アラフィフ喪男の病日誌etcetera

読売新聞の人生案内で、
[予備校に通う１０代の女性。中３の妹が去年の夏から私を避けるようになりました。触れたら汚れるとでも思ってるような避け方で、最近は少し近づいただけで距離を取るようになりました。
以前は二人で買い物やスポーツを楽しんだこともありますが、今では妹が話しかけてくることは全くなく、二人で出かけることもありません。
母もこの状態をわかってるけど「時期的なものだから、放っておきなさい」と。
私も気にしないふりをしてるけど、我慢の毎日です。
私に原因があるとしても何かわかりません。大学に合格して寮に入れれば今の状態から抜け出せるのですが、もしダメだったらいつ終わるかわからない我慢が続くことになり、本当に嫌です]
という投稿があった。

それに対し、作家は、
[なぜ妹さんがそんな態度を取るようになったのか、心当たりがないのでしょうか？その理由によって、対応のしかたがまるで違ってきます。はっきりした理由がないのなら、つかず離れずの日常生活を送るのが無理のないやり方だと考えます]
と応対してた。


俺はこの人生案内を読んで、昔を思い出した。
弟も中２の時に、１０代女性の妹さんと同じ行動をとり始めたからだ。中２の弟が、わけもなく俺を触れたら汚れると思ってるような避け方をするようになった。それまで、ちびまる子ちゃんの姉妹のような喧嘩をしたけど、一緒に遊ぶこともあった。そんな弟が避けるようになった。
俺が中学３年・弟が小学６年の時など、電車に乗って６０キロ先にある映画館に二人で行ったこともあったのだが。
母が二人で映画を見るように言ったのだが、弟は「こんな奴と二人で映画館に行くなんて嫌だ」と大声で言った。中２になった弟は「気持ち悪い、近づくな」と俺に何度も言ってた。
それから俺は、弟とつかず離れずの距離を取るようになった。そして大学に受かった俺は家を出た。俺が大学生の時に弟も家を出た。