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U_sanのいいんですよ。それで。


 ■ 2014/03/07 (金) 君は喜望峰を見たか!!(タイトルに意味なし。ただなんとなく・・)


この記事は別のブログで書いたのの転載です。「はじめまして」と
いうタイトルです。介護施設での高齢者について感じていることを
書いています。


認知症の方を実際に目にしたことがあるでしょうか?
彼らを見ていて思うことは非常に不安を抱いているということ。
その不安とたたかいながら日々を過ごしている。
彼らは助けを求めている。
「助け」という言葉を「人」と置き換えてもいいのかも知れない。
誰かがほんのちょっと寄り添うことで彼らは安堵をよみがえらせる。
彼らはよく笑おうとする。
誰かが来てくれた喜びを笑顔で表現する。
しかし、ほんのちょっとの間が、彼らを再び暗闇に引き戻す。
彼らはじっと待っている。そして耐えている。
私たちの声は彼らにとってひとすじの希望だ。
希望が届かなければ彼らは苦渋の思いを仮面の下に隠すだろう。
私になにができるだろうか。わからない。
しかし彼らにもまたわからない。
ただ私たちの声は彼らにとって希望であり、そして私たちにとっても
彼らの声は同じ希望なのだ。
おなじことを何度も繰り返される方がいた。それでも彼の声ははりが
あり、生き生きとしており、私をしっかり見つめて話されるのだ。
彼は私のことを知りたがった。今どうやってくらしているのか、結婚
はしてるのか、家族構成はどうなっているのか、いろいろ聞いてきた。
私はそれらに答えながら、最近の悩みをして、それを別の方に
話したこと、その人にいわれたことを語った。そうするとその人は
「私はその方の意見には賛成できないけど、まだ若いんだからチャレンジ
すべきだわ。あなたならできる。そう信じてチャレンジすることが大切
じゃない?」
すごくうれしかった。認知症といわれる方々でも人を思い、それに対して
助言できる。認知症という言葉が一人歩きしている。彼らは認知症である
前に人であるのだ。人としての尊厳は失われない。生きるということは
何よりも代えがたいメッセージだ。
私は彼らに大きな勇気をもらった。だから私にとって彼らは大いなる希望
なのですね。そしていま、もらった勇気は私の中でどんどんと大きくなっ
ていってます。湧きあがる勇気というものは闘志に近い感覚ですね(^_^;)
私はこの方々になにか返せるかな?ぜひとも返したいな(^^)


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うーさん 高齢者が働ける環境ぜひとも欲しいですよね。まだまだ活躍できると思うのです。定年だからと行き場を失ってぼーっとしてたらそりゃよくないですから。お国のためにももうひとふんばりできるようにしてあげないと駄目だと思いますよ。あと高齢者のみの世帯をどう減らしていくのかそろそろ真剣に考えてほしいですよね。 (14/03/08 18:02)
ポンスター 感銘しました。 今の日本では若年層の雇用対策もいいですが、お年寄りが活躍できる機会を創出するような政策も必要だと感じます。 (14/03/08 09:05)


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