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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2008/03/24 (月) コンペ結果としゃぶしゃぶ


現在8:53です。

人口12万人のおれの市に、新しくイオン系のショッピングモールが出来た。連日、超満員。知り合いが、飲食の店長になったということもあり、開店から1週間も経ったし、すこしは沈静化しているかと、金曜の昼食はそこで取ることにした。都市圏では、あたりまえだというシャブシャブの食べ放題の店で、ランチでは980円で肉以外のものは食べ放題である。

肉はブタ、牛、ともに90g。四十前の魚好きのおっさんにも十分な量だ。

昼食を終え、モールを散策する。人出は多い。とりたてて買うものもないので、早々に車に乗る。


そこで電話が鳴った。役所からだ。運転中なので、いったん断り、車を止めて電話しなおした。

コンペの結果。

700満点中、411点だった。落選。

これまで当日記をお読みのかたには前後関係はお分かりかと思うが、このコンペはジョブカフェの運営委託のコンペだった。こっちは、提示の目標よりも多い目標を掲げて、偉い人(多分所長)に、叱責に近い質問を浴びせられたプレゼンを経ての結果である。

点が取れなかった最大の理由は当地出身のキャリアカウンセラーをそろえられなかったことだといわれた。ほかに評価されたところもあったのだが、そこが痛かった。



さて



若者就職支援の施設が各都道府県に出来て数年が経過しようとしている。対象者の人口そのものが減っていることもあり、各施設はその有用性を別のところに見出そうとしているように見える。その一環の事業が「正社員化支援」である。これは国の政策である。

今回の目標値の底上げの理由を聞かれて、おれは「派遣労働者や、転職希望者の利用を促進していきたい」と述べた。現在の利用者の割合が、学生が6割、社会人が4割だというので、これを5:5まで引き上げたいな、と。中学や高校を卒業して働いている人への支援はどうなん、と。

また、予算÷利用者数で出る、利用者数1人あたりに掛かるコストを試算し、これも下げられますよという「メリット」を提案した。でも、響かなかったみたい。

学生は学校の就職課という機能があるだろう。そこにきて、時間がある学生を利用させて、結果、6割というのが誇れるか?と。就職課はなにしてんだ、と。
 こういう施設は、非学生のためにもっと門戸を開くべきで、だからこそ、就業中の人が来やすいように日曜日だって開所すべき、という提案もした。これも不発だったらしい。


製造業の派遣労働が恒常化しているなかで、「正社員化支援」を謳っても、産業構造自体にメスを入れる気があんのか、と、そこまで考えてしまう。企業側にはチラシを配布して終り、と言うアクションしか出来てないし、出来ない。正社員化支援の予算と対象者数を比べると、えらく金の掛かっていることも、引っかかる。

非学生で、対象年齢の35歳未満の人が当地にどれくらいいるのか、数値調査ができないままで提出したので、説得性が弱かった。反省。

一方で付加的機能としての中高年支援事業は、実質稼動しているように見えない。自分のクライアントが、中高年層なので、どうなのよ、と思ってしまう。労働人口は減っているはずのなのに、なんで仕事がないんだろう?


最期に前述とは違うこと書きます。
求人情報における性条件の撤廃につづき、年齢条件の撤廃で、仕事をさがすほうは混乱してる。性条件の撤廃時の混乱も記憶にあるので、いずれは慣れてくるのかもしれんけど、公務員募集の年齢制限も撤廃すべきじゃないのか? 体力勝負の消防、警察、自衛隊はわかるが、ホワイトカラーは撤廃してみろってんだよ。適性とか一般常識とか、通過できたんなら、30代だって、40代だっていいんじゃないの? 

だめなのかぁ?




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とも 貴方の意見に賛成です。私も、もっと社会に自分の意見を発信していきたいです。地道にコツコツと。 (08/03/24 19:18)
読者 貴重な体験談ありがとうございました。性条件・年齢制限の撤廃でのデメリットが増加したような気がします。企業や団体にとって年に一度くらいは、新鮮な空気(手垢のついていない新卒などの若い世代)が流れ込むことが、体質上必要なのかもしれません。 (08/03/24 17:00)


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