忍者の無職　キャリアデザイン日記

現在　8：10です

昨日はラストミッション２（って変？）で、塗り絵の展示会の除幕式なんてのをやってきた。おとといに掲示板に塗り絵を貼って準備し、昨日は幼稚園児を呼んでセレモニーをした。幼稚園児に記念品で渡すお菓子セットを大きな金色の袋にまとめて入れたりして、見栄え良く仕立てた。加えてアジトに戻っても園児の頭に塗り絵のテーマである「秋の味覚」の冠をつけてもらうため、そいつをメーカーオプション（＝嫁）、おじゃ魔女（＝娘）と3人で造ったりしていた。

毎日が文化祭

そんなフレーズが頭をよぎる。俺が回顧録を出すときはこのタイトルにしよう！
このイベントのために、報道各社へプレスリリースを送ったり、持参したりして、報道という名の無料の広告を狙ったが、実際に来たのは1社だけだった。それでも俺は良しとしたかったが、顧客は不満足だったらしい。

だったらお前が持っていけよ！

そんなフレーズがリフレインする。こういう「お願い」行脚は当然、偉い人が行くのが効果がある。お遣いみたいな俺、しかも「イベント代理人ですんで」と名刺すら出さずに行くのと、偉い人が行くのでは相手の尊重の度合いも当然違うものだ。しかし、偉い人というのは往々にして、自らが動かない。それで部下やら、俺たち下っ端が動いて効果が上がらないと怒る。

お前の名刺の肩書きは飾りか？　それとも自己満足アイテムなのか？

そんな呪文を唱えることは多い。顧客に限らず、組織内でも。
ともあれ、イベントは父兄の撮影会と化しても、和やか、かつ上品に終了した。日ごろ、整理券の争奪戦のイベントの多い俺にとっては、癒される内容だった。バスをチャーターしていたので、バスの清算を現金にて、隠密に終了させ、園児らを外まで見送り、走り去るバスに手を振る。車中からは園児たちが、俺たち家族が夜なべして作った冠をつけたまま、手を振り返す。
「最後のミッションが癒される内容でよかったな〜」と一緒に見送るスタッフに言う俺。「最後じゃあ、ないですよ〜」と言うスタッフ。ついでにここでも偉い人は見送らず、しかし、それは報道の取材を受けていたからであって、仕方ないが、もちっとデリカシーがあっても良いんじゃないか、と思った。加えて、その報道の人にちゃんと接してくれたのかどうかが気になる。お礼をちゃんと言ったのかな〜？

この塗り絵を撤去するのが11/3で、それで完全に幕引きとなる。それまでは今、考えているキャリアカウンセラーのビジネスモデルを文書化したり、これまでの仕事の清算をすることにした。

今日は脱会信者（前職会社を辞職した人）の飲み会がある。昨日、現場が終わったあとに他の脱会信者にも会ってみた。

この話は項を譲って・・・。

現在　10時まえです。

昨日は今週のラストミッションに向けての準備をしつつ、前職会社の退職した人の（こればっかりだな、俺の周辺）事務所に行ってみる。同い年で細木数子の運命数も同じという人だ。われわれの星回りでは今年は「大殺界」を脱して成長のハズだ。彼は成長しているが俺は停滞しているような気になる。仕事の話を少々、マックの設定を見てあげて、どうにもならんと判断し、ヤフオクで購入することにして帰宅する。

おとといから、学校現場における職業教育について考えていた。
進学校ならともかく、そうでない学校における進路相談はどうなっているのか？ということと、生徒にどうやって意識付けをしているのか、という点である。俺は残念？ながら学歴の挫折を知らない。よって社会に出て大恥大会だった。それはそれでもう仕方ない。

で、だ。
職業教育は2本の柱ではないかと仮定した。
1.自分に合った仕事の見つけ方とそのアプローチ
2.雇用形態の違いとそのメリット・デメリット

1に関してはよくある方式だと思う。問題は２、だ。これは正社員になったら福利厚生がどうのこうのということを教えるものだとする。それで、ハタと思った。この問題ってタブーなんじゃないのか、と。
　日本の企業の大多数が中小企業である。労基法はもちろん、社会保険などを遵守している企業は少ない、と思う。国もそれを見て見ぬ振りをしているのではないか。それを遵守させると日本経済が揺らぐのでは？　雇う前から労働者がそういう法律に詳しくて「違法だ！」とか言い出すと雇用主は良い顔しないだろう、と思った。進路相談室や各種の団体、キャリアカウンセラーも含めてあまりその手のアプローチをしているのを見たことがない。ひどいのになると、受け皿探しに躍起で、あとは精神論で押し切るオヤジ職員もいる。求人件数を稼ぐのに、請負会社も派遣会社もごったにしてしまう。
　キャリアカウンセラーのアプローチで小学生向け、中学生向けなどのプログラムを行うものがある。その大きな柱は１の「自分探し」である。
　無論、これも重要なのだが、騙されないために２のアプローチもいるんじゃないかと思ったので考えた結果が上記の推察である。。。。

昨日したこと・・・・。
凛とする下着のポスターを部屋に貼った。だんだん浪人生の部屋みたいになってきた。

蛇足
高校のなかで「図書室」のない学校がある。これでどうやってさまざまな知識欲を満たせというのか？

補足
保険会社の件は日曜日に断った。さまざまな状況と調査、聞き取りで、今の自分ではちゃんと出来そうにないというのが結論だった。韮山さんのいうような、代理店業務を想像していたが、正社員だった。副業ではなく、本業でありました。

