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爺放談 |
■ 2008/10/20 (月) すこし、休憩 |
最近、往年の大俳優が次々とお亡くなりになりました。
日本では緒方拳さん アメリカではポールニューマンさん。 どちらも日本では映画ファンには欠くことの出来ない大俳優で、一つの時代の終わりを痛切に感じる事しきりです。 特に私にとって「ポールニューマン」は実に思い出深い俳優の一人でした。 「ハスラー、暴力脱獄、明日に向かって撃て、スティング・・・・・」 私は今もそうですが「スティーブ マックウィーン」の大ファンで、今の方々にはあまりなじみの無い俳優でしょうが、私の小学生時代は世紀のビッグスターだったのです。 代表作に「大脱走、ネバダスミス、シンシナティキッド、荒野の7人、ゲッタウェイ・・・」 なのに何故「ポールニューマン」が思い出深いのか? それは当時、スティーブマックウィーンのファンはポールニューマンが嫌いという人が多かったのです。 当時はハリウッドでも、この2人は良く比較されました、何故かと言うと俳優暦は若干ですがポールニューマンの方が早いのですが、お互い主演を張っている作品の内容が似ている事、人気・出演料も拮抗していること、お互いの趣味が似ている事、などなど。 この二人に、こんなエピソードがあります。 当時ハリウッドが巨額の資金を投じて制作した映画「タワーリング インフェルノ」 この映画の主演に2大ビッグスター「スティーブマックウィーン・ポールニューマン」が初共演! この発表に当時は「えー!まさか!」 「本当か?」 「これはスゴイ!ぜひ見に行かなくては」と、話題は沸騰、映画ファンには公開が待ちきれないほどのものでした。 しかし現実は、それはそれは大変だったそうです。 問題は映画冒頭のテロップにありました。 制作者サイドは、確かにこの二人、人気も実力も知名度も一流なのですが、世界的に見た場合、当時はマックウィーンの方が人気が高く、主演としては同列な扱いを心がけたのですが、映画冒頭のテロップの最初に来る俳優は完成試写の段階ではマックウィーンだったのです。 これを見たポールニューマンは面白くありません、すかさず「俺は降りる、この映画の上映は認めない、他の奴で撮り直してくれ!」 これは大変です、もうそんな猶予はありません。 そしてプロデューサーであるアーウィンアレンはマックウィーンに相談。 「ポールがこんなことを言い出した、君の人気は分かっているがここは少し先輩であるポールに譲ってはくれないだろうか?」 するとマックウィーンもプライドがあります。 「テロップの最初を飾るのはその映画の主演と言うことだ、これを譲ると言うことは主演ではないと言っているものだ!」と言って申し出を断ったのです。 さーこれで困ったアーウィンアレン、頭をひねり出した答えはテロップ同列併記でした。 そして再度試写をポールニューマンに見せました。 「なんだこれは、俺の名前が奴の右にあるじゃないか!これでは同じだ!俺は認めん!」 そうです、確かに同列ですから映画冒頭テロップの最初を飾ることは良いのですが、左にマックウィーン、右がポールだったのです。 この世界では同列の場合、左の方が格が上になるのです。 そんなことを知らないアーウィンでは有りませんでしたが、公開が差し迫っていたために、あわよくばと思ったのでしょう。 そして、スタッフ一同あれやこれや考えた末、出来たテロップは、同列併記ではありますが、右にあるポールニューマンの名前を若干上にずらし、左にあるマックウィーンの名前よりも上にあることでお互いのプライドを守ったと言うことで折り合いを着けたそうです。 そして映画は無事公開!記録的な大ヒット!さすがに2大ビッグスター、迫力は満点で多くの映画ファンを魅了いたしました。 この「タワーリングインフェルノ」共演した俳優も実はビッグで。 慕情のウイリアム・ホールデンとジェニファー・ジョーンズ 俺たちに明日は無いのフェイ・ダナウェイ 足ながおじさんのフレッド・アステア ナポレオンソロのロバート・ヴォーン 将軍のリチャード・チェンバレン めっきり奥さん殺しで話題になったO・J・シンプソン などなど・・ もしよろしければ、お近くのビデオショップにてご覧頂ければその様子も確認でき、更にこの映画を見るに至って、また違う楽しみ方も出来ると思います。 是非ご覧ください。 1980ー11月にマックウィーンは没しています、そしてポールニューマン・・・ この二人に代わるほどの俳優は現在いるでしょうか? 一映画ファンとして心よりご冥福をお祈りいたします。。。 最後にお約束。 「いやー映画って本当に良いものですね。それではみなさん さいなら さいなら さいなら・・・」 |
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コメント
ホームレス emuさん 日曜の夜はふけ、明日も仕事だ〜と思いつつ、少し憂鬱な思いを持ちながら・・zzzzz (08/10/22 03:54)
emu いやー映画って本当に良いものですね。それではみなさん さいなら さいなら さいなら・・・よくそのフレーズを聞いたあとでふとんにはいって眠っていました。スヤスヤzzz.... (08/10/21 19:18) ホームレス まりあさん このコメントを見る限り、まりあさんも相当映画ファンですね^^なんとも嬉しい限りです^^でも、ベンケーシーを良く見てた?ひょっとして私より年上?(ナイショ)^^ (08/10/21 00:46) ホームレス 30代おやじさん もう二人ともこの世を去りましたが、水野さんと淀川さんのコラボです^^ (08/10/21 00:39) まりあ ポールニューマンさんといえば『銀の盃』でしょうか(*^_^*) グレゴリーペックさんとエディ・アルバートさんが登場するあの映画が好きでした。もちろんあの有名な彼女もね^^ 銀幕で彼らを見たときはドキドキしたものです☆ ヴィンセント・エドワーズさん主演のベンケーシーもよく見ていました♪まさに奥様殺しw (08/10/20 20:57) 30代おやじ 最後のシメがいいですね。淀川さんでしたっけ? (08/10/20 20:36) |
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