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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2010/01/26 (火) 「めぞん一刻」と「赤灯えれじい」


僕が高校生〜大学生の頃、流行った漫画に「めぞん一刻」というのがあった。
はじめて読んだのは、僕が高校3年のころだろうか。30年近く前である。
私立文系で東京の大学を目指していた僕は、東京の大学生活ってこうなんだなあ、
いいなあと東京生活に憧れを抱いていたものだ。

ストーリーは、東京都下の「一刻館」というアパートの管理人の女性とそこに下宿
する貧乏大学生の恋愛物語である。
ラストは主人公と管理人さんが結ばれて結婚、女の子が生まれてというところで
終わっている。実は先日、電車に乗っていたら、向かいに座っていた10代くらいの
若い女の子が、この「めぞん一刻」の文庫版を読んでいた。
平成生まれとおぼしい、この彼女はいったいこの漫画を見てどう思ったのだろうか。

ところで最近、この「めぞん一刻」に雰囲気の良く似た大阪を舞台にした恋愛漫画
を知った。大阪のアパートで同棲する若いフリーター男女の物語とでもいえばよいか。
このカップルも女性が年上、しかも響子さんとは似ても似つかぬヤンキー上がりの
金髪女だ。男女それぞれの家庭環境や職場の様子、あるいはバックの大阪の風景が
リアルに描かれている。
(ちなみに僕はチーコではなく久保っちのファンだ)

いつの時代でも男女の恋愛とは人の憧れる夢なのかもしれない。




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サイコロ うむ。「めぞん一刻」は確かに名作ですな^ (10/01/26 22:51)
アルファー 私は高校生の頃「めぞん一刻」の再放送のアニメをテレビで見てました。私も「めぞん一刻」のような東京での大学生活に憧れ、よく空想していました。でも現実は私の成績で入れる大学は東京にないと言われ諦めましたが・・・。「赤灯えれじい」も見てました。ヤングマガジンで唯一見てた漫画でした。今「赤灯えれじい」の作者が「ケッチン」という漫画をヤングマガジンで掲載していて、唯一ヤングマガジンで見てる漫画です。 (10/01/26 09:32)


 ■ 2010/01/11 (月) 三島由紀夫 生前の怪写真


マンションの押入を片付けていたら、懐かしい本がでてきた。

中岡俊哉著「恐怖の心霊写真集」である。
年代的にかなり昔のもので、怖い話とともにさまざまな心霊写真が載っている
ものだ。幼稚園の集合写真のバックの窓に顔だけの女性が写っていたり、
尾瀬で撮られた女性たちの後ろに帽子だけが写っている写真、あるいは線路の横の
枯野のすすきの中に足のない女性が写っている写真等・・・

その中に「三島由紀夫 生前の怪写真」というのがあった。
静岡県の伊東のホテルのプールで一般の人がとった写真なのだが、被写体の
水着姿の中年女性の横に、寝そべっている三島由紀夫が偶然写っている。
だが、その三島由紀夫の姿には首から背中にかけて不思議なもやのようなものが
かかっていてぼやけているというものだ。
この写真は2枚あり、1枚は女性を正面から撮影したもの、もう1枚は女性を横から
撮影したもの、その両方とも写っている三島の首のあたりにもやがかかっている。

この写真は三島が事件を起こす2年前くらいに撮影されたものだそうだ。
著者の中岡俊哉は、自殺を決意した三島由紀夫のエクトプラズムが離れる様子が
写っていると書いているが果たして真偽のほどはいかがであろうか


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サイコロ う〜ん、そういうの大好き^ (10/01/11 20:21)


 ■ 2010/01/08 (金) 秀才(エリート)


私の姪は今中学3年だが、先日の県下の業者テストで
県内6番という好成績をとったそうだ。
幼いころから俊英の誉れが高い子で、クラス委員長、生徒会副会長、文化祭の
合唱コンクールでは指揮者、選ばれて県内中学生のリーダー研修参加と常に人の上に
立つところを歩んでいるらしい。兄夫婦の自慢の子である。
彼女が目指しているのは東大、将来は検事になるのが希望だという。

人間には持って生まれた素質がある。それに加えて育つ環境はとても大切なものだ。
素質を持った子をまだ小さいころから大事に大事に育てていく・・・
素質だけでも足りないし、努力をしても才能のない子はやはり限界がある。
兄夫婦の子育てが功を奏してか、大輪の花は咲きかかっている。

ひるがえって自分のことだがこけつまろびつして大学を卒業し、いまだに結婚もして
いない。あと十数年で定年なのに一向に会社での地位は上がらない。
だからどうだということもないが。人は人なのだから。

彼女が今年受験する高校は年間東大に数十人合格する進学校だ。
今年の元日には、自分のことより彼女の受験成功を祈願してきた。

彼女の前途に茨の道がなく、洋々たるものであるようにと。









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サイコロ 検事か・・・若い子の望みを叶えさせてあげたいですね^それが叶う環境や能力があるのならなおさらです。夢や希望があれば、たとえ現状が大変でも、乗り越えられるものです (10/01/09 19:49)


 ■ 2010/01/02 (土) カフェの至福


僕のマンションの近くには2つの喫茶店がある。

一つは、欧羅巴風の古い茶房
こちらには必ず土曜日の午前中にいく
店内は昼でも薄暗く、何時いっても静かで人が少ない
注文するのは珈琲、トースト、エッグ、ヨーグルトのセットだ(650円)
雑誌や新聞を時間をかけて読みながら、それらを食す

もう一つは、日曜日の午前中にいつもいく店
大衆的で何時行ってもワイワイ込んでいる
午前10時までなら珈琲とサンドウイッチのセットが600円だ
ガヤガヤという中で日曜日の朝刊を読むのが好きだ

僕の今年の目標は夏に海外旅行に行くこと
ヨーロッパ旅行をしてこようと思っている
僕はまだ一度も海外に行ったことがないからだ

自分の人生の残り時間はあとどのくらいなのだろうか
40年かそれとも5年か、20年か
最近昔のことが懐かしく思えるということを前に書いたが、
自分もずいぶん遠くまできたんだなあと思うし、いろんな事があった
いろんな人に会ってきたんだなあと感慨が深い

寿命が尽きるまで、喫茶店の片隅の席で雑誌を読みながら、
愚かしい人の世を何時までも眺めていたい
















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サイコロ 土曜日に行く喫茶店には、隠れ家的匂いがします・・・そういうの常連になりたい^ (10/01/02 22:00)


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