現在　20：30ごろです。

今日は、さかな祭りに行ってみた。海沿いの我が棲家である自治体の港で行われる祭りだ。先般の台風で延期となり、このたびの開催であった。目当ては安い魚の販売。ミニＳＬやらスーパーボールすくいの屋台の現状を偵察しつつ、平目の刺身、１０００円を800円で購入する。その隣で生簀の平目を1500円で販売しているのを発見し、損なのか、得なのかを考えるのも、また一興である。
　イベント開催が多い時期なので、メーカーオプション（＝嫁）とおじゃ魔女（＝娘）は先行して「消防まつり」なんぞに行っていた。さかな祭り会場で合流し、まずは漁船の湾内クルーズ（大人300円）に参加する。舳先をバンバン言わせながら、疾走する船。よく見ると漁船ではなく、遊漁船だった。操舵室には、なぜかマイク型のカラオケ装置が転がっている。舳先で波を打つので、その雫は船尾にいる俺たちにかかる。船尾にはヤンママが缶ビール片手に乗り込んでおり、「きゃほ〜」なんて言っている。我が軍はメーカーオプション（＝嫁）、おじゃ魔女（＝娘）とも、こういうワイルドクルーズははじめてて、ノルマンディの上陸するまえの兵士のように固まっている。彼女らは風を感じないフェリーしか知らないので、ネイキッドクルーズは、特におじゃ魔女（＝娘）は怖かったようだ。上空ではヘリコプタークルーズ（3000円）が飛んでいる始末。
　プロを辞任する、否、自認する俺はこのイベントを観察していて、まるで俺のような人間が介入する余地のないことを感じた。イベントを知っている、知らない、ということを超えて漁師たちは自己完結機能が高かったのだ。すなわち、生意気な客には怒り、無言のプレッシャーを与えていた。加えて、悔しいことに漁師の妻（おんな、と読まれたい）は美人が多かった。トラックステージで、カラオケを熱唱する漁師のＢＧＭを背に聞きながら、平目の刺身を持って帰るしかなかった。

　昨晩はイベントのスタッフとまた飲み会。今回のメンバーは俺が大きなイベントで３ヶ月くらい労務管理をしていたスタッフが集った。そのイベントから3年が経過し、みな大人になっていた。大人になっていたのは良いが、先日の日記に書いた「女を凛とさせる下着」を販売する会社に就職した奴がいて、俺が洒落のつもりで「ポスター欲しい」と言ったのを真に受けて、持ってきた。
　で、今、我がアジトに下着姿の「綺麗なお姉さん」のポスターがある。

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貼れる訳がない・・・・・・・・・・。

現在　１８時を回りました。
　
今日は、昨日、本を読みながら深酒をしてしまったので、二日酔い。しかも、朝から保険会社の面接を入れたもんだから、あわててゴー！　約束の時間に遅れそうなので、電話を入れておき、５分遅れで到着。昼まで話す。入社日のことがあるので、先方はこちらに面接を勧めるのだが、おいそれと「はい」とは言えないので、明日の夕方までに決めて電話することになった。
　せっかく、結構遠くまで来たので、と、その地に住んでいる前に辞めた後輩に電話して昼食でも、と思い電話したら、彼はすでに約束が入っていてだめだった。
　午後はスタッフの男の子に頼んで、アジトのトタンを張ることにしていた。その子も近いところに住んでいたので電話して、そのエリアでは有名なラーメン屋で一緒に飯を食う。
　そのラーメン屋は有名。うまいのは、うまい。これについては異論がない店だ。最近、うまいラーメン屋がチェーンながらも増えてきたのは喜ばしい。しかし、これらの店の接客は「威勢が良い」を通り越して「五月蝿い」と俺はいつもその点が苦々しい。飛び交う符丁はさっぱり分からんので余計に五月蝿く感じる。幸い？都市に多いという、頑固親父の店は田舎ゆえ少なく、そういう頑固親父の店も嫌だ。つまり両極端なのだ。ラーメンの接客は。そこのところを関係各位に強くお願いしたい。

　さて、ガレージのトタン修理はうまく出来、雨風がしのげる様になった。材料費１５０００円であがったので、良しとしたい。見積もりを業者に出させたら結構な額だったので、俺の時間単価、スタッフへの報酬を考えても安く済んだ。仕上がりは素人なので、そこのところは良し悪しではある。メーカーオプション（＝嫁）が今はいないので、帰ってきてから何と言うかで、評価は決まる。
　今日はイベントの多い日だった。そこかしこで、なんたらフェアとかをやっており、偵察に行かねばならない。先般の台風で延期になり、この週末に開催されるものも多いようだ。明日は「さかなまつり」に行ってみようと思います。

