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ボロクソ駄目日記


 ■ 2010/02/23 (火) K


帝国軍駐留所一人の将軍が時計を眺めていた、眉の無い顔にモヒカン、帝国将校の制服には幾つもの勲章は将校の経歴を物語っていた、彼の名はレオ=クリストフ、帝国将軍の一人であり、騎士道を重んじる帝国内でも人間性を帯びた少ない人物の一人だ、制圧した村や街の略奪行為を禁止する等、正々堂々としたその戦い振りは部下からは信頼を込め「レオ将軍」と呼ばれ彼の部隊に配属された兵士達は皆誇りに感じている程だった
隊長「将軍、もう時間が・・・」
レオ将軍「出発までは、もう少し時間がある」
隊長「ですが・・・」
レオ将軍「オマエの元上官なのだろう、それならば信頼に値する、それに自分の部下を信じられないようでは俺も将軍で飯を食ってはいない」
(まったく、この人は・・・)感涙を込めてそう思った、思えば最初の出会いもそうだった、自分が先頭に立ち部下を引っ張り、死に急ごうとする若い兵士には
「お前にも家族は居るだろう」と論する、彼はいや
彼の部下達はそんな所に惹かれていた
         *
ソルの抱いた赤ん坊の傍らに何かの光があった、それは人間には見えない妖精だった、妖精は不安だった、この男、ソルにウパを託して良いのか
ウパラート、通称ウパ、魔獣ザイーを封印した勇者ウパラートの子孫でもありルアークヨ王国の王子、光に包まれたと思ったら、いきなりこんな世界に連れてこられた上に、あんな男に・・・・しかし、今は時を見守るしかなかった






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