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なんとなく・・・。 |
■ 2008/01/22 (火) vol 8 「迷路」 |
「5」
焼けてしまった。 希望の大学に合格したじゅんには徒労の色が濃く その分 進学がうれしくもあった。 家族の死、掌の数字 みゆへの心配、配慮。 それと同時にする大学受験はかなり厳しいものであった。 「5」番目を殺した時 みゆに見せたことを後悔した。 掌の数字は「374」 チカラを使う目的を探すよりも、犠牲にする人間を選ぶことの方がむずかしかった。 世間は犠牲者の持つ「数字」、謎の変死の話題で持ちきりだ。 じゅんの家庭では、実際に「数字」の付いた犠牲者が3人出ていたため、 特に父親は 真相を解明したいと思っていた。 結果、息子が殺したようなものだが・・・。 「じゅん大学合格おめでとう!。」 そのわりには父は明るい。 「ありがとう!、1年間迷惑かけました!」 「それで、どうする?通える距離ではあるが、ちょっと遠いな・・・。」 「でも、一人暮らしは何かと・・。」 「お金の心配はするなよ。これでも部長だぞ!」 「一人暮らしか・・・。そこまで考えてなかったよ・・。」 じゅんは本当に考えていなかった。 考える余裕がなかったのだ。 「もしもしみゆ?」 「合格したよ。」 「おめでとう!じゅんちゃんいっぱい遊ぼうね!」 いままで辛いことが多かった2人 これからは幸せ だよ。 みゆは全てを精算した気持ちになっていた。 「またせてごめん。これからはもっと会えるね。」 「うん!」 「でも、一人暮らしなんだよ・。」 「そうなんだ!」 「でも、その方が学校が近いからいっしょにいられるね!」 「と、とまりにおいで・・・。」 「う、うん・・・。」 お互いの頬に桜が咲く。 警察は事件を解決させるために動いていた。 |
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コメント
希望の光 フリーランスさん 状況を考え整理していく作業はいがいと大変です。即興でかかせてもらってます。今後の展開がどうなっていくのか、自分では楽しみですね。 (08/01/24 10:24)
フリーランス、 ほほう・・・あなたは文才がありそうだ。それで飯が食えればよさそうだなw ゲームはするかい? あなたの文章を見ているとあのゲームを思い出す。 かまいたちの○、おとぎり○、サイレント○等々 夜中の2時とかにこのゲームしたことあるけどマジ怖かった。 (08/01/24 00:20) |
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