ゴール前直線。

「本店の考え」「支店のやり方（独自性）」「役職の考え」「行員のやり方」この４つが存在する。
そして「派遣のやり方」っていうのはない。
派遣はこの４つに【従属している】からです。


しかし現実は、「派遣の考え」と「派遣のやり方」で仕事しています。
【独自任務で指示がない】からです。


行員は、派遣の仕事のせいで自分のやっている事が滞ったりするのはいやな様子。
なんとなく役所体質なんです。
でも、私の獲得件数は支店のランクキングを上げました。


件数が増えると事務処理も増え、仕事の範囲が少しずつ大きくなります。
慣れない事務処理もお客様のETMご案内（機械操作のお手伝い）も複雑な処理が覚えられない。


今回外回りに行って２度も印鑑忘れで２度手間を踏んだ時
事務長さんから
「本来は店頭勧誘のはずだからもうあまり出ないように」
って言われました。
ショックだった。
まず
＠カードは取り尽くして、印鑑持参されて無い人の契約を取るには行くしかないからです。
＠外回りは気分転換になるからです。
＠代わりに行ってくれる人がいないので実質仕事が進まないからです。


30代女性（新婚）主任さんに相談すると
「本来ロビー勧誘だけで十分だからそこまでしなくていいよ〜とねぎらってくれているだけかも」
という事で
「新しい事務長さんは派遣がそこまでノルマが厳しく進退がかかっているって知らないと思うので
どうしても件数は必要なんだと、それとなく言っておきます」
という事でした。


現金を直接扱う、印鑑照合、検印は、行員しかできないのでお願いするしかないです。
昨日忙しい時間帯に印鑑照合２つ、検印２つ続けてお願いしなくてはいけなくなった。
どうしても嫌な顔しない人に頼み勝ちなんだけど
他の人もそれは同じで、1人の女性に仕事が集中してしまったようです。
結果、私の申込書に検印漏れがでてしまいました。
いつもなら、書類を出した私の不備として怒られるところですが
彼女は真っ当な人なので
「すみません。検印漏れしました」
と言って来られました。
「いえ大丈夫ですよ、じゃあお客さんに電話してもう一度来て頂くか、私が取りにいきます」
というと
「いえ、私がしますからこのまま置いておいてください」
と言う。


いつもならお客さんのところにいって来て、といわれている場面だなあ・・・
と思いながら業務に戻り、勧誘が一段落したので
「やっぱりお忙しそうだしさっきの処理は私がしますよ」
と言うと
「調べたらこのお客さんには担当テラーさん（外販）が居たので、行ってもらう事にしました」
とのことでした。
私にしたら怒られずに済むし、勧誘は続けられるし良かったです。
テラーさんも訪問のチャンスなのです。


そんなこんなで忙しい時に限って、彼女担当のお客さんが来て
その申込書は私が担当のカードなので、彼女は助けて欲しいと言ってくれました。
そして申込書を仕上げた私に一件獲得、と言ってくれたけれど
私は自分の印鑑を押さずに、彼女に担当印鑑をもらって全ての書類をあげて、後処理も仕上げました。
それを見た上司は
「ダブルカウントということで」
と言ってくれました。
彼女は
「これが本来の業務の流れですね。能率もいいし気持ちいいですね」
と言ってました。
この支店は成果主義で皆が個人の手柄に先走り、がんじがらめで仕事が流れないのが欠点です。


支店、もしかしたら変われるのかも知れないと思いました。