In monochrome

先週末、久しぶりにカメラを持って街を歩いた。
その話を彼女にしたら、撮ってと言われた。
人を撮るのはあまり得意じゃないのだけど…

僕と居ると落ち着くのだと、彼女は言った。
彼女はバツ1で子供がいて、頑張りすぎて潰れた過去を持つ人。
今でも十分頑張ってると思うけど。



僕は、救急箱。
小さな傷薬と、絆創膏と。そんなものしか無いから、
だから、その傷を本当に治す力なんて無いけど。
時が、きっとその傷を癒してくれるから、僕はその力を信じてみようと思ってる。
早く治りますようにって、
痛みを少しだけ、抑えることしかできないけど。
それでもね。

少し間が開きました。
書くことがあまり無いというか何というか。

惚気話書いても仕方ないし（ぁ

ストレス溜めた彼女に呼び出されて街に出て、
変な時間に昼食とりながら話を聞いて、
しばらく幾つかのお店とか見て回ったりして。
夕方帰っていきました。
会った時の険しい表情が帰る頃には柔らかな表情になってたのは嬉しくもあり。

少し、その後独りで街を歩いて、
夕暮れの街のコントラストに少しハッとさせられて。
きれいな表情だなって。
もう梅雨が開けて、季節は夏。

「また、カメラを持とうかな。」
そう思った。
今年に入って、撮るのを少しお休みした。
あの人と付き合い始めて、あまりカメラを持ち歩かなくなった。
別れて、完全に作品たちから目を背けるようになった。
彼女と出会ってもそれは変わらなかった。
そして今、街の表情を見て、また撮ってみようかなと思ってる。

流れた時と、また歩き出そうとする思いと。
街の表情をそうやって見たのはしばらくぶりな気がする。
今、また気づけたその表情を、また1つ1つ描き出せたらなと思う。


…本当に撮れるかわからないけど。