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忍者の無職 キャリアデザイン日記 |
■ 2005/01/06 (木) 甘辛問答 1/5 |
現在 9時です。
昨日、長兄の家から帰った俺は、もう少し世間の波に乗ろうと思い、とりあえずの活動を開始した。本当はイベントの感想戦たるレポートを作成しないといけないのだが、役所関係に電話で問い合わせをしてみた。 電話せねばならない役所は2つあった。一つは県庁、もう一つは労働局である。県庁は、ひょんなルートから、イベント関係の業者登録が可能ではないかという情報があったのだ。 で、県庁へ電話。本意は営業の基本である「ご挨拶に行けるかどうか」を聞くため。しかし、あっさりかわされて、来週の月曜に電話することになった。 2番目の労働局は、俺が今年、設立する就職・採用支援企業の活動について、許認可が必要であるかどうか、である。特に、就職支援でキャリアカウンセリングを受ける方が雇用保険の受給資格者であった場合、「就職活動の一環」としてカウントされるかどうか。これが聞きたかったのである。 結果は撃沈。職業紹介事業が前提にないと、それはカウントできないらしい。お役人もウマイ事を言うもので「たとえば、人生経験豊富な叔父さんに相談、アドバイス受けても公的な活動にはならないでしょう?」と切り替えしてきた。うーん、納得。俺も食い下がる。「就職講演会などで、職業紹介をしないイベントでも、公的機関の場合は、カウントされるじゃないですか? こちらがそういうセミナーやっても駄目なんですか?」 答え「駄目!」 第二発発砲「キャリアカウンセラーを登録する制度は、そちらではないのですか?」 反撃「ない」 職業紹介事業には財務的な審査があり、有限会社でも500万の資本が必要である。それは今の俺には、かなり痛い。 なんか、俺、キャリアゴロみたいになってきたな〜。そう思ったので、丁寧に礼を言い、電話を切る。電話応対に不備があったかどうか、セルフチェックしてみる。たぶん、最後のほう、俺、ふてくされた喋り方になっていただろう。ふさぎこむ。 ただ、言わせて欲しい。公的機関対公的機関の許認可というのは、民間がアクションを起こそうとする同事例において、かなりハードルは低い。公道上の看板から始まって、消防法(花火大会)、懸賞(景品表示法)、バザー(衛生法)など、イベントをこれまでしてきて、俺が臍(ほぞ)を噛んだのは一度や二度ではない。公共の福祉?ってやつの前にはPO法人(NPOの反対)は無力である。どっかで、金を稼ぐというのが悪という風潮が無意識にあるような気さえすることがある。暴利はいかんが、稼ぐのはけして悪いことではない。 話を変えましょう。 年末から挑戦した洋書「ナチ原爆破壊作戦」(ノンフィクション)をようやく、完読した。この本は第二次大戦中に原爆製造の材料である重水をイギリスコマンドが破壊しに行く話である。ただし、舞台はドイツではなく、当時占領下にあったノルウェー。部隊もノルウェー人で構成される。発売当時98年の書評(今見ると版元が朝日新聞なので、そいつだろう)で褒められており、中で1文が紹介されていたのだ。この一文を読みたいがために、ページをめくり続けて20日間。ようやくその文章に出会えた。 が、訳書は俺の目になじまない。理由は下記の通り。 1.登場人物名が長く、多いので覚えきれない。感情移入できない。 2.文章が長い。関係代名詞の仕業か? 3.例えが、洋風文化のそれ、なのでワカラナイ 4.単位がマイルとか、インチなので参る。(距離感がつかめない) 5.本書に限っていうと、訳者が年配の古参の人で、訳文に難しい漢字、言い回しが多 い。 お話そのものは、波乱万丈である。冒険譚である。男と男のドラマである。ただ一気に読むのは至難の業だった。洋書では「心臓を貫かれて」というアメリカの話をかつて、それは寝る間を惜しんで読んだ覚えがあるが、それ以外は「女王陛下のユリシーズ号」(ハードボイルドの古典名作)、「敵中漂流」(戦時ノンフィクションの名作)とも、俺は挫折している。「敵対水域」(ソ連原潜事故の話)は面白かったけど・・・。 そんなわけで、仕事の全くない、現実逃避の日記であった。 ついでに昨日、税務署からなんか葉書が来たので、金を算段しないといけないらしい。 あ〜あ、ゼブラーマンが見たいな〜。 |
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