曖昧な未来

1/6
早朝出勤。いつものことだがとにかくやる事が
次から次へとベルトコンンベアのように流れて
きて半分寝ている身体が対応出来ない。
そんなこと知る由もないパートのおばはん連中は
あれがない、これはどうしたと言ってくる。
自分の仕事に関しては超マイペースなくせに他人には
急かすご都合主義にはもう長年の付き合いで慣れたが
状況次第でたまに大声出してキレてみたくもなる。
くたくたになっても退社のタイムカード押した瞬間、
水を得た魚のように身体が元気になってくるのは
不思議。
その足で生まれて初めてバーゲンに向かう。
もの凄い人人人。今流行の首周りのフワフワした毛皮
（ファーっていうの？）、あれが顔にあたり、くすぐったくて
仕方ない。
色々回っても物欲にひっかかるものがないと結局は自分が
何も欲しくないのか、欲しいものがないのかよくわからなくなってくる、、
バーゲンと言っても全然安くないじゃないかっ！
４０％オフで１万３千円？はぁって感じ。それからさらに４０％オフが
僕にとっての適正価格なんだよ！
それにしても女性の服飾はバリエーションが無限大、
対して男性ってほんとバリエーションが少ないね。
それと関係あるのかしらないけど女性はみんな大きな袋たくさん
抱えて生き生きとしていたけど男は買い物に疲れた表情してたな。

結局僕はベロア生地のバンツとパーカーを１点づつ購入。
ちなみに僕の試着に対応してくれた店員さん、丁寧なのはいいんだけど
その一線を通り越してバカっぽかった（病的な意味も含めて）
何かいい終えるたび「っんっああ」と奇声を発するのでちょっとビビったよ。