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ヒモと呼ばないで

9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。

 ■ 2015/03/28 (土) ドア閉めろ


勤務中、外の作業から帰ろうとすると、窓のカーテンを開けてチラチラこっちを探ってる。
俺が気づくと、サッと閉める、を2回繰り返す。
2回もだ。
カーテン越しから、舌打ちとこれ聞こえよがしなため息が漏れる。

・・・嫌な予感。
俺の鈍いカンが冴え渡るのは、こういう時だ。
まるで超能力者のように、自分の無様な姿が見て取れる。。

しかし、具体的に何が悪いのかが、さっぱり分からない。

もう必要ないと判断して、いつもよりも早く駐車場を閉めたから、そこを注意されるんだろうか。
いや、きっとそうだ。
色々な可能性を探るも、考えられるのは、もうそれしかない。

それにしても、もう来る予定の車も残車もないし・・・それに、もう閉鎖してもいい時間帯だし・・・何が問題なんだろうか。

・・・。

いよいよ中に入るや否や、その場の全員立ち上がってる。
全員が立ち上がってるんだ。
そして、俺に目を向ける。
俺には「白い」目に見えたけど、気のせいか。

2番目に偉い人が、神妙に口を開く。
「〇〇さん・・・まだ寒いから、ドア開けたままにしないで下さい」
・・・。

見れば、ドアは確かに開いている。

「はい、すいません」

咄嗟に、こう答えた。

・・・。

俺が外に出る際に、ドアを開けっ放しにしたんだろう。
それは申し訳ありません。
本当に。
このドアは、一定以上大きく開けてしまうと、そのまま開放状態になってしまうので、きっと今回は少し勢いよく開けすぎて、そのままになってしまったんだろう。
出た後、確認もしなかったのもよくなかったです。

でも、俺は30分以上外にいた。
寒いなら、そんな我慢しないで閉めたらいいんじゃないだろうか。
30分、6人全員が目の前のドア閉められない程、忙しかったのだろうか。
一番近い人なら、2歩だ。
閉められなかったのだろうか。

閉められなかったんだろう、30分間全員忙しすぎて。
俺は丸2年、ここで働いて、そんな状態を1度も見たことはないが、今回はそうだったんだろう。

でも。

全員でカーテンの隙間から盗み見の作戦会議して、戻るや否や、その全員が起立して、「ドア閉めろ」って。
それも30分後に。
ご丁寧に「証拠の維持」よろしく、開けっ放しのままにして。


・・・。



申し訳ありませんでした。
以後、気を付けます。




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