私は

抜き打ち試験の結果が何時の間にか出ていた。
私のいる業界で契約率8割は日本初らしいと言われる。だからどうした。
出来過ぎ君と私。自慢でもなんでもねえ。
ただ普通に二人でみんなの仕事しただけの結果だ。

本当に追い詰められてる環境を妙に実感した。
日本規模でって･･･おい。
（どんな職業かはこれでかなり限定されますが、読まなかった事にしてください）


いろいろあり、社長に直接意見できる時間が貰えた。
本社に日帰りする。
やはりと言うか、出来過ぎ君も一緒だ。彼は流石すぐる･･･この人は本当に入社3ヶ月でやっちまう人だったんですな･･･

移動中、二人での会話は意外に重たいものに纏まった。
「･･･と言う事はだ･･･私たちが特別なんじゃ無くてさ･･･どんだけ仕事してないんだこの会社は･･･って事になるんじゃね･･･」

結論が重たい。

を社長に言うべきだと出た結論だが。さぁどっちが言うか。有る意味喧嘩売ってるようなものだし。


出来過ぎ君が言うことになる。･･･あんた。何処までもすげえな。

出来過ぎ君、社長を前にいろいろ言う。中略。結果、表彰される事に成りました。


おめえスゲエヨ！！！！カッコ良過ぎなんですけど！！！！

私は秘書に成る事になりそうです。

でももっと凄いのは･･･出来過ぎ君。あんたは社員(支社での部長)の座を蹴りやがった。

まぁ･･･彼は介護の為に契約を選んだんだよね･･･でも本当に凄いんだけど･･･



なんて言うか。出来過ぎ君は政治家とかに成りそうだ。ってゆーか･･･彼が成って欲しい。

最後に出来過ぎ君が社長以下一同を黙らせた一言でも。
「指示が上手い人では無く、話を互いに出来る人を社会で育てるのはどうでしょうか」

うあ。主人公が居る。


ただね･･･契約がそれを直訴しに行かないと駄目な会社って･･･そこがね･･･まぁいいけど･･･