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爺放談


 ■ 2009/09/19 (土) 愛と青春の旅立ち・・・・・H


そしてしばらくは、彼のプロジェクトを成功させるために仕事が中心のサイクルになり、約1ヶ月は大分と東京を行ったり来たりの毎日を過ごし、ようやく一段落した所で私に連絡が来たのでした。


「おい!○○!今日空いているか?」

「あー良いぞ!そういやお前と会うのはあれ以来だな!その後どうなんだ?」

「それを話す為に連絡したんだ!じゃ今日何時ものところで!」


そして私は仕事を片付け次第何時もの居酒屋へ向かいました。


「よう!お待たせ!」

「いや俺も今来たところだ!」

「それでどうなったんだ?早く聞かせろよ!」

「まー待てよ!取りあえず一杯から!」


なにしろ私は前の相談から何の連絡も無かったため、その後の動向はかなり気になっていました。

しかし相手が相手だけにそんなロマンスは無いだろうと思っていたためと、彼からの連絡もしばらく無い状態がつづきましたからあまり深くは考えない様にもなっていました。

そして最初は彼の現在の仕事の話で始まり、だんだんとお酒も入って来た所で私の方が切り出しました。


「ところでもうそろそろ良いんじゃないか?で、ママとはどうなったの?」

「う〜〜〜ん、それなんだが・・・・・」

「もったいぶらず早く言えよ!」

「おい!○○!」

「なんだ?」

「俺はダメな男だ!どうしようもない奴だ!!!」

「どうしたんだ?何があったんだ?」

「本当に・・・・・・・」


それから彼はその日の事を詳しく喋り始めました。

老舗料亭に始まり、裏カジノ、そしてママのマンションでの熱い一夜・・・・・

彼はそれこそ熱く語り、私は彼が喋っている間は一切口を挟まず、聞く事に徹していました。


「そういう訳だ・・・・これで全部話した!」

「う〜〜〜〜ん、すげーな!お前の事だから全部本当の事だろうけど、それにしても料亭の事やカジノの事はその通りだろうと思うがママのマンションでの事はにわかには信じ難い物があるな!」

「実は俺もあれが実際本当に有った事かを自分でも信じられんのだ!」

「そうだろうな!だってあのママがお前の様な一般人に何故そこまでするのかが全く分らん!」

「うん、そうなんだ・・・・・」

「大体お前のような奴に惚れるなんてありえんだろう!それが本当であってもこの俺が許さん!」

「そうだろうな、俺自身ママが本当に俺に惚れているなどとどうしても思えん・・・」

「当たり前だ!今一度俺が許さん!」

「ハハ!分っているよ!・・・・では、どうして俺をあんな風に招待し、俺にあそこまでさらけ出し、しかも俺次第ではママを抱く事が出来た・・・それは何故だ!おい!教えてくれ!どうしてだ!」

「俺が分る訳ねーだろ!お前にも分らんのに!」

「でもお前もそれなりに女性経験が有るだろ!しかも営業マンは相手の心理を読むのが仕事だ!考えてくれよ!」

「う〜〜〜〜ん」

「この事はお前にしか言っていない!だから相談出来るのはお前だけだ!」

「う〜〜〜ん、そうだな、取りあえず2パターンで考えようぜ!」

「???」

「ママがお前の事を遊びと考えた場合とそうでない場合と!」

「お・おう!」

「もしママの遊びと考えた場合、料亭やカジノは良いよな!でも遊びの奴に自分のマンションにまで迎え入れるか?まずこの一点!それとセックス、夜の女はこの事自体遊びで出来る女が多い、しかしママの場合ちょっと事情が違う、セックスすればママの隠したい部分が露になる、お互い裸になるのだから当然だわな!しかしそれでも遊びと腹を括れるなら最初にばらさなくてもいずればれた時に対処すればいいと思うのだが今回のケースは最初にばらした!」

「ふむ!」

「このママの意図はお前に選択させたという事だ!これが重要に思う!」

「???」

「遊びの相手にそこまで気を使うか?セックスの最中にそれに気付いた事で相手の男がどう思おうと知った事ではないだろう!遊びの相手に次は無いんだから!」

「・・・・・・」

「ゆえにこのママの行動は、お前に選択をさせ、了承を得た上でわだかまり無く抱き合いたいと思うが故で、それは、これからも、と言う継続性も含んだ物ではないか?」

「う〜〜〜ん・・・」

「このママの背中の秘密は、それぐらい一般人には選択を迫られるものだ、もしママがヤクザの情婦で、この一件からややこしい事になる恐れを含んでいる事も可能性としてある、その様な物だからこそお前も震え上がったんだろ?」

「・・・・・・・」

「遊びの相手だったらそんな後の事まで考える必要が無い!やはりある程度の感情が有る人だからこその行為と考えるのが自然だろう!」

「そうかもしれん・・・・・」

「それよりもなによりも遊びだったら自分の家よりホテルでするだろ?」

「・・・・・・・」

「まー悔しいがお前には惚れているとまでは分らんがある種の感情があったことは間違いないだろうな・・・・」

「そうかもしれん、あの夜の事をこの一ヶ月何度と考えた、何度考えてもママが遊びで・・・ふざけてした事とはどうしても考えにくいんだ!よほどの事情が有るにせよ遊びでした事ではないと俺は思っている・・・・」

