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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2016/09/29 (木) ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」


秀才少年ハンスは町の人たちの期待を担って神学校に入学したが、そこで待っていたものは果てしない勉強のくり返しであった。神経衰弱で帰郷したハンスに向けられる失望と怒りと冷笑。淡い初恋も実ることなく、苦悩と恥辱の生活を送るハンスに訪れた安らぎの世界、それは死であった。

あらすじ
優秀な生徒として親や周囲から期待されるハンス・ギーベンラートは、地元の街からただ一人進学校に合格した。しかしそこでヘルマン・ハイルナーという芸術家気質の人物と親交を持つようになり、ハンスは進学校で学問に精進し、成績で一番になろうとする意志を次第に失くすようになる。ハイルナーとハンスは、生徒や教師の間から蔑まれるコンビとして認識される。ハイルナーは進学校を飛び出す小旅行事件を起こし、結果として放校される。次いで意気消沈し学問を放擲したハンスも進学校を離れ、地元に帰る。そして鍛冶職人の見習いとして働くが、ある日曜日の酒飲みで酒を多く飲んでしまい、次の日の朝、川に落ちて死んでしまったのを発見される…。

僕がこの本を読んだのはもう40年近く前の中学生の頃である。
夏休みの読書感想文に、この本を選んで作文したのを覚えている。

この間、BS朝日の「あらすじ名作劇場」をみていたら、
この「車輪の下」をやっていた。懐かしいなと思って見ていたのだが・・・・・






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