現在　10：45です

ウィンドウズＸＰ解説書を買いに本屋に行った。最近、新しく本を読んでないな〜と思い、物色する。タモリの坂道なんたら、は田舎ゆえか、まだ配本されておらず、１時間ばかり店内を巡回した。すると角川文庫でゲッツ板谷の本が出ていた。
　ゲッツ板谷氏の本に出会ったのは８月の東京ミッション（浅草で朝からビールを飲んで、オリンピックを見る作戦）で、友人宅に置いてあったのをめくったのが最初。ばかばかしい話のオンパレードでファンになってしまった。さりとて、１０００円以上する単行本を買うには臆していた。今回の文庫化はウレシイ。２冊購入し帰宅。１冊目は１時間くらいで読了。２冊目に取り掛かっている。
　昨日は景品の発注とニュースリリースを作成する。ニュース〜は報道各位に「こんなことするから取材してね」という資料。報道資料である。ニュースの最後に「今日、どこそこで、なにやらがあり、楽しいひと時を過ごしていました」ってやつだ。これは、さまざまな絡みがあって、政治的なものから、金銭的（この場合、広告をよく出す企業は取材も多いってやつ）なものまであるのだ。よって、フリーのイベント屋風情が出しても馬耳東風なので、顧客に成り代わり作成し、顧客にチェックしてもらう。忍者は表に出ないのだ。だから記者が顧客担当者に取材コメントを取ろうとすると、名義しか貸していない担当者はしどろもどろになることが結構ある。
　１１月からの仕事の依頼も来ているので、作成する書類もある。あるのに、今朝は早起きして、台風で飛んでいった門灯の修理に着手し、ホームセンターでその在庫のないことにがっかりしつつ、ミニバラ、イチゴの苗を購入し、今、移植した。柱の上に置くタイプの門等は、門がない昨今の住宅状況のなか、在庫するほどの商品ではなかったのだ。

なにやってんだ？　俺？

今朝は友人のオーボエ奏者と8：30から打ち合わせするはずだったのに、ヤツが来ない。連絡もつかない。そんで、修理＆植樹祭となった次第だ。（言い訳になっていない）それにしても、花の苗は高い。今回のミニバラは在庫処分でクタビれたものを通常価格５００円が２５０円になっていたので買ってしまった。バラの苗は軒並み１０００円から、である。パンジーにしても７８円から１９８円まで、幅広い。クリスマスローズなど２９８円だ。パンジーは何回か造ったので飽きたから買わない。

あ、男です。私。

酒好きの男。

嫁に疎まれている男。

娘から猫を飼ってはいけないといつも言われている男。

キャリアカウンセラーと言いつつ、さっぱりその手の仕事のない男。

植物の名前をばらばらと書いたが、パンジー位しか俺は知らない。花が咲くのを楽しみに皆さん、買われるのだろう。しかし、俺は技術がないので、その賭けには乗れない。午後からは弟が先日くれたスーパーファミコンのアダプターを探す旅に出ようかと思う。

現在１９時です。

昨日は電話がついた。
夕方、おじゃ魔女（＝娘）は悩んだあげく「お寿司大会」を希望した。しかし、その前に俺は中学の同級生と焼肉大会を決めてしまったので、おじゃ魔女（＝娘）は泣き出し、おれはメーカーオプション（＝嫁）に叱られた。子供にとっては楽しい悩みであり、さんざ考えた挙句のプランが否定されたので、可愛そうなことをした。メーカーオプション（＝嫁）の行く店と、俺たちが集う店は隣あわせだった。レバ刺しに舌鼓を打つ。おじゃ魔女（＝娘）は早々に飽きて、塗り絵をしている。
　帰るとき、「お母さんに会いたい〜」とおじゃ魔女（＝娘）が泣き出して、仕方なしにメーカーオプション（＝嫁）の飲み会の店を覗く。かっこ悪い。うらびれた旦那が子供を連れて行く、の図である。

今朝は朝から台風の影響で雨。次第に風も強くなる。
メーカーオプション（＝嫁）は最初から休み。おじゃ魔女（＝娘）は休園で休み。俺も缶詰になってしまう。今回の台風では、庭のテーブルが飛んでサッシに当たり、ガラスが割れた。「だから、テーブルを片付けてって言ったじゃない！」とメーカーオプション（＝嫁）に叱られる俺。なぜだ？　そんなわけで不貞寝。本読んで眠くなったら不貞寝を２ターン繰り返したら日が暮れた。

明日はもう少し、仕事をしようと思う。

現在　８時前です。

歳のせいか、あまり眠れない。朝は早く起きるようになってしまった。こうなると、若いころに遅刻していた自分がうらやましくなる。
　昨日は二日酔いの頭で、今後をどうするか考えつつ、ぼけーとすごしてしまった。イベント仕事の報告書作成とか、ラストミッションがまだあることに気がついたので、見積書書いたり、段取り電話を入れたりした。

　併せて組織ってなんなの？ということを考えてみる。会社だけではない、サークルも含めた人の集団を組織と呼ぶとして。年上、または先達者がいて、後輩がいて、その中で命令や指示、支持があって、去る者がいて、ということを考える。結論が出ないので、ネットでキャリアカウンセラー関係の本を買う。

　今日は電話工事が入る。仕事用にもう一回線引いたのだ。そしたら、今日の朝刊でＮＴＴは固定電話をやめるみたいなことが書いてあるではありませんか？　まただよ。また、買い物後の銭失いだ。
　午後になって、人の紹介で保険会社の面接を受ける。なんでだろ？　夜はメーカーオプション（＝嫁）が勤務先の飲み会でいないのでおじゃ魔女（＝娘）とデートだ。

　*ところで・・・・
ワコールの「女を凛とさせる下着」のモデルさんがきれいだな〜（下着姿だからではない）と常々思っている。それで「ちょっとあぶない状況です。でも今日は大丈夫です」ってＣＭで言っているが、下着ひとつで女性はそういう気持ちを持てるのか？　「ありゃあ、コピーですよ」というツッコミはありとしても、だ。女性が使うアイテムは男に比べて多い。勝負下着なんて言葉もあった。「男を凛とさせる下着」があれば今の俺なら買うのにな〜と思う。
　あ、それはフンドシか？

