日記HOME | TOP タイトル一覧 月別 |
ボロクソ駄目日記 |
■ 2010/01/10 (日) 大魔司教ガリウス |
三人は誘拐事件の情報提供者が待つと言われている酒場へと入った、夕時というのに客は少なく三人が入ってカウンターへ付き暫くすると一人の男がやってきてリュウ達に気付いたのか近づいてきた
「あんたらか、誘拐事件を調べてるて言うのは」 「そうだが、あんたは?」 ケンが疑わしく訪ねてきた 「悪い事は言わん、この事件から手を引け」 男はそう言うと静かに立ち去った 「おい、あんた待てよ!」 「待てケン!、あんたいったい俺達に何が言いたい」 「そのままの意味だ、今回の事件は単なる誘拐事件とはワケが違う、命が欲しければ手を引け」 そう三人に告げると男は立ち去った 「なんなんだ、あいつは!」 ケンは苛ただしげに話した、暫くして店の入り口から別の男がやってきた 「あんたかい?情報が欲しいてのは」 「そうだが、あんたは?」 男に対して、リュウが応えた 「俺は提供者から代理を頼まれてるギギて者だが此処じゃ目立つ、少し行った所に今は使われていない寺院があるソコへ行こう」、男は三人を促す 「ちょっと待ってくれ、あんたが情報提供者じゃないのか」リュウが訪ねた 「何分危険が伴う事もあるんでな、嫌なら良いんだぜ 他を当たりな」 男が三人を案内した寺院は酷く殺風景だった 「本当にここなのかよ?、待ち合わせにしちゃ殺風景だぜ」ケンが男に尋ねた 「間違いない、此処で間違いないはずだ」 暫くして奥から、ローブ姿の男達が現れた、数は8人程だろうか、皆普通の民間とは違う空気を漂わせていた、ギギがローブ姿の男たちに近寄る 「ヘヘヘヘ、連れてきたぜ」 「ご苦労」男がギギに金を渡すと別のローブ姿の男は刃物でギギの喉を切り裂いた 「何者かは知らんが、出る杭は打たねばならん、我等が彼岸の為、お前達には此処で消えてもらう、殺せ」 男達が取り囲んだ、リュウとケンは身構えた 「なるほど、最初から消すつもりだってわけか」 「後悔してもろうぞ、俺達をハメた事を、行くぞケン ランディー!!!」 後ろに近づいた男に鳩尾を食らわせた跡、横にいた男を蹴り倒す、その隙を付いた男が剣を突き刺そうとしたが、間一髪の所でランディーが聖剣で受け止め弾き返したが反動で反り返ってしまった 「しまった」男が反撃に剣を振り下ろそうとした時、ケンの蹴りが男の足にヒットした 「大丈夫か!?ランディ!」 「は、はい」 「ケン、気付いているか?」 「ああリュウ、何回食らっても向かってきやがる、どういう事だ、しかも、こいつら生気を感じやしねえ」 訓練した兵士や格闘家でも何発も攻撃を食らえば倒れているハズだった、しかし男達は何度蹴られても殴られても起き上がってくる 「畜生、キリがねエぜ!」 リーダ格らしき男が不気味に微笑んだ 「何度やっても無駄だ!!、リビングデッド共よ殺れ!こいつらを始末しろ!」 その時何所からか叫び声が聞こえた 「離れろ!!!」 声のした方向から瓶が投げこまれた、瓶がリビングデッド達に当たった瞬間に青白い炎を当がった 何体かのリビングデッド達が青白い炎に焼かれた 「何者だ!!!」 闇の奥から鞭を手にした男が現れた、それはリュウ達が酒場で忠告した男だった、男は手にした鞭を振り上げ死霊の一人を巻き付けた 「ポポロン!」鞭を手にした男が叫ぶと側からバイキングの兜をした男が死霊の頭に切り付けた 「頭だ!頭を狙え!」 ポポロンと呼ばれた男がリュウ達に呼びかけた 「リュウ!」 「ああ!いくぞ!ランディー」 「はい!」 「昇龍拳!!」「チエスト!!!」 2人の技が死霊達の頭部にヒットし、死霊達はその場に倒れ、最後にランディが剣死霊の頭を切り落とた 「貴様!!!何者だ!!」 「クリーク王国騎士ポポロン」 「では、貴様が大司教様が言っておられた騎士ポポロンか!!、まさか魔城から生きて帰って来たとは!」 「奴に伝えろ、帰って来たとな」 「おのれ!!これは大司教様にお伝えしなければ!」 男は口笛を吹くと空から大人程の大きさもある大鴉が男を持ち上げて空高く男を何処かへ連れていった |
お名前
コメント
|
タイトル一覧 月別 |