「ま〜お前も営業マンなんだから俺がそう言わなくても分っているだろう!」

「そうかもしれん!しかし、やはり他人から同じ意見を言われる事は確信めいたものを感じさせてくれる!」

「うん!そうだな!」

「しかしそれが本当なら尚更俺はどうしようもない男だ!」

「お前がそう思う事は仕方が無いかも知れんが、普通の男は皆お前の様になると思うぞ!」

「違う!この予想が本当ならあのママが選んでくれたんだ!俺は普通ではだめなんだ!」

「・・・・・」

「俺はあの時、完全にママから逃げたんだ!せっかく選んでくれたのに・・・俺は何も出来なかった・・・馬鹿だ!どうしようもね〜!」

「ところでお前その一件からママの所へ行ったのか?」

「いや、仕事が忙しくて・・・・・」

「そうか、ではその後のママの事は分らないんだな?」

「あぁ・・・」

「で?何よりお前の方はどうなんだ?」

「俺?」

「そうだ!お前はどうなんだ?ママの事・・・・」

「あの時、ママの背中を見た時、あの時はビビッて何も出来なかったがあれ以来、俺は後悔と悔しさで寝れん日々を過ごした」

「それで?」

「あの日以来、俺は前よりもママの事を忘れた事がない!一ヶ月の間、俺は何度もママの所へ行こうかどうか迷いに迷った、だけど自分に自身が全く無い事とどんな面さげてママに会えるか?と、こればかり考えて今日にまでなった!」

「ふむ・・・」

「俺は以前よりママが好きだ!完全に惚れている!もうどうにもならん・・・・」

「そうか」

「仕事の方も一段落したから明日にでもママの所へ行ってくる!」

「う〜ん」

「もうこんな状態には耐えられん!どんな結論でもいい!とにかく明日行ってくるよ!」

「う〜〜〜ん・・・・・お前も分っているだろうが・・・・・ママはまだまだ秘密があるぞ!」

「うん・・・・」

「背中の事、それにまつわる全ての事、それだけじゃない!多分まだ色々有ると思うぞ!」

「俺もそう思う・・・・・」

「へたするとお前・・・・・仕事を辞めざるを得ない事にまで発展する可能性が有るかも知れんぞ!」

「それは俺もそう思っている!」

「お前それでもいいのか?お前商社に憧れて入ったんだよな?」

「そうだ!その通りだが、ママは俺の持っている全てをもってしてもかけがえの無い存在なんだ!」

「お前よく考えろ!たかが女の事だぞ!人生は長い!女なんて幾らでも居るがお前の勤めている商社はそうは入れんし一度辞めたらもうこんな会社には二度と入れんぞ!」

「分っている!お前の言うとおりだよ!でもチャレンジするだけの価値は絶対有る!ママは俺にとっては世界一険しい道程になると思っている、それにママが俺たちの予想が当たっているなら俺を選んでくれ、チャンスを与えてくれたんだ!しかし俺はそのチャンスを逃すどころかママに大きな恥までかかせてしまった!」

「・・・・・・」

「俺はママに恥をかかせた償いと、今一度チャンスを掴むよう努力をしなきゃいけないんだ・・・・」

「そうか・・・・分った!ま、ガンバレや!何かあったら俺に出来る事は協力するよ、でもやばくなったら俺まで巻き添えは無しだぞ!^^」

「へ!俺がやばくなったらお前も道連れな!」

「ふざけんじゃね〜〜〜^^」


そして次の日


友人は自分で言った様に、ママに会いにお店へと行くのでした・・・・



つづく





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はいむるぶし サイコロさん 仕事の合間に書いているので誤字脱字が多い事多い事!それに分りにくい文章であったり、へたくそな表現だったり読まれる方は苦労をすると思いますがそれでも見捨てないでね!^^ (09/09/20 12:41)
はいむるぶし まりあさん ハイよまさせて頂きます!う〜〜〜〜ん!これまでの私に寄せたコメントを総合してみてみると・・・・・・はっ!ひょっとして!いやっ!しかし!うん!多分そうだろうと思うけど・・・・まりあさんって、実は、二コールキッドマン???いや!たぶん間違いない!^^ (09/09/20 12:38)
はいむるぶし ここへさん 毎度ご愛読本当に有難うございます!私の拙い文章ですがこれからもお付き合いの程よろぴく!^^ (09/09/20 12:33)
サイコロ ママは、他人の情婦と言えども、近寄ってくる男は、自分の眼鏡にかなった男でなければ、貶められるようでイヤなんでしょうね〜自分の惚れた男なら、最後は命を張れるような男でないと^^ (09/09/20 03:47)
まりあ はいむるぶしさんは相手の心理を読むのがお仕事☆ さぁ〜私をよぉーく読んでみてwなんてね(*^_^*)つづく… (09/09/19 22:51)
ここへ ママは水商売の世界で生きている自分の虚しい気持ちを晴らすために、自分に好意をもっている友人に背中の刺青を見せて肉体関係も迫ったのではないでしょうか。ママはもう冷たい態度をとるのではないのかなと思うけど。 (09/09/19 22:34)
ここへ ママはヤクザと関係あるだろうし、今後どうなるのでしょうか? (09/09/19 22:28)


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