独身中年・最底辺の日々

ずっと以前からそうだが、最近特に「死」について考える事が多くなった。
かの三島由紀夫は、何故あんな行動に出て時代遅れともいえる割腹自殺を遂げたのだろうか？
当時も既に戦後生まれが多く三島の行動を冷笑する風潮が多く見られたのだろうが、彼には彼の信念と美学があったのは間違いない。

そこをいくと自分は、信念も美学もなく、ただ漠然と「死」を意識し始めている。
自ら命を絶つ勇気も覚悟もなく、死なないから生きているだけの存在。

糞物流でも極度の疲労とストレス。帰宅してもリラックスなど微塵もできない。

現実には借金の山。弁護士に依頼して任意整理したものの、入院もあり生活は困窮を極めている。

社会福祉事務所で緊急小口資金と法外援助金を何とか借りて急場をしのいだものの、それも所詮は借金の上積み。

現在の借金は、債務整理済みのカード会社。法テラスから依頼した弁護士費用。緊急小口の返済。法外援助金の返済の四つ。

水道と電気も最終督促の期日ギリギリまで放置の状態。

なんでここまでして生きる理由があるのか？

絶対に生きる理由なんて無い。

親とももうずっと連絡を取っていない。連絡したとしても、金の話で険悪になるだけ。
異常な話だろうが、このまま両親が死んでも無感情のままだろう。
親も年金でギリギリの生活。もはや世の中に誰一人頼れる親族はいない。

だからこそ、こんな億劫を絵に描いた自分が八方手を尽くした情報で行政に頼ってまで借金して急場を凌いだ。

むしろ、このまま開き直って堕ちる所まで落ち、行政に逆ギレして生活保護でもなんでも貰って最底辺の生活で死ぬまでの数年を過ごしたほうがいいかとも思う。

とにかく、生きている事に何の意味も無いし、命に何の価値も無い。