10時前である

昨日は現場が跳ねたあと、さよならパーティを拙宅にて行った。庭でバーベキューをして、モツなべを囲んだ。各エリアの現場スタッフが一同に会しての楽しい会であった。

今朝、俺は猛烈な自己嫌悪に陥っている。昨日の俺の言動、態度が「残されるスタッフに砂をかけるような仕打ち」をしたのではないか？という傲慢さが思い出されたからだ。「俺がいないと出来ないだろう」という傲慢さ、である。とある人から意見をもらったので、気づかされた。

二日酔いの頭で反省している。（ｂｙ　三頭火）

現在　8：30を回りました。

今日は、俺の担当する顧客のひとつのラストミッションだ。スタッフ構成を現場監督レベルのスタッフだけで固めて、終了後は我がアジトで「さよならパーティ」を行う予定である。

昨日、他の顧客から電話があって「なぜ忍者を外すのか？」と元請会社担当者に掛け合ったが駄目だった、と。その中で俺自身がやりたがっていない、と言っている、ということを元請が言ったとかで、そこは勘弁ならなかった。ならなかったが、さりとて、どうすることも出来ないので、なにもしない。恨みは恨みでしか帰ってこない、とお釈迦様も言っている。呪文「おい、あくま」を唱えながら、庭のイチゴの株分けとか、昨日（土曜日）偵察してきた物産展で購入した白菜の苗を植えて、この日記を書いている次第だ。日記を書いたら資材を積み込み、ラストミッション現場へ向かう。

　先々の不安感が強かったこの1週間だった。しかし、今は落ち着いた。なぜか？　いいことがあったからだ。火災保険しか入っていなかった保険で、台風被害が「半壊」認定を受けて、修理費のほぼ全額が入金されていたのだ。これには嫁（メーカーオプション）と喜んだ。そして昨日、おじゃ魔女（娘）が懸賞に当たってささやかながら、賞品を持って帰ってきた。

ツイてるぜ！　俺たち！

そんなわけで、入力になれないこのウィンドウズマシンからでも日記の筆は軽やかに舞うのであった。

現在、１０：２０過ぎです。

昨日はイベントの現場でまた整理券地獄に陥っていた。整理券を配布し、ものをあげるイベントで、この整理券をめぐって攻防戦を繰り広げるわけである。今回はとうとう夢にまで見てしまい、なんとも嫌な気分で現場に向かう。こういうのはすぐにスタッフにも言って、相対化をはかりつつ、接客において緊張感や失礼のないように心がける。うじうじ、悩んでいても仕方がない。人に言いふらすのが一番良いと俺は考えている。
　さて、実施時間前から長蛇の列が出来、なんとか捌いて結果としてはオールグリーン（航空用語・異常なし）でミッションを終了させた。それで、ほかのイベントは現場監督に任せて、現場をあとにする。

午後

永ちゃんを見た。
長らくのご無沙汰だが、このビッグネームをこの辺境の地で見られるとは、時代も変化しているということか？　今回は金融機関の２階のホールでの開催で、初めて、その金融機関に足を踏み入れた俺は緊張を隠せずにしかもオールドファンばかりで席もなく急遽、あつらえられたステージ前のカーペットでの鑑賞であった。

この機関ではそういう講演会を毎年開催しているらしく、その情報をゲットした俺もその手のアンテナが敏感になって来ているのかもしれない。それを人は「年の功」と言うのであろう。

　さて、永六輔である。彼の講演スタイルは独特で、前説から壇上に上がり、会場誘導などを行う。これは先回、他の地で行われた東京やなぎ句会の公演（小沢昭一、加藤武も出る。柳家小さん冶の落語も聴けるお得なセット）で初めて知ったスタイルで、永六輔スタイルであろう。金融機関のスタッフのほうが面食らっていた。羽田からこの地へダイレクトに来て、迎えの車で機関へ、公演後は空港へ行き、すぐに東京に帰ると言っていた。こういう生活は実際のところ、「思えば遠くへ来たもんだ」という感慨を抱かせないであろうし、マネージャーがいないとスケジュール管理も難しいだろう。スマップの香取君も「距離感をなくさせる」と言っていたのを見たことがある。

　俺は永六輔の話術が好きだ。一押しは、小沢昭一なのだが、永のスタイルも捨てがたい。９０分間をノンストップで観衆を飽きさせない話術はスバラシイ。今回の観衆の平均年齢は優に４５歳を越えていただろう。この金融機関の販売促進から考えれば当然の層である。また、特筆すべきは、田舎のへぼ機関の２階に立派な講堂があったことである。音響ブースまで、ありやがった。俺は在京時代に、おすぎ目当てで、今はなき、渋谷のジャンジャンにおけるシネマトークで永六輔を初観測した。人とカラムと、この人は自分を前面に押し出さないと気がすまないのだな〜と前回、そして今回を通して感得した。

　今回、感心したのは、話の軸がぶれないことが大切なんだなということ。話をしますよ、と宣言し、エピソードを語りだすのだが、余談が多く、長い。余談で笑わして、ちゃんと本筋に話が戻ってくる。文章を書くのも、映画を製作するのでも、ストーリーテリングの基本である「芯」がしっかりしている。オチにちゃんと戻ってくるわけだ。聞いているほうが余禄が長すぎて本筋を忘れそうになるのをちゃんと引き戻してくれる。観衆は年寄りが多いので、それだけ話法、使う言葉を選んでいると思う。カツゼツの悪さをテンポでカバーする。つまりは間の取り方がうまい。これは難しい問題で、同じ噺でも落語家によって面白い、ツマラナイとなるポイントが「間」なのである。そして「ブレがない」ようにするにコツは文章の短さである。この講演中に「〜ですが」といった、逆接の助動詞を絡めた今ふうの長いセンテンスはなかった。これ、実際に人前で話したり、文章書くときに難しさを実感できる。ゆっくりしゃべっていても文章が短いと、「話が遅いな〜」と感じることは少ない。だらだら文章が長いから、ゆっくりだとタルいし、早口だと何を言っているのかワカラナクなる。参考事例としては校長の話、結婚式の上司の挨拶なんてものが代表例だろう。

