから、今私にある知識で発言をさせていただきました。
もう少し勉強をする必要性は感じましたが、科学としてのマルクス論を生かせる場は、やはり経済社会だと思うし、自分はそういう観点で読んで行きたいと考えています。
優先度は、現行の経済学、法学等に比べて遅れることになるとは思いますが・・
no.18 ( 韮山04/11/13 22:26 )
建設的な対話が出来てうれしい限りです。
私の立場から一個だけ懸念を表明しておきますと、
マルクス主義の哲学が、労働価値説という既に一個のイデオロギーであるものを根拠にするとしたら(労働価値説=イデオロギー説が正しいとしてですが)、そこから敷衍される理論も真に科学でありえるかどうかという点があると思うのです。
平たく言うと、差し引きできるだけの科学的な根拠を持っているかどうかということが気になるのです。
で、そのことを検討して、本当にマルクス主義がテクニックとして使えるかどうかを確かめるためには、二次情報でないマルクスを読む必要はあると思うのですが。
引用によって理解するというのはそれだけで危険なことではないかと思うわけです。
(『経済・哲学草稿』なら文庫一冊くらいでとりあえず読もうって感じではよさ気です)
付け加えるなら、私自身は現時点ではマルクス主義者として世の中に関わろうと考えているわけはないので、
だからこそ「労働価値説はイデオロギー=真理ではない」と展開できたのです。
もしマルクス主義者だったら、恐らくそこは受け入れられない点だろうと思うのです。
>17の最後三行の指摘はナイス。
社会科学としては極めてありそうなことですね。
no.19 ( ぺけぽむ04/11/13 22:48 )
>ぺけぽむさん
成る程、ご意見よく分かりました。
最終的な評価という意味ではやはり原典にあたるしかないということですね・・。
専門に勉強されていた方と会話すると、汗顔の至り。
お恥ずかしい限りです。(^^A)
仮に科学であったとしても、前時代的で影響力は限られるのでしょうが、折を見てやはり勉強しておきたいと思います。
ありがとうございました。
>>17の最後三行の指摘はナイス。
ご評価ありがとうございます。
実を言うと、私が専攻していたのは正にこの分野。
最近では、経済学的な理論に拠ったところで、売れないものは売れないというのが悲しい現実。
CSもそうですが、ライフスタイル(生活構造+意識+行動)、選択基準、態度、認知といった概念を用いた心理学的なアプローチの方が主流になりつつあるようです。
no.20 ( 韮山04/11/13 23:04 )
すごいなー!
なんだかわからんけどすごそうだ。
マルクスエンゲルス全集って図書館いけばあるかな。
(読書しない俺に読めるのか?)O...rn
no.21 ( 百朗04/11/14 00:29 )
所によるかもしれません。
刊行されたのが昔のことなので、新しい図書館だとあまりないかも…。
マルクスの『資本論』だけなら今も岩波書店から刊行されているようので、
なかったとしても図書館で購買請求すれば本棚に並べてくれるかもしれませんよ。
ただ、これは訳が古いので読みづらいかもしれないです。
no.22 ( ぺけぽむ04/11/16 20:57 )
いま資本論を読んでいます。
no.23 ( 記入なし05/03/10 20:20 )
大学時代に岩波文庫の資本論3500円で購入して
古本屋で300円で売ってしまいました。
当時はまだブック○フもなかったかな
もう一度読んでみようかな
no.24 ( 記入なし05/03/10 23:19 )
このサイトを見ているなら、当然共産党に入れるよな?
no.25 ( 記入なし05/08/11 08:06 )
入れません!!私は社民党。断固!!平和同志会よもう一度!!
no.26 ( トロツキストの彼女05/08/16 21:51 )
|