忍者の無職　キャリアデザイン日記

現在18：45です。

事務所にはいろんな電話がかかってくる。融資だの投機だの。最近はその手の話もないところを見ると不況のせいなのかもしれない。多いのは、インターネット回線がどうしたの、プロバイダがどうしたのというもの。

あと、仕事柄、求人誌から「求人出しませんか？」と営業の電話がある。こっちはがハロワに出している求人をみてかけてくるのである。

先週の木曜日に、なんの拍子か人材関係の人間に会った。その御仁の名詞には、職業紹介事業に認可番号。最近、職業紹介業をはじめたらしい。

ただ

端々に、「大手の派遣会社に貸していた」という。貸していた？　何を？

よく聞いてみると、その人は「資産家」で、自分のビルのテナントで派遣会社がいたという。世間話に、仕事の状況などを聞いていて、不況でその会社が出て行った。

その後、テナントが入らないので、自分で始めた。ただし、資産チェック額の高い派遣免許は取れず、紹介免許を取った。

うちには、タウンページの広告を見て電話してきたという。他のもっと大きな代理店に営業したかというと「タウンページに載ってない」から電話してないという。

しきりに「イベントは得意なんです」というんだが、何のイベントなのか分からない。「人集めには自信があります」というんだが、まだ登録者もいない。

携帯電話も嫌いだから持ってないという。

パソコンもないという。

一緒にやりましょうと言いながら、こっちにノウハウの提供を求める。

「やり方がわからないんです。教えてください」と。

その手の本を読んだことはありますかと聞くと本は苦手という。「私が助言するのであればコンサルタント料をもらいますよ」というとあからさまにいやな顔。



だまってテナントが入るのを待てば良いのに・・・。なまじ金があるというのも考え物だなあと思った。