　そういう次第で楽しい９０分間+３０分（前説）だった。なぜいつも刺し子半纏（というのか？）を着ているのか質問したかったが、質疑応答の時間もなく、颯爽と、そしてお婆たちに、もみくちゃにされながら帰っていった。あの格好で、飛行機に乗り、移動するのだろう。舞台衣装なんてものではないらしいので、永六輔はどこに行っても、視認は簡単そうだ。

　ちなみに、この人の本はベストセラーになった「大往生」を含めて、市井の人が言った気の利いた一言を集めたものがほとんどだ。書くというより、企画、編集をしているのに近い仕事である。

*感想戦。
俺の隣に座った５５歳くらいの男性が、話を聞いてオーバーアクションで「うん、うん」と頷く。これは許容範囲。しかし先にオチを言うのは許せん！　困った。俺が映画や劇など、群集に混じって何かを見るときにこういう輩といつも一緒になってしまう。何か、前世の呪いでもあるのだろうか？

参考例
1.映画、演劇における馬鹿カップル。９６年の師走。「ボディガード」で先に犯人を言　ったあのカップルは許せん！　しかも、映像に出てくる小道具を間違えて言いやがっ　て訂正したくとも、出来なかった俺のもどかしさをヤツラは知る由もない。
　男「あれ、リンゴじゃね〜？」
　女「そうよね〜」
　俺「桃。モモ！　ももぉ〜！」（テレパシー）

2.２００４年のサーカスでのピエロのネタのオチを先に言った後ろのカップルは許さ
　ん。
　男「あれって、○○なんだぜ！」
　女「うそ〜？」
　男「テレビで見たもん！」
　女「すごーい」
　俺「バシュ、ガチャ、バシュ、ガチャ（心の中でボルトアクションのライフルをこの　　　カップルに射撃！）
　
で、そういうやつらに限ってエンドロール前とかに早々に出て行ったりするんだよ〜！

現在　17時すぎです。

これから現場へ行かねばならない。
どうにも１１月から仕事を干されるので身が入らない今日この頃である。本当に「無職」になっちゃうんだ、という不安感があるようだ。引継ぎを元請の会社にしなければならないのだが、どうにも口調が投げやりになってんじゃねえのと自己嫌悪に陥っている。

お　怒るな
い　いばるな

あ　あせるな
く　くさるな
ま　まけるな

これで、「おい、あくま」なのだが、このフレーズがぐるぐると頭の中を回っている。権力を持つと威張りたがるし、なくなると焦ったり、腐ったりする。

この言葉を口ずさみながら、現場へゴー！

現在　９時３０分頃です

昨日までの３連休で、
土曜日は仕込み
日曜日は現場ラウンド
月曜日も現場ラウンド

・・・を行った。キモになるのは資金の調達と、補給体制で、そのためにぐるぐる現場を回る。アルバイトの最終確認とか、今週の木曜の現場の編成を延ばし延ばしにしていたので、それも行う。
　イベントは休みの日に行う。当たり前のことだが、これが厄介でもある。休みの日だから他のイベントも多いし、行事もあったりして動員をどう確保するかは大きな問題である。この時期だと、行楽というライバルもある。よって雨の降った日曜日はラッキーだった。晴れた月曜日はその反対であった。完全に行楽に食われた結果になった。
　現場の実施は滞りなく終わった。

今日はお金の計算とか、支払いの残っているモノなどを行う。
なんか身が入っていなくてすみません。

現在　７：３０すぎです。デカレンジャーを見ながらの書き込みです。
これを書いたら現場へゴー！

昨日は今日からの現場の仕込みをすべく、現場をうろうろしていた。仕入れた資材に不足があったり、駄菓子問屋でほかの景品を買ったりしていた。
　それと前に世話をしたスタッフから、ほかのイベント会社を紹介されて、会わねばならないようになったので、会ってきた。現場も多く、いろいろなビジネスモデルがあるようで、話は向こうのペースで一方的に盛り上がった。人材派遣を免許事業とはご存じないようで、俺のキャリアで俺が派遣を出来るように思われたのが心外であった・・・。
　他に電話で前職会社を先日、退職した人からイベントの話があったりして、１１月以降もごちゃごちゃ、何かをしていそうな風が吹いてきた。今は話だけってのが多いが、ないよりはマシであろう。

　くじも印刷終わったし、ポップも印刷が終わった。プリンタのインクがなくなったので、ケチってリサイクル用インクセットなるものを購入してタンクに補充してみた。このＯＡの不備、不具合というのは忙しいときに狙ったようにやってくるもので、こっちも忙しいのでそういう「兵站」まで気が回っていないので毎回、大騒ぎになる。たとえば、夜間に作業していて、店が終わっているときに、それらは勃発するのだ。

あ、最後に。
思うところあってウィンドウズノートマシンを購入した。昨日、来た。取りに行った。保証もショップの保険をもかけて３年にした。店のカウンターに張り紙。

「１０／２５で閉店します」

なに〜！　
メンテナンスなどは６０ｋｍ離れた他の支店で行うそうだが、思わず「持ち込みもそこへ行かんとイカンノカ？」と店員に詰め寄る。「ソウデス」　
てことは、この張り紙以降にもしも、俺が行っていたら、このマシンもまだ安くかえたんとちゃんうか？　そして、マック使いの俺がこの店のスタッフを信頼して買ったウィンドウズマシンの面倒はどうなるのか？　

