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忍者の無職 キャリアデザイン日記


 ■ 2005/01/24 (月) 土曜、日曜、そして運命の月曜


現在 20:19です。

月曜のこの時間、俺がアルバイト参加しているミニfmに先輩キャリアカウンセラーさんがゲストで出ているはずだ。はずだ、というのも、我が自宅では電波が受信できないからだ。なんだかんだで週が開けた格好になり、金曜の日記には色々なご感想を頂き、この日記でお応えしたいと思う。

まず、火鉢である。
金曜日はFMに出勤後、帰宅してから焼き鳥を作ってみる。トリ胸肉のプレートを切って、串を打って焼いた。帰宅前にある程度、炭に火が残るようにしておいたのだが、さすがに4時間では燃焼しつくしていた。
 炭の火熾しであるが、これには強力な助っ人アイテムがある。それは炭熾しと呼ばれる片手鍋だ。底面が波状になっており、その波は隙間がある。これに炭を入れて、ガスにかける。そうすると、隙間からガスの火が炭に移るという仕組み。俺の祖母(現在はボケてしまった)は茶道の師範で我が実家には茶室がある。それでこの道具には見覚えがあり、先日の灰を購入する際に並びにあった金物屋で買ったのだ。398円也。
 炭についてもう少し説明させてほしい。現在、各種100円ショップからホームセンターに至るまでバーベキュー用の炭がある。これらは全て輸入物。しかも原木はマングローブである。安さに惹かれ、また、我がアジトでは夏場に庭でバーベキューを良くするので在庫もあった。
 最初はこれで炭を炊いていたが、一酸化炭素中毒になりそうになったし、何しろ匂いがする。炭は匂いがするものだと思っていたが、結構な匂いだ。で、金曜の晩に焼き鳥を行ったのだが、トリの脂が火に落ちる、そうするってえと、煙が出る。時は午後11時を回っている。こうなってくると意地が煙になったようなもんで、家中、バルサン状態だ。

土曜日になった。
月に一度の精神科のカウンセリングと受診、薬の補給である。現在の俺の不安定な仕事の仕方、しなさ、で情緒不安定になっているのか不眠、浅い眠りを訴える。カウンセリングは心の散髪。すっきりした。受診については、「そりゃいかん。薬を変えてみよう」となり、新たに2種類の睡眠導入剤をもらった。
 帰りにホームセンターに行き、「樫木炭」を買う。樫の木で作った国産、熊本の炭だ。3kgで1260円だった。マングローブ輸入炭が3kgで298円だったと思う。この値段の格差は性能に顕れた! 
 なんと、匂いがしないのだ。そして火持ちが良い。身の詰まった(=固い)樫の木であるからだろう。炭の箱を開けると生産者から値上げに対する協力を呼びかける文書が出てきた。遠藤ケイの「男の民俗学」に出てくる伐採職人、炭焼き職人の世界である。山を大切にし、敬意をはらって炭を作った男達。しかし、山で生計を立てるためにどうか、この値上げを許して欲しいという「手紙」だった。
 
そして、精神科医の処方した睡眠導入剤は俺には、ちっとも合わなかった「悪魔の薬」だった。というのも、確かに睡眠はぐっすり。夜中に起きなかったが、夢が半端でなく凄惨かつ苦痛、そして記憶に残るものであり、一度飲んだら、起きたのは翌日正午だった。そしてその結果、発作が出た。俺の発作は不安感である。暴れたりはしない。しかし不安感がドトーのように押し寄せるのだ。
 俺は精神の成り立ちと言うものを、歯のように考えている。奥に神経があり、それをエナメル質で覆っているのが歯であろう。この場合の神経とは、その精神の地金と言ってよい。エナメル質は理性、または雑念、自信である。それらが溶けてなくなってしまい、地金=神経を表面化させ、些細なことに感情的になりすぎる---なりすぎるのですよ---結果が不安神経症だったり、強迫観念だったりするんではないかと思うのだ。今回の睡眠導入剤は深層心理にまで働きかけたようで、睡眠は取れたが、地金まで出してしまい大変な目にあった。

長文になりますが、もう少しお付き合いを。
土曜日、俺の声が半径5km圏内に轟いた。ラジオの芸名も「忍者」にした。で、16―18時までアシスタントで喋った。局内の評判は概ね好意的だったが、マニアックな話もあったね、と釘を刺された。その後、パーソナリティを苛めているように聞こえたという声もあった・・・。
 日曜日も悪夢で目が覚めて、夕方、ラジオ局へ行き、今度はミキサー業務をする。勤務シフトが、てんで把握できない。勤務シフトを作成するのはこれまで多くのイベントや派遣ミッションで人を動かしてきた俺の得意分野なのだが、俺はバイトだ。粛々と受け入れる。
 今日、月曜日。巻頭に書いたように、発作が出て、ホウホウの体で空港へメーカーオプション(=嫁)、おじゃ魔女(=娘)を迎えに行き、帰りはメーカーオプション(=嫁)に運転させた。こういう発作は久しぶりだったので、ちょっと驚いた。よくよく考えるに薬で悪夢を見たわけだ。化学的に作られた悪夢だったわけだ。
 で、約10日ぶりに、家族3人がそろい、俺の映画鑑賞習慣も終わった。そんで、今、俺は一昨年、前職会社の社員旅行で中国に行ったときに、チャイナドレスのお姉さんに絆されて(ほだされて)買った漢方安眠茶を飲みつつ、この日記を書いている次第。当然、新処方の薬はもう飲まない。これまで、殆ど寛解(精神病では全快とは言わない)していたのに、なんで薬で逆戻りなのかワカランからだ。
 加えて、子供も居るため火鉢は和室に仕舞われた。なんと言っても裸火なので、メーカーオプション(=嫁)は、その使用を許さないだろう。

あ〜あ。終わったな、俺の天下が・・・・!


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忍者2 >火星人さん ありがとうございます。確かに無料の就職セミナーは当方でも多く開催されております。有料のカウンセリングは難しいだろうなと私も思います。うーん、もう少し考えながらやっていきます。 (05/01/25 09:02)
ロールキャベツ 炭にもいろいろあるんですね。備長炭が随分高いなあと思っていましたが、深いなあ。火鉢はまたいつか出してください。 (05/01/25 08:54)
韮山 確かに一理あります。 ともかく頑張ってください。 (05/01/25 00:39)
幸運を祈る 火鉢和室に仕舞われてしまったのですか〜でもお子さんいたら、ちょっと危ないかもしれないですね。 (05/01/24 22:28)
火星人 はじめまして。私は今年25年ぶりに求職活動するのですが、新卒の就職活用より、中高年の就活の方がはるかに難しいですね。私は横浜市在住ですが、公的機関の中高年再就職セミナーがたくさん行われています。いずれも無料のものが多いので、片っ端から参加しています。今のところ、有料のカウンセリングをうけるつもりはありません。忍者さんの地方の状況は分かりませんが、ご健闘を願っています。 (05/01/24 21:19)
忍者2 韮山さん。金曜の私の商売の日記のレスについてお応えします。確かに有料のキャリアカウンセリングには私自身にも「カネを払ってまで・・・」という求職者の方の心情は分かるので、苦慮しました。しかし、ある程度コストをかけないと「本気」にならないのではないかと思い、踏み切りました。こちらとしても、お金を頂く以上は、就職まで完全にナビゲートをしたいと思っております。 (05/01/24 21:01)


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