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 ■ 2007/05/06 (日) 人の話なんか聞くな!


「人の話なんか聞くな!」 堀場雅夫 ダイヤモンド社

堀場製作所の創業者。
1924年京都生まれ。京都大学理学部在学中に堀場無線研究所を創業。
高精度PHメーターの開発に成功し、1953年に堀場製作所を設立した。全社一丸となって研究開発型のベンチャーのモデルともいえる企業を作り上げた。1971年に堀場製作所は1部上場を果たした。
資本金117億、年間売上が連結で1160億程度のなかなか好調な会社である。血球計数装置が海外で好調、大型自動車排ガス装置は世界シェア80%の技術屋である。
人生哲学である「おもしろおかしく」を社是に制定。

「成功している人は、実際人の話を聞いていない」

我々の耳に入る情報の99%がノイズであり、残りの1%が重要なシグナルである。
成功者はその1%をノイズの中から聴き分け確実にとらえるのである。
だから成功者は、人の話をほとんど聞いていないのだという。

聞き取った人間は重要な情報を手にし勝ち組に上がる。聞き取れなかった人は、聞きとった人の下につくことになるのだ。
つまり、いかに膨大な情報の中から必要なシグナルを見つけ出すかによって、仕事ができるかどうかが、決まると言うことなのです。

「聞く(ヒアリング)と聴く(リッスン)とは違う」

人の話の聴き方でも二通りあるという。
ひとつは、人の話を世の中にある様々な意見として聞く聞き方。
もうひとつは、相手を「師」として深く共感しながら、自分の生き方の指針をそこから得ようとするような聞き方である。

つまり聞くとは一つ目のようにただ聞いているだけあり、聴くとは、聴いた事を頭で咀嚼し自分の中に取り入れ、そこから何かを学ぼうとする事なのです。

「腹の立つ相手に心から頭を下げられる人になれ」

優秀な人ほど頭が低く、けして威張らないものなのです。そしてよく人の話を聞く人なのです。そんな人は情報を沢山集めています。そうすれば説得力が備わり、その人の話を聞きたい人が増えてきて、尊敬され集まる情報も増えてくるのです。
ただ気を付けないといけないのが、相談した時に耳障りいい事を言って頼りになると思わせる人がいると言う事なのです。なんで間違った事を注意してやれないのかと思いますが、苦言を言えばむっとされるので、中々言えない物なのです。

だが苦言を言ってくれる人こそ、自分の為を思ってくれていると肝に銘じた方が良いと言う。その苦言は正しいのか、間違っているのかを判断し、正しいと分かれば自然に感謝する事になるのです。

著者の堀場雅夫氏がもっとも言いたかった事は

「その場で理解できず、後になって意味が分かった時、非礼を詫びて頭をさげ感謝しなければならない。そうして物事を正しく対処していくことが、自分を育てていく事になる。人の話は耳で聴くな!心で聞け!!」


この本を読んで・・・実に耳の痛い話でありました。






お名前   コメント

へたれ はむさん・・・ええ・・・血が出るぐらい痛いですね。 (07/05/10 22:55)
へたれ sinさん・前回書いた堀之内さんの本にも書かれていました・・・堀之内はカーネギーのいい所ばかりまねをして、失敗したそうです。信じるならすべて信じなければならないのです。 (07/05/10 22:54)
はむ いやぁ、、実に耳が痛いですなぁ。歳取るごとに無意味に頑固になってる気がしますので。。 (07/05/07 21:18)
sin 実際、会社では上司が利益上げるため「オレの話を聞け。命令だ。」と言われる事が多々ありますが、そんな時、聞いているフリをして、、、「あっこの部分だけはいいなぁ。」と自分が感じたとこだけを聴いて盗み自分のオリジナリティに活用してましたわ。 (07/05/07 03:05)
へたれ アファさん・どうでしょうね・・・この本はゴーストライターが堀場さんの話をまとめた物ですから、なんとも言えません・・・ただ読んでみると、中々の頑固親父です。結果として優良企業の親父ですからね。 (07/05/07 00:17)
へたれ 外は雨さん・間違えました。訂正させて頂きます。 (07/05/07 00:14)
へたれ 下っ端さん・その通りですな・・・感謝するのはいつ? (07/05/07 00:13)
アフォ この人の話も聞くなっ って事ですね あ 違うか どっちだろ (07/05/07 00:12)
外は雨 資本金1005億で売上が800億? (07/05/07 00:08)
下っ端公務員 私と34才の男の関係に似てますね。  (07/05/06 22:55)


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