いっつも、俺が高い買い物をするとこういうことが起こる。
セガサターンの衝動買い、直後に価格暴落
プレステ衝動買いの直後、プレステ２の新発売
結婚を決めたあとで、ほかの異性からの告白

どれが嘘でしょうか？

現在　９時３０分過ぎです

昨日は現場をスタッフに任せて、午後に整体士のもとへ走った。タウンページで調べて電話して予約してのの出動だ。兄嫁から良い整体を教えて貰ったのだが、予約３日待ちなど言われるのでのっぴきならない状況の俺は、飛び込みに近い形でその整体に行った。
　整体士は６０代男性。
・まずホームサウナみたいな筐体に入って遠赤外線で体を温める。
・その間に問診。腰のどの部分が痛いかを申告する。
・そのまま、背骨、腰椎の模型で、ヘルニアとか腰痛の解説を受ける。
・次に両足をヒモでぶら下げて腰の負担を楽にする。
・布団に寝て、揉まれる。
　このときに、肩、腰のツボを押されて痛い部分を探す、かつそのまま、他のツボを押し、痛み　の消えるツボを　探す。
・ストレッチみたいに整体を受ける。
・ストレッチ体操の指導を受ける

以上１２０分くらいのコースであった。
俺の場合は腰の第４関節がおかしく、かつ、背骨そのものがひねられているとのことであった。肩こりから腰に来ているとのこと。
　いちいちもっともだ。こうして若花田は整体士にマインドコントロールされていったのだなと納得（変か？）　おまけにブルーベリーの何倍も効くというカシスから作られる目の良くなるサプリメントを３粒もらった。「飲んで３０分ごとに変化する視力を実感してください」と言われてすぐに飲んだが、その後、効いたのかどうか、強度の近視の俺には分からなかった。それと領収書を求めたがくれなかった。彼はどうやって収入を記録したりすんのか気になった。

　現場へ戻り、微調整し、また出てイベント資材の買い出しをし、帰宅。書類関係を整え２１時に出撃。打ち合わせして、現場の撤収をする。２２時までの長丁場の現場である。スタッフはシフトでなるべく疲労度の高くないようにしている。ただし現場コマンダー（現場監督）はフルタイム拘束になるので、コマンダーが休憩を取れているかが、俺の関心事である。加えて、暇な時間帯も出来るので、そういうときは他の現場の仕込みをさせたりする。今回は「お菓子の玉手箱」を作ってもらう。お菓子を買って箱に入れておくのだ。これが週末のほかのイベントの景品の目玉になるわけである。

　２３時解散。みんなの労をねぎらって、解散、帰宅する。スタッフは俺の腰痛を心配してくれて整体によってネアンデルタール人姿勢がなんとかクロマニヨン人姿勢まで回復したのを喜んでくれる。嬉しい。メーカーオプション（＝嫁）に労られるより嬉しい。

　今日はくじの印刷をしなければならない。あと、金魚のおもちゃを引っ張り出して綺麗に拭いてやったりして週末の「釣り堀ゲーム大会」の仕込みを行うのだ。

現在　９時３０分です

どうもぎっくり腰らしい。とにかく腰が痛く、背が伸ばせない。今の俺はネアンデルタール人だ。仕事についてはナヤンデルタール人でもある。
　そうも言ってられないので、出来ることやしなければならないことはしている。イベントの準備である。ああ、国金も融資がおりた。しばらくは安泰である。昨日の晩は、今日の現場の設営があった。おととい深酒をしてしまい、起床８時。また寝て、起きたら夕方だった。それでも夜に備えて「作戦書」や資材をそろえ、出撃。
　スタッフにはもう「俺は駄目人間だ〜」と腰の故障は訴えてある。よって、腰に負担のかからない仕事をさせてもらう。こういうときに身分を嵩にした態度はイケナイ。素直に謝り、協力を要請し、感謝するのだ。で、１時間程度で作業は終わった。感謝しつつ、帰宅。

今朝である。
集合は８：３０。オープンは９時。昨日の設営で楽勝である。でもって、俺の腰は痛い。朝６時３０分に起きたので、よせばいいのに、自生してきたネギを一度抜いて、肥料を与え、クワで耕し、綺麗に植え替える作業をした。腰痛はよりひどくなり、今の俺はアウストラロピテクス状態である。スタッフコマンダーに電話して「すまない。立ち上げには立ち会えない。どこかいい整体があったらおしえてくれろ」と泣きを入れて、この日記を書いている次第だ。現場はスムーズに起動し、あとから我がアジトに届くイベント資材とお金を俺は補給することになる。コンプレッサーも運ぶ。重いな。重い。
　イベントの仕事についてひとくさり。
俺のやっているイベントは展示会でおねえちゃんがうろうろしているようなものではない。子供相手に風船を配ったり、ゲームをやったりする、テキ屋に近いものだ。だから、仕込みと言っても今日はこれからくじ引きゲームに使うくじの紙を買ってきて、プリンタで「１等」とか印字する。昔はこの作業も手書き、ないしはスタンプだったが、ＯＡ化が進み楽になった。今、荷物が届いたのは空気を入れて渡すフラフープである。こういう膨らましモノと呼ばれるアイテムは最近の流行だ。ただ夏の景品といった雰囲気がある。こういうアイテムを仕入れては提案して、配っている。会場のスペースがない状況が多いので、最近はプレゼントばっかりだが、昔はゲーム大会をよくやっていた。ミニ四駆大会もやっていたな〜。今週末は久しぶりにゲーム大会で、しかも俺の得意とするくじを使ったゲームなので燃えていたのだが、腰のおかげで意気消沈は否めない。
　このゲーム大会にしても金額にしたらビッグビジネスではないが、やりがいのあるものだ。

要は・・・・
健康と気の持ちようなんだよね〜。

現在　９時過ぎです.

