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なんとなく・・・。 |
■ 2008/01/12 (土) vol 2 「電話」 |
8月の夕暮れ時
みゆは部屋で一人ただボーっと テレビをみていた 特にテレビの内容は追っていなかったが 連日の猛暑で少しバテ気味だった 「なんであたしの部屋には扇風機しかないのよ!」 大学に通う姉の部屋にはエアコンが備え付けてあったが みゆの部屋には扇風機しか与えられていなかった しばらく横になると 携帯がなった 「もしもし みゆ?」 「じゅんちゃん!今帰り?」 電車の音が聞こえていた。 「みゆ、聞いてくれよ。掌になんか焼印みたいなのが急にできたんだ。」 「え?焼印て何?」 「あの〜温泉饅頭とかの焦げみたいなスタンプみたいなのだよ」 「やけど?ってこと?」 「違う。なんか模様みたいだし、真中には文字・・・。」 「う、なんだこれは?」 「え?じゅんちゃん?どうしたの?」 「て、ての焼印が数字に変わっている・・・。」 じゅんの掌の焼印は、ついさっきまでのものとは違い はっきりと数字になっていた 「400・・・。」 「じゅんちゃん?い、イタ電?なの???」 「どうしたの?なんなの?じゅんちゃん」 じゅんが少し大きな声を出したので、辺りの乗客が注目している。 「みゆ、とりあえずまた、電話する・・。」 みゆは電話を切られた。イタズラなのか?なんなのか?わからない電話だったが、 じゅんの性格を考えれば、実際なにかおきていると心配になった。 かけ直しても留守電になってしまった。 400の意味がわからずに太陽は姿をけしていった。 つづく? |
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