ゴール前直線。

連休最後の今日は子供のためにとってあった。
5キロ先の隣町までゲームを買いに行く約束だったが、
子供はお昼に中華を食べたいと言っていた。
あまり外食をしないので、たまには行きたいのだろう。
でも彼のリクエスト「○将」はわたしにはちょっと辛い。
店舗検索で「○ーミヤン」が近くにあり、こっちなら私にとって少しは入りやすかろうと思い
じゃあ、明日ねと言った。




さて
ゲーム屋さんを出て、駅前の自転車置き場に自転車を置いて○ーミヤンへ向かうつもりだった。
私はバイクなので先に着いて彼を待った。
でも来ない。
ゲームやさんから直線で300Mくらいしかないのに。
結構大きな街なので自転車置き場は5，6箇所。他に止めたのかな・・・
安心ナビで位置探査できるので余裕はあった。
しかし自転車置き場を何箇所回っても見つからない。
なんで？
携帯画面地図ではこの辺りに居るのに。
30分以上探し回った。


○将の前を通ったとき
ふとカウンターを見ると
なんと！中年男性に混じりながら次男がラーメンを食べているではないか！！
「えーーーーっ！！」
我が目を疑いました。
店に入って次男のテーブルを見ると彼の好きなもの、
ラーメン、餃子、チャーハン、鳥の唐揚げが・・・


「あの、これ自分で注文しましたか？」
20代の女性店員さん「はい。ちやんと自分で注文されましたよ」（＾＾）
そうなんか・・そうか・・この子自分で注文出来たのか・・・
それをこの店員さんが聞いてくれたのか。
キチンと発音できても、障害があるとまともに聞いてくれない人は多いのに。
すぐ両隣の客も不機嫌になって席を立つでもなく、全くふつうにしてくれてた。
いや、内心心配してくれてたのかも知れないな。


「今度から勝手に来て食べたらダメだよ。お母さんここでは食べれないし、食べたら１人で帰って来なさいよ」
と言って支払いだけして店を出た。


本当は店員さんにもまわりのお客さんにも感謝でいっぱいだったけど黙って出た。
ふつうだったことが重要だったから。


せっかく見つけたのに置いて帰った母親を見て
みんなそれぞれの感想をもったことだろう。
でも、出来る事はやらないといけないんだ。
自分で注文して、自分で食べれるならこの先安心だ。
今まで何度も注文の練習をさせている。
お金の受け渡しも全部次男の手でやらせている。
コンビニと本屋と図書館には１人で行かせている。
でも恐くて実際にはそれ以上の冒険はさせられなかったんだ。


今日は大金を持たせていたので私が払ったけど
次は手ごろな金額を用意してやって、また行かせてみようと思った。