昨日は国金から電話があって、「ハンコが足りない」と言われ出動。ついでに近くの顧客へ装備品を確認しにいく。また、ながらく着払いで受け取れなかった荷物を運送会社へ引き取りに行く。本当は外出の予定はなかった。占いに「外出は凶」なんて書いてあったので。
　現在の俺は組織に属していないため、自分がルールブックである。これは過酷な自制を求められると思うのだが、あまり自制心の強くない俺は「よすが」を探してしまうのだ。そのよすが、が占いであったりする。

　よえ〜（＝弱い）

口の利き方とか態度には、敏感にならざるを得ない。現在、強気に出られる土俵は内外とも、ない。

国金は認証され、現場では顧客が怒っていた。先般のどたばたに怒っていた。俺にではない。しかし、どうしたもんかこちらは判断つかないので、次回の現場のツメだけを確認して帰る。丁度、時間も半端だし、気になっていた俺の家の近くにあるという温泉を探しに行くことにした。山間部を走ること１５分。目的地をタリホー（航空用語で視認）。勇躍、敷地内へ車を進める。
　どうもオカシイ。そこには「特別養護老人ホーム」の看板がそびえている。街道筋の看板では「旅館」をイメージしていたので、？と思う。ここで引き下がってはイケナイと思う。それで、土足厳禁の看板を守りつつ、かつ、持参したタオルは腰の後ろに隠して職員とおぼしき女性に「通りすがりの者です。ここは入浴可能ですか？」と聞いてみた。すると女性は他の職員と耳打ちしながらも「予約制です」と言うではないか。
「団体だけですか？」
「個人でも予約可能ですよ」
「おいくらなんですか？」
「４２０円です。今日は外に飲料用温泉の蛇口がありますので水だけでもお持ち帰りください」

俺は勧められるままに、外の散水栓（蛇口）に。ほんとに蛇口だけである。よくありがちな看板もない。手書きの札がぶら下がっているのみである。女性職員がいなくなったので、栓をひねる。水が出てきた。温水ではなく、水だ。顔を洗う。

　まさに顔を洗って出直してこい、状態の体現である。

温泉が暖かくなければイケナイというのは野暮というもので、成分がクリアすれば１８度でもなんでも温泉許可は下りる。ともすれば俺のアジトは井戸水なので、申請したら・・・という疑念もわかないでもないが、まあ、顔を洗い、水を飲んで帰る。
　帰宅し、スタッフ編成のメールを送り、リストを整理し、発注すべきものをファックスで送る。ついでに幼稚園児の塗り絵の展示会をする「下絵」が出来たのでおじゃ魔女（＝娘）にテストで塗らせてみた。これをもって明日は参加してくれる幼稚園に確認を取って回るのだ。子供の塗り絵の技量がわからんので、下絵を先生などに確認して貰いたいわけだ。作戦完了後、酒を飲み、ぐでーとして本を読む。２０時就寝。テレビがつまらないので早寝早起きだ。

　今朝は７時起床。暇なのでようやく片づいた庭の家庭花壇を復活させるべく、クワをふるう。このエリアには一昨年蒔いたひまわりが自生しており、ちゃんと時期になると発芽し、そして、大輪の花を咲かせる。その後は、幹が太くなり、枝分かれして小さな花が沢山咲く。そのままほっとくとどんどん枝分かれして、花もだんだん小さくなるのだ。不思議。抜きどきが分からないのとせっかく「生きている」ので、行けるところまで行かせて今日、伐採。クワをざくざくいれる。

ボキ

クワが折れた。柄と鉄のクワの根元が折れた。

神は俺をどこまで試されるのであろうか？

７：３０　鉄部分に残った柄の木を除去すべく、たき火を熾す。クワを放り込み、木の部分を燃やしてしまうと言うシブイ作戦だ。そしてそれは成功し、クワは再生した。ザクザク耕し、先日、母親の「培養土奪取作戦」でおこぼれにちょうだいした培養土を加え、余っていた有機肥料をもぶち込み、ならす。と、６月に３００円で購入するも発芽１本という結果に終わったアネモネがひょろ〜と１本発芽しているのではないか？　このゾーンを避けて新たな肥沃地を作る。

で、今の時間に至る。腰が痛い。
いまから幼稚園を回り、また顧客と打ち合わせをしてくる次第だ。国金の金は明日には振り込まれるので当面は資金には困らないはずだ。あさっての現場の準備もあるし、そこそこ、やることは多い。帰るときには花の苗を買って、夕方には「台風復興記念　植苗式」を一人寂しく行うであろう。おじゃ魔女（＝娘）、メーカーオプション（＝嫁）とも全然、そういうのに興味がないのだ。

現在　１１時過ぎです。

気を許していたらあっという間に前回から３日も経ってしまった。
昨日はおじゃ魔女（＝娘）の運動会であった。メーカーオプション（＝嫁）は幼稚園の役員で朝４時起床で弁当を作り、おじゃ魔女（＝娘）を連れて行った。俺は９時の開会式に間に合うように合流。昨年の経験から折り畳み椅子を持参する。すでに良い場所は他の保護者に占有されているからだ。
　運動会そのものは去年よりも退屈に感じた。去年はまだ俺はサラリーマンで、現場の合間を縫って参観したからだろうか？　今年も現場の合間を縫ってはいるが、１１月以降何もないからか、台風のＰＳＤなのかあまり本気で観戦できない。おじゃ魔女（＝娘）の出る種目はもちろんみた。しかし、どんぐりの背比べのような群衆の中からおじゃ魔女（＝娘）を発見するのは至難の技だった。そこらへんメーカーオプション（＝嫁）は目ざとく見つけ、デジカメで写真を撮る。母親ゆえのテレパシーなのだろうか？　こっちは見当違いの園児を応援している始末だ。そして、退屈なので抜け出してコンビニで週刊文春を買い、戻り、読み、眠くなったら寝ていた。

この昼寝が何とも気持ちいい。これは去年と同じ感動を覚える。秋の晴れた空の下、どこか間延びした園内放送と子供の歓声に包まれての昼寝は最高だった！　

昼になり、俺としては唯一の楽しみの弁当になる。おじゃ魔女（＝娘）を運動場へ迎えに行くのに、見失い、危うく他の子を誘拐しそうになった。おじゃ魔女（＝娘）は自分でうちの陣地へ戻ってきた。昼食前の保護者参加型企画が今年は玉入れで、俺は参加しなかった。去年は綱引きで燃えたのだが、今年はここまで読んで貰ってお感じの通り、身が入らなかったので不参加。これが食事中に少し悔やまれた。おじゃ魔女（＝娘）からも、「参加していなかった」と言われるし。
　午後、親子参加企画はメーカーオプション（＝嫁）が参加し、そして閉幕。三々五々、保護者は子供を連れて帰る。撤収作業の為、居残るメーカーオプション（＝嫁）の替わりに俺がおじゃ魔女（＝娘）を連れて帰ろうとすると、「図書館とビデオ屋に行け」とおじゃ魔女（＝娘）、メーカーオプション（＝嫁）から言われる。日曜日のお約束らしい。ビデオを返却し、図書館で絵本を返してまた借りる。おもしろくないので、おじゃ魔女（＝娘）の図書カードで俺の興味のある本を借りた。で、電話が鳴る。運動会の打ち上げがあるので、おじゃ魔女（＝娘）を幼稚園へ戻せとのお達し。「俺の夕食はどうなる」という叫びは秋の黄昏の中に消えた。
　
　一人で発泡酒を飲み、借りてきた本を読む。９時過ぎに家族で就寝するも、俺はまたぞろ起きて本を読む。眠れないのだ。殆ど布団の中で徹夜で本を読破した。
　今朝になり、メーカーオプション（＝嫁）と話していると、彼女も眠れないらしい。俺もヤツも夢をよく見る。どうも台風騒ぎが終息した今、精神的に２人とも疲れているようだ。

現在　１９時を回りました。

さて、１１月からのイベントの仕事がなくなり、むなしく９月の請求書を元勤務先に郵便で送った。ついでに国金に不足書類と生命保険加入申請書をも郵送した。これで俺が死んでも借金は返済されるはずだ。
　ここのところ毎日、実家に行っている。昨日は母親の用事で培養土をゴルフ場へ貰いに行った。実家のスーパー軽トラ（４ＷＤで、しかもダンプ、ＭＤ／ＣＤ／カセットデッキ付き）で一車分貰う。実際は４０００円払った。母親はぶーぶー言っていたが、安いのではないかと俺は思う。
　今日は、台風で倒れた梅の木を伐採する作戦に駆り出された。兄貴が電動チェーンソーでバスバス梅の木を切り、俺がそれをスーパー軽トラに運んで捨てる作業である。こちとら、たばこも吸うし、酒も浴びるので体力なし。しかも運び屋専門だ。兄貴はいいよ〜、電化された装備で切るだけだもん。俺はずーと、チェーンソーの「チ」の字も触れず、棘のある梅の枝を軽トラに運び、捨てる作業をする。昔から派手な作業に縁のない、俺だった。
　ふらふらになりながら、俺の生まれた頃からあった梅の木を処分し、１３時過ぎに終了し昼食を取る。実家に行くといつもその物資の豊富さに感動する。今回は焼き魚に刺身、肉、である。これで「何もないね〜」と嫌みに聞こえない口調で言われる。

捕虜になった日本兵が米軍で食事を貰うような気持ちになる。

我が軍（家）では３食分のコストはかかっているだろう・・・。
そんなわけで、夕方に帰宅し、今度はおじゃ魔女（＝娘）を医者に連れて行く。メーカーオプション（＝嫁）の仕事が終わらないのだ。で、眼科医に行き、しかもおじゃ魔女（＝娘）は市のお情けで医療費無料。こういうときに「税金払っていて良かった〜」という思いと「俺もタダで診てくれ〜」という嫉妬がないまぜになる。帰ろうとしたらメーカーオプション（＝嫁）が今度は耳鼻科に連れて行けと電話してくる。

ええのう〜、子供は。無料でよ〜。

ちなみに今日の伐採作業中、顧客からイベントの企画依頼の電話があった。しかし、俺には企画運営権がないのでその旨を説明すると「あんたの（前職の）会社は訳がワカラン」と言われた。この言葉に対して俺は何度目かになるセリフを言うしかなかった。

「みなさん、そうおっしゃいます」