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不信のときAuthor:伊藤 博文 ( Profile ) 心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。 〜聖パウロの言葉より〜 |
■ 2010/05/25 (火) 人生 |
足立区の六畳一間のアパートで孤独死した皇后の義姉
昔女性週刊誌でそんな記事を読んだ覚えがある 彼女は肥前藩主の子爵家の出身で久邇宮家に嫁ぎ侯爵夫人となった 披露宴は華族会館で皇族や華族を千人以上招待して行われ、 新居は一万坪近い庭園のある豪邸であった。 夏は逗子、冬はスキー、外国航路の豪華客船で神戸へと 足しげく各地の旅を楽しみ、外車に乗って銀座や赤坂のレストランで 食べ歩いたりもしたという日常だったという。 ところが夫君である久邇の宮様が脳溢血で亡くなってから 運命が暗転していった。子供がなかったため実家に戻され、 慰謝料としてもらった満鉄の株券は敗戦で紙くずになった。 終戦により華族制度は消滅し、父が他界した後は病気がちの母の世話をしながら 生きるために自分でお金を稼がなくてはならなくなった。 一度代議士と再婚したものの離婚。 その後は家政婦や病院の付添婦をしながら暮らしていたが 60半ばで体をこわし生活保護を受けながらのアパート暮らしとなった。 実家からは(創価)学会に入ったことや生活保護を受けて家名を汚したと 縁を切られる。 人生のラストは昭和天皇崩御の2週間後。 1月22日の夜8時前、親しくしていた近所の主婦に「胸が苦しい」と 電話をかけてきた。すぐに救急車で病院に運ばれたがまもなく息をひきとった。 虚血性心不全。 享年82。 しかし生前から彼女は自分の人生について「幸せな青春。悔いなき人生。 楽しき老後。」と言っていたそうだ。 僕には彼女の気持ちがよくわかるような気がする。 |
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サイコロ その時々の境遇も楽しむということですか・・・達観していますね (10/05/25 23:01)
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■ 2010/05/08 (土) 「漫画」・40代 |
まだマンションを買う前、賃貸のアパートに暮らしていた頃
林立し始めたマンガ喫茶やネットカフェで漫画を読んで 時間をつぶすのが、僕の休日の過ごし方だった。 そこは僕にとっての小さな「図書館」だった。 僕が読むのは、年代にしていえば昭和40年代〜50年代の 「クラシカル」な漫画。 (その時分の少年漫画にはセックスに関する描写は一切出てこない。 それがいいか悪いかは別にして、内容について研ぎ澄まされたもの になっているのは事実だろう。) 以下は自分が「図書館」でよく読んでいた漫画のリストである。 ・古典 「巨人の星」「あしたのジョー」「愛と誠」 ・戦記物 「あかつき戦闘隊」 ・スポーツ系 「おれは鉄平」「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」 ・オカルト系 「恐怖」「怪」「おろち」「漂流教室」「洗礼」「闇のアルバム」 「恐怖新聞」「うしろの百太郎」 ・サラリーマン・人生系 「俺にはオレの唄がある」「瑠璃色ゼネレーション」「愛人」 「人間交差点」「離婚時代」 ・女性誌連載短編集 「女たちの詩シリーズ」 逆に有名でありながら読んだことがないのは手塚治虫だろうか。「リボンの騎士」 や「ジャングル大帝」は昔テレビアニメで見ていたのだが、コミックで読んだことは ない。 僕は漫画について特に薀蓄があるわけではなく、 実際今の漫画でどういうものがあるのかについてはほとんど知らない。 その僕が最近の漫画で面白いと感じたのが以下の3点である。 「黄昏流星群」 「センゴク(天正記)」 「赤灯えれじい」 |
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サイコロ やはり、自分より、少し年代が上ですね (10/05/09 00:45)
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