綴っていく

休み。
今月のシフトは後半に休みが多い。
８時起床。
窓の外は雪が積もっている。休みでよかった。
雪が降ると通勤は大渋滞だしな。

灯油のストックが残り僅かになってきたので
近所のセルフスタンドに買いに行く。
ポリタンク４本分購入。痛い出費だが仕方ない。寒いよりマシだ。

帰宅して少し部屋を片付けることにした。
レターケースを整理していると、昔の彼女からのクリスマスカード
が出てきた。
先日、過去に本当に辛い失恋を２回したと記したが、１回目の彼女からの
クリスマスカードだ。
もう１０年前のカード。

カードには、「いつまでも一緒にいようね」と書いてある。
一緒に撮ったプリクラが貼ってあり、一枚一枚に彼女からの
コメントが書いてある。

彼女は俺より２歳年上だけど俺より若く見られていた。
自分で言うのもアレだが、、、超美人だ。マジで芸能人レベル。

彼女は俺が勤めていた会社に派遣で勤めていた。
家が近所であったこともあり、仕事帰りに２人で食事に行ったり、
ドライブに行ったりして交際するようになった。

家庭の事情で東北の実家に帰っていった彼女だが、
俺とは遠距離恋愛で続いていた。
俺は金曜日の仕事を終えると東北道を飛ばして会いに行ったもんだ。
彼女も新幹線で会いにきてくれた。
遠距離だったけど毎週会っていた。

俺からすれば突然、彼女から別れ話が切り出された。
前々から出されていた彼女からのサインに俺は全く気づかなかった。

「アナタが知らないところでアタシはいつも泣いていた」

「思い出」になる瞬間ってのはあっけない。
８年間付き合って、別れの言葉であった。

彼女には去年の地震の時にメールしたっけ。
俺のイニシャルが入っているメールアドレスを
まだ使ってくれていた。
彼女は被災地に住んでいる。
幸い大した被害はなかったそうだ。
で、今も独身で元気にやっている。
彼女にはイイ人見つけて幸せになってほしい。

俺は今でも彼女が好きだ。
このカードはまだ捨てられない。

俺は上書き保存が出来ない男だ。