京都3兄妹殺害:父親「働いても報われぬ 嫌になった」
亡くなった3兄妹の通夜に参列する同級生ら=京都市伏見区で4日午後7時25分、椋田佳代撮影 京都市伏見区の民家で3兄妹が絞殺された事件で、睡眠薬を飲んで自殺を図った父親の尾子(おおじ)光明容疑者(42)=殺人容疑で逮捕=が京都府警の調べに対し、「まじめに働いても報われない世の中が嫌になった」と供述していることが分かった。96年にマイホームを新築。「幸せそう」と近所でも評判だったが、その裏には金銭的に追いつめられた尾子容疑者がいた。事件発生から9日で1週間。府警は将来を悲観した無理心中とみて、さらに動機を追及している。
府警の調べや近所の人の話では、尾子容疑者は妻(39)と中高生の子ども3人、母(72)の6人家族。母は近くの飲食店に約20年勤め、人づきあいのよい「名物おかみ」だった。女手一つで尾子容疑者を育て、自宅(軽量鉄骨2階建て)の土地も購入。05年に完済した新築時のローン数千万円も肩代わりしたとみられる。
一方、尾子容疑者は高校卒業後、職を転々。知人らは「おとなしく、町内の会合にも出席しない」「仕事相手と意見が合わないと、すぐに仕事を放り出した」と言う。室内装飾業に就いていた時には「一回の仕事で何十万円も手に入る」と語ったこともあるが、3年以上前から、母が嫁に内緒で毎月30万円を渡すようになっていた。
勤務先を偽り、妻に「給料」を渡していた尾子容疑者。「6月分はもらわなかった」(供述)ことが、「幸せな間に(子どもを)いかせてやりたい」という同月中旬の日付の遺書につながったのか。今月2日午前2時、睡眠薬を飲ませた子どもの首を、ひもで次々に絞めた。ひもは4月上旬、首をつって死のうと伏見区内のホームセンターで購入したものだった。
「(末っ子の)長女(13)を最後にした。一番短い時間しか生きていないから、一番最後まで生かしておきたかった」。尾子容疑者の供述について、ある捜査員は「思いつめてしまうようなまじめすぎる性格だが、常識外れ」と評し、別の捜査員は「自分を『負け組』と感じているようだ」と話す。だが、なぜ子どもを道連れに考えたのか。その答えは捜査員にもはっきりとは見えていない。【熊谷豪、椋田佳代】
毎日新聞 2007年7月9日 12時35分 (最終更新時間 7月9日 13時21分)
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これが今の日本社会の、日本人の日常生活の現実です。
それでもなおかつ、重税で死に追いやろうとする。
これぞ!
弱 者 切 り 捨 て 国 家
美しい日本
の真の姿なのですぞ。
参議院選挙では、さらに真剣に候補者を選んで、人気取りにごまかされない
まともな国政がさなれるように、少しずつでもかえていきましょう。
投稿者 : 真の美しい日本を考える人 日時 : 07/07/09 19:18