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去年の７月頃の話、眩しい太陽の下、いつもの場所で朝から楽しんでいた、後ろに気配を感じたので振り向いたら、見知らぬ３〜５歳位の子供が、バケツに浮かんでいる魚をジッと眺めていた、『大きい魚やろ〜あげようか！？欲しいならやるで』と声かけたけど、魚に興味はあるものの、遠慮してか、いいと首を横に振る〜
じゃー少し海釣りやってみるかい！？と声かけたら、目を輝かせやりたいとの事、でもよく考えたら私が使用している竿は長さ５ｍ、約２０号の銅突きオモリをつけているので、子供が普通に持って振り回せる重さじゃない、下手に持たせて、転んで海に落ちては大変だと思い・・・３〜４回ほど私が沖に投げ、神経を研ぎ澄ませる〜魚のアタリを合わせ、その続きを子供に任せた、よーし竿は支えてあげるから、リール巻け巻けと教える、もう魚は針にかかっているから安心、子供の巻くスピードに合わせ、竿をあげたり、下げたり微調整、見事に威勢が良い２匹のアジを釣りました、おおっ凄いな、跳ねるアジに子供も興奮〜君が釣った獲物だからか記念に持って行きなよと、素早く内臓処理して、ビニール袋に持参している氷と一緒に入れ持たせてあげました〜
僕が釣ったんだよ、見て見てと母親に自慢している姿が、可愛らしかった〜自ら魚を釣る楽しさを知った彼は、将来に私を超える★釣り人★になるでしょう・・・バイバイと嬉しそうに手を振り、名も知らぬ親子は、家路へと消えて行った、釣り場にも小さなドラマがある、魚を取る事ばかりがゴールではない〜釣りの楽しさを教え、興味を持たせてあげるのも真の釣り人の役目なのだろう、自分も９０歳の元・漁師さんに教えてもらい、年間１０００匹を取れるまでになったものだ、魚も大漁、心も満足そんな毎日であるといいなー。
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