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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2014/07/30 (水) 登校拒否


僕は昔、学校でイジメにあっていた

子供のイジメというのは残酷なものである
自分が遭ったイジメは肉体的なものではなく精神的なものだった

休み時間に黒板や校内のロビーの掲示板に
悪口をでかでか書かれたりした
当然クラスの中では村八分で口を聞いてくれる人はいなかった

ある日とうとう学校をサボった
そうするとさらにイジメはエスカレートし・・・

そんな僕だったが2年生からは勉強とクラブ活動に真面目に努力し
一部のイジメグループからは目をつけられていたものの
残りの学生生活はなんとか無難に過ごし大学にもストレートで合格した

就職も無事に決まり、そのまま同じ会社で27年間働いてきた
もちろんその間にはいろんな人に遭い厭な思いをすることも多かったが
とりあえず50歳になるまで働いてきた

結婚はしなかった
当然である
自分は子供を育てるような、というより
他人を背負えるような人間ではないとわかっていたからだ
いわばバージョンアップした「引きこもり戦士」である

金だけは貯まった
酒や煙草はやらないし、競馬やパチンコ、風俗にもいったことがない
女性と交際したのも、ほんの2,3人だけ、
それもあまりお金のかかるようなことはなかった
余ったお金でマンションを買った

先週の木曜日から休暇を取っている
どうしても会社に行きたくなくなったからだ
9時ごろ起きて、近所のショッピングモールへ行き
そこで食事をして、その後ぼんやりしている

家に戻ってきて夕方までテレビを見てごろごろし
夕方、マウンテンバイクで遠乗りに出かける
9時過ぎくらいまでにマンションに戻ってくる

そして就寝前、深夜1時過ぎに夜の散歩にでかける

いままで寝るためにしか利用しなかったこのマンションだが
昼間、エレベーターの中やロビーでいろいろな人に会う
とても新鮮な感じがする

この間も夜2時過ぎに階下に降りたら、
ロビーで車椅子の老齢の母親と歩いている60代の女性にあった

この先どうなるかわからない
いまはただ静けさ
しかし力の抜ける感じが心地よい





























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サイコロ 戦士にも休息は必要ですよ。27年間ですか・・・私も、夜学に通っていたので、来年でちょうど27年になります^ただ、私の場合、まだ、まだ、休めそうにありません・・・^ (14/08/03